友だちができる時のドキドキ?
絵本/5〜6歳から
やねうらべやのおばけ
しおたにまみこ 作、絵
偕成社 ¥1200
おばけは古い家の屋根裏部屋に住み着いていました。そこは居心地の良い場所でおばけは気に入っていました。ところがある日そのお気に入りの場所にこの家に住む女の子が来るようになったのです。一人で気ままに過ごしていたのに! おばけはなんとかしてその子が来ないようにしようとしますが…。心がキュンとする絵本です。
図書館は楽しいよ!
絵本/4〜5歳から
としょかんへいこう
斉藤 洋 作、田中六大 絵
講談社 ¥1400
あなたは図書館に行ったことがありますか? あまり図書館へは行かないし、利用の仕方もよくわからないという人はぜひこの絵本を読んでみてくださいね。迷路、間違い探し、おかしなクイズなどを楽しみながら図書館のことがばっちりわかってしまう絵本です。親子で楽しめますよ。図書館でお気に入りを見つけたら、おおきな木に買いに来てください! これも大事です!
屋根より高いのかな?
絵本/5〜6歳から
かっぱのこいのぼり
内田麟太郎 作、山本 孝 絵
岩崎書店 ¥1300
ここはかっぱ町。かっぱたちが楽しく暮らしています。明日は年に一度のお楽しみの日。みんなはなんだかウキウキそわそわ。温泉に入って体をきれいにして、友だちもやってきて、前祝いのお祭りも始まりました。そして、いよいよその日。さて何が起こるのかな? かっぱや水の生き物たちのこいのぼりの楽しみ方、なかなか斬新ですよ。
怒りたくはないけれど…
絵本/4〜5歳から
てっかくん
さとうめぐみ 作、絵
教育画劇 ¥1100
やんちゃ坊主のてっかくんは、いつもねぎとろママに「早くしなさい」とか「だめ!」とか辛い言葉をたくさん言われていました。そんなある日、ママの辛い言葉がてっかくんの体に張り付いてしまい…。言ってはいけないと思いつつも、ついつい小言が口をついてしまうことも。身に覚えのあるママも多いのでは? 読むときっとお子さんをギュってしたくなりますよ。
食べたくなっちゃう〜
絵ずかん/3〜4歳から
おかしのずかん
大森裕子 作、福田淳子 監修
白泉社 ¥880
ページをめくると次々現れるお菓子たち。なんて魅力的でなんて美味しそうなんでしょう。見慣れたお菓子もあれば、あまり見かけないものもあります。へえ、レアチーズケーキって日本発祥なんだとか、クリスマスケーキは日本のものなんだとか発見もいろいろ。眺めて楽しくて読んで為になる絵本です。
目指せ葉っぱ博士!
図鑑/5〜6歳から
くらべてわかる 木の葉っぱ
林 将之 写真、文
山と渓谷社 ¥1850
もうすぐ新緑の季節。きらきら光る葉っぱたちが眩しい心踊る光景が待ち遠しいです。見ているだけでなく、葉っぱの名前がわかったらもっと楽しいとは思いませんか? この本では、木の葉をアップでしっかりと紹介しています。似たような種類も違いが書かれているのでちゃんとわかります。これを読んで葉っぱ博士を目指そう!
愛らしいかえるたち(文は舘野さん)
絵本/3〜4歳から
あまがえるのかくれんぼ
たてのひろし 作、かわしまはるこ 絵
世界文化社 ¥1200
3匹のあまがえるが草むらでかくれんぼをしていました。その内の一匹の体の色がだんだん変わって行くのに気づき、仲間は大慌て。一体どうしたんでしょう…。文章は細密生物画家の舘野鴻さん、絵を描かれたのはそのお弟子さんです。メルヘンチックだけど、科学的根拠に基づいて描かれています。
これには深いワケが…
絵本/4〜5歳から
ちこくのりゆう
森くま堂 作、北村裕花 絵
童心社 ¥1300
僕は今日学校に遅刻した。でも、それには深い理由があるんだ。朝起きたら、父ちゃんと母ちゃんがカブトムシに変身してて、おなかが空いたっていうからゼリーあげて、それから野良猫が声かけてきて、それからそれから…。次々飛び出す遅刻の理由がなんともナンセンス。抱腹絶倒間違いなし!
昼寝をするのも楽じゃない
絵本/3〜4歳から
たいへんなひるね
さとうわきこ 作、絵
福音館書店 ¥900
ばばばあちゃんがある日カレンダーに目をやると、もう4月。4月になったら外で昼寝をするのがばばばあちゃんのお楽しみ。でも、外は寒くて、なんと雪まで降ってきた。こんなんじゃとても昼寝なんかできやしません。そこでばばばあちゃんは大きなラッパを持ち出して…。パワフルばばばあちゃんの楽しいお話です。
うさぎみたいに跳ねたいな
絵童話/4〜5歳から
はねるのだいすき
神沢利子 作、長 新太 絵
絵本塾出版 ¥1800
うさぎのピコは跳ねるのが大好き。今日もキンポウゲが花盛りの野原でぴょーんと楽しく飛び跳ねたり、くるりととんぼがえりをしていると、きつねのコンがうるさいぞ、と文句を言ってきました…。この本が出たのは1970年、50年以上前です。でも全然古さを感じさせません。短いお話が4編入っていて、初めての一人読みにもぴったりの一冊です。
手なことがあっても大丈夫!
絵本/5〜6歳から
すきなこと にがてなこと
新井洋行 作、嶽 まいこ 絵
くもん出版 ¥1400
人は皆、得意なことと苦手なことがありますよね。運動は得意だけど人前で発表するのが苦手とか、歌は得意だけど工作が苦手とか…。苦手なことがあるといじけてしまうこともあるけど、自分が苦手なことを得意とする人がそばにいて、きっとカバーしてくれるはず。苦手なことがあっても大丈夫!と背中を押してくれる絵本です。
テクノロジーの行きつく先は…?
絵本/小学高学年から
ウサギ
J. マーズデン 文、S. タン 絵
河出書房新社 ¥1300
ある日、どこからともなくやってきたウサギ。初めは友好的に見えた彼らだったが、いつの間にか数を増やし、先住民の土地を奪い、木を切り、水や空気を汚していった。もう平和な日々は返らない…。ウサギはテクノロジーを武器に自然を征服していく文明を象徴しています。数々の話題作を送り出してきたオーストラリアの画家ショーン・タンの絵本デビュー作です。
春が待ち遠しい…
絵本/3〜4歳から
もりのてがみ
片山令子 作、片山 健 絵
福音館書店 ¥900
森の中の家に住んでいるひろこさんは森の動物たちに手紙を書きました。りす、とかげ、ことり、うさぎ。みんなひろこさんがいっしょに遊んだ動物たち。春になってすみれが咲いたらまた遊びましょう、と書いた手紙をもみの木に結びつけました。そして、暖かい日が続いたある朝…。春を心待ちにする気持ちを描いた絵本です。
「はじめて」はどきどき
絵本/4〜5歳から
はじめてのはじまり
中川ひろたか 文、中野真典 絵
小学館 ¥1300
朝日が昇って1日が始まる、幕が開いて舞台が始まる、じゃんけんで鬼が決まって鬼ごっこが始まる。全ての事柄には「はじまり」があります。この絵本ではそんな様々な「はじまり」が描かれています。春はたくさんの「はじまり」の季節。新たな始まりを迎える子への贈り物にぴったりの絵本です。
こんな殿様がいたら楽しいね
絵本/4〜5歳から
とのさま1ねんせい
長野ヒデ子、本田カヨ子 作、絵
あすなろ書房 ¥1300
あるお城に遊ぶことが大好きなお殿様がいました。家来がいくら勉強するように言っても遊んでばかり。もうすぐ一年生になるんですよと言ったら、そんなのいやだ!と雲隠れ。困った家来たちは、さてどうしたでしょうか? お殿様は一年生になれるかな?ゆかいなお殿様のお話です。
こんな殿様がいたら楽しいね
絵本/4〜5歳から
ひなまつりパーティー はるらんらん
すとうあさえ 文、山田花菜 絵、川島雅子 レシピ提供
ほるぷ出版 ¥1300
3月3日はひなまつり。女の子の節句ではあるけれど、春が来たのを喜ぶという意味もあるので、その点では男女関係なくお祝いしちゃいましょ。お雛様のお寿司、春の野原サラダ、などなど。どれも美味しそう。レシピもあるのでぜひお家で作ってみてはいかがですか?
孫と祖父の心の交流物語
読み物/小学中学年から
おじいちゃんとの最後の旅
U. スタルク 作、K. クローザー 絵、菱木晃子 訳
徳間書店 ¥1700
ぼくのおじいちゃんは入院中。おじいちゃんはわがままで、汚い言葉ばかり使うので、周りからは好かれていないけど、ぼくは大好き。パパに嘘をついて、時どきお見舞いに行くんだ。ある日、おじいちゃんがぼくに、以前暮らしていた家に戻る、という内緒の計画を打ち明けた。ぼくはおじいちゃんのために完璧な計画を立てたんだ…。祖父を思う孫の気持ちが描かれた心温まる物語です。
さあ、お散歩しましょ!
写真図鑑/大人向け
散歩の草花図鑑
岩槻秀明 著
大和書房 ¥800
まだまだ寒い日が続きますが、あと少しで春です。春になると暖かい日差しのもとお散歩したくなりますよね。足元には花々が。でも名前がわからない。この本では、そんなごくごく身近な植物を、カラー写真でたくさん紹介しています。文庫サイズなので持ち歩きにぴったり。遠出しなくても近所で自然に親しんでみませんか?
鳴き声合戦始まるよ!
絵本/3〜4歳から
かあかあ もうもう
丹治 匠 作
こぐま社 ¥1200
一本の木の上には、からす。その木の根元には、牛がおりました。からすは、かあかあ、牛はもうもう、と普通に鳴いていたのですが、鳴き声の大きさを競い始めてだんだんエスカレート! しまいにはお互い疲れてしまい…。からすと牛に分かれて読み合いすると楽しそうな絵本です。
動物の鳴き声も国が違えば…
絵本/4〜5歳から
うしはどこでも「モー!」
E. S. ワインスティーン 作、K. アンダーソン 絵、桂かい枝 訳
すずき出版 ¥1400
動物の鳴き声は国によって表現の仕方が違うんですよ。例えばニワトリ。日本では「コケコッコー」、イギリスでは「カッカドゥドゥルドゥ」、フランスでは「コッコリコー」。他の動物もお国によっていろいろなんだけど、うしはどこの国でも「モー」なんですって。面白いですね。
うしがうしろをふりかえると…
絵本/3〜4歳から
うし
内田麟太郎 作、高畠 純 絵
アリス館 ¥1300
なんかご用?とでも言いたげにこちらを振り返る牛。絵本をめくると次々と牛が登場。おそらく前代未聞、牛しか出てこない絵本です。牛がずら〜っと並んだり、ページにはみださんばかりに多くの牛が!「モ〜けっこう!」なんて…。三四郎店長の絵本ライブでも人気です。
ゆきだるまのヒミツが…
絵本/4〜5歳から
ゆきだるまはよるがすき!
C. ビーナー 作、M. ビーナー 絵、せなあいこ 訳
評論社 ¥1300
昨日作った雪だるまが朝になるとなんだか違う形になってるなって思ったことないですか? 実は、雪だるまは夜になるとみんなで集まって楽しく遊んでるんですよ。ダンスを踊ったり、そり遊びしたり…。ホントかな? 夜の風景がとても美しく描かれた幻想的な絵本です。おまけの探し絵もありますよ。
あったらいいな、こんな豆!
絵本/5〜6歳から
オニたいじ
森 絵都 作、竹内通雅 絵
金の星社 ¥1300
ある神社で恒例の豆まきが行われておりました。オニに向かって、いつもと同じように豆を投げております。ところが一点だけいつもと違っていました。今年の豆はよく考える豆だったのです。神社のオニは本物ではないと見抜いた豆は本物のオニを探しに行きました。壮大なオニ退治をお楽しみあれ!
おばさんを侮るなかれ!
読み物/大人向け
イラストレイテッド 日本のおばさん
豊村真理 イラストと文
バジリコ ¥1300
「おばさん」と言われるとなんかムっとしてしまうけれど、年齢的にはまごうことなくおばさんの私。この本では、ヘアスタイル、服装や美容院、電車の中などカテゴリーに分けて「おばさん」をスケッチしています。あ〜こんな人いるいる、この人私っぽい、この服はナシだよね、などなどつい見入ってしまいます。
秋です! アートしませんか?
絵本/3〜4歳から
ばけばけ はっぱ
藤本ともひこ 作、絵
ハッピーオウル社 ¥1200
秋は落ち葉や木の実がきれい。この絵本では、そんな落ち葉や木の実を並べてできる動物がたくさん紹介されています。最初は落ち葉に隠れていて全部は見えないけれど、ページをめくると落ち葉の下からその動物が出てくる、というしかけになっているので、何かな?って考えるのも楽しいです。
動かないから魅力的?
絵本/4〜5歳から
うごきません。
大塚健太 作、柴田ケイコ 絵
パイ インターナショナル ¥1350
ハシビロコウって知ってますか? 何があっても動かないことで有名な鳥ですよ。どれだけ動かないかっていうと、へびが来ても、かばが来ても全然動かないんです。じゃあ、鼻がバナナになったぞうが来ても? ペンギンが空を飛んでも? 首の短いキリンが来ても? やっぱり動きません。おや?ハシビロコウの目の前に魚が! さあ、どうするかな?
きっかけは小さなことなのです
絵本/小学低学年から
アネモネ戦争
上村亮太 作、絵
BL出版 ¥1500
昔、一人の王様が美しいアネモネを独り占めにしたいと、たった一人で花を眺めていました。しかし、種ができ、花は隣の国でも咲くようになってしまいます。怒った王様は戦争をしかけ…。たった一人の強欲から戦争は始まり、人々は気づかないうちに巻き込まれていく。声高ではないけれど、戦争の愚かさ、平和の大切さを語る絵本です。
世界のどこかで戦争が…
写真絵本/小学高学年から
これから戦場に向かいます
山本美香 写真と文
ポプラ社 ¥1600
2012年にアレッポで政府軍の銃撃を受け、亡くなった写真家山本美香さん。世界の様々な様々な戦場で命を賭して写真を撮り続けた彼女。悲惨な写真の他に、子どもたちの笑顔といった日常を写したものもあります。今、この時も、世界のどこかでは戦争が起こっており、巻き込まれている人々がいる、そんな事実を忘れてはいけない。この本は静かに訴えます。
せいめいのれきしファン必見!
読み物/中学生から
深読み! 絵本『せいめいのれきし』
真鍋 真 著
岩波書店 ¥1500
半世紀にわたり読み継がれている『せいめいのれきし』ですが、その間に新しい発見もあったりで、2015年に改訂版が出版されました。その際に監修に関わった恐竜博士、真鍋氏がさらに詳しく解説してくれているのがこの本です。絵本だけでも充分魅力的ですが、この本を読むとさらに深い理解が得られ、さらに魅力が増します。
まず自分の頭で考えよう!
エッセイ/大人向け
せやろがい!ではおさまらない
せやろがいおじさん 著
ワニブックス ¥1300
YouTubeで34万人のフォロワーを持つせやろがいおじさん。赤いTシャツにふんどしという独特のスタイルで世の中の様々なことを切りまくる動画に、そうそう、と強く肯いていた方も多いと思います。では、今度はぜひ活字でじっくりと彼の主張を読んでみてください。同意する部分、?と首をひねる部分もあると思います。ともかく考えることが大事なんです。
魅惑のオムライス!
絵本/3〜4歳から
オムライス ヘイ!
武田美穂 作、絵
ほるぷ出版 ¥1100
みなさんはオムライス好きですか?卵の黄色とケチャップの赤がなんとも食欲をそそる色合いですよね。この絵本では、その魅惑のオムライスの作り方をリズミカルな文章と、とっても美味しそうなイラストで紹介してくれています。読むと絶対オムライス作りたくなります。今日のお昼は、オムライス、ヘイ!
秋の林は宝物がいっぱい!
絵本/4〜5歳から
はやしでひろったよ
大久保茂徳 監修
ひさかたチャイルド ¥1300
秋になると、公園などに、赤や黄色に色づいた葉っぱや、いろいろな形の木ノ実が落ちていますよね。ついつい拾ってしまう、なんて人も多いかも? この本では、葉っぱがなぜ色が変わるのかとか、どんぐりやまつぼっくりがどのようにできていくかを写真で詳しく解説してくれています。遊び方やどんぐりの育て方なども載っていますよ。
妖怪だってハロウィンやりたい!
読み物/小学中学年から
妖怪一家九十九さん 妖怪一家のハロウィン
富安陽子 作、山村浩二 絵
理論社 ¥1300
化野原団地にひっそりと暮らす妖怪一家九十九さんの元へ、海外からお客様が来ることに。そのお客様とはドイツの狼男と魔女ご夫妻とその子たち。日本の妖怪一家の暮らしぶりを見たいということだとか。九十九家のろくろっ首ママは大張り切りですが、何かよからぬことが起きる予感が…。さて、九十九一家は無事お客様をおもてなしできるのかな?
差別に揺れるアメリカの今を描く
読み物/小学高学年から
キャラメル色のわたし
S. M. ドレイパー 作、横山和江 訳
すずき出版 ¥1600
オハイオ州に暮らすイザベラは、両親が離婚してしまい、父親と母親の家を1週間交代で行ったり来たりするという生活を送っています。そのためなんとなく気持ちが落ち着かない日々を送っていました。その上、人種問題や、両親がそれぞれパートナーを見つけ再婚することになる、など問題は山積み。そんなある日彼女が事件に巻き込まれてしまい…。十代の女の子の目を通してアメリカの今を捉えた作品です。
こんな迷惑生物いるいる。
読み物/小学高学年から
カサうしろに振るやつ 絶滅しろ!
氏田雄介 原案、武田侑大 絵
小学館 ¥1000
カサの尖った方を後ろに振る「カサウシロフルス」。前例ばかりにこだわる「ゼンレイナイト」。順番を抜かす「ナラバンゾウ」など、よく見かける迷惑行為などをする人に恐竜などになぞらえたユーモラスな名前をつけて紹介した本です。センス抜群のネーミングとこんな人いるいる、という観察力の鋭さに驚きます。子どもだけでなく大人にも是非読んでもらいたい一冊です。
無人島で生き抜く知恵満載
ノウハウ本/中学生から
無人島冒険図鑑
無人島プロジェクト 編、梶 海斗 著
秀和システム ¥2000
無人島に行ってみたいと思う人いますか? 水もないし、電気もないしで不便だけれど、その代わり自由はたっぷり時間もたっぷり。なんだか魅力的に思えませんか? では無人島ではどのように暮らせば良いのか、何が必要なのかそんなノウハウを細かく教えてくれるのがこの本です。この本読んであなたも無人島デビューしてみませんか?
満月の晩、湖に現れたのは?
絵本/3〜4歳から
つきよのかいじゅう
長 新太 作、絵
佼成出版社 ¥1359
怪獣が現れる、という言い伝えのある湖で、一人の男がカメラを構えていた。ある満月の晩、ついに湖から怪獣の頭らしきものが現れた。こんな怪獣だろうか、あんな怪獣だろうかと想像する男の前に現れたその正体は、さて何だったのでしょう。長さんならではの意外すぎる展開をお楽しみください。
おつきさんはおいしそう!?
絵本/2〜3歳から
まんまるおつきさん
ねじめ正一 作、さいとうしのぶ 絵
偕成社 ¥700
秋は月が美しい季節ですよね。涼しい夜風に吹かれて、満月を眺めていると、なんだかおいしそうなものに見えて来ませんか? おもち、目玉焼き、それともお好み焼き? 食いしん坊の妄想はどんどん膨らんでいきます。あなたは何に見えますか? 三四郎店長の4枚目のCDにも収録されている絵本です。ぜひ、歌も聞いてみてね!
だいじょうぶは魔法のことば
絵本/5〜6歳から
だいじょうぶ だいじょうぶ
いとうひろし 作、絵
講談社 ¥1300
僕が小さかった頃、いろいろなものを怖がるたびに、おじいちゃんは僕の手を握って、「だじょうぶだいじょうぶ」って言ってくれた。僕はそれでとても安心できたんだ。僕は大きくなった。だから今度は僕の番。おじいちゃんに言ってあげるんだ。「だいじょうぶだいじょうぶ」って。孫と祖父の心の交流にじんとします。
憧れのおじいちゃん!
絵本/4〜5歳から
ぼくのおじいちゃん
C. ソブラル 作、松浦弥太郎 訳
アノニマスタジオ ¥1500
孫の「ぼく」の目を通して描かれるおじいちゃんの日常。時間に縛られず、散歩や習い事、ランチなどを楽しみながら優雅に過ごす素敵なおじいちゃんの姿が描かれています。こんな風に歳を重ねられたらいいでしょうね。コロナ禍でなかなか会えないおじいちゃんへのプレゼントにもぴったりの絵本です。
コージズキンパワーをもらおう!
画集/大人向け
スズキコージの大魔法画集
スズキコージ 著
平凡社 ¥2600
パワフルでハートフルな画を描き続ける男、スズキコージ! この画集は、展覧会などに飾られてきた、絵本にはない絵画やオブジェやらをなんと290点も紹介しています。画面からはみ出しそうな繊細かつ自由奔放な絵、遊び心いっぱいのオブジェ。見れば見るほど、大千世界に引き込まれてしまいます。これでもかというくらいスズキコージが溢れています。パワーもらえそう!
ファン必携の大画集です!
「世界一周絶景の旅」の日本版
写真集/大人向け
365日日本一周絶景の旅
TABIPPO 編
いろは出版 ¥3400
今年の夏はコロナの影響で旅行ができなかったという方も多かったのではないでしょうか。見慣れた風景ばかりではなく、たまには違う風景が見たい、そんなあなたにおすすめなのがこの写真集。日本各地の絶景が365か所紹介されています。その日の気分でパラパラ見るのもよし、自分の誕生日はどこかなと見るもよし。絶景に癒されてください。
海にはヘンな生き物がいっぱい
絵本/4〜5歳から
いそあそびしようよ
はたこうしろう、奥山英治 作、絵
ほるぷ出版 ¥1300
僕のおばあちゃんの家は海の近く。だから夏休みは海でお兄ちゃんと遊ぶ。いつもは泳いだり、砂で遊んだりするだけだけど、今年の夏はお兄ちゃんが取って置きの場所へ連れて行ってくれた。そこはね…。岩場の潮溜まりは生き物の宝庫。この絵本読んだら磯遊びしたくなりますよ。
幽霊が出るなんて、まさか…
絵本5〜6歳から
おいで…
有田奈央 文、軽部武宏 絵
新日本出版社 ¥1500
僕の家の近くにある公園のトイレには幽霊がでるという噂が広まって、そのトイレを使う人はあまりいない。でも、ある日散歩の途中におなかが痛くなって、どうしても我慢できなくて、そこに行くしかなくなってしまったんだ。幽霊なんて噂だけ大丈夫。ぞ〜っとする怖い絵本!
肉を食べて元気にすごそう!
絵本/4〜5歳から
にくのくに
はらぺこめがね 作、絵
教育画劇 ¥1300
肉の国にはいろいろな王様がいます。ローストビーフ王、からあげ王、ハンバーグ王、テリヤキチキン王…。みんな自分たちが一番おいしいと言ってゆずりません。そこに現れたのはスキヤキ王。さあ、勝負の行方は? 見開きいっぱいに描かれたお肉料理のなんと美味しそうなこと!
歌うように読んでみませんか?
絵本/3〜4歳から
五十音
北原白秋 詩、高畠 純 絵
光村教育図書 ¥1200
「あめんぼあかいなあいうえお」誰もが一度は聞いたことがあるフレーズですが、これは北原白秋の詩の一部なのです。では、みなさん、マスクの下で強張った表情筋緩ませて、大きな声で読んでみませんか? 高畠さんのイラストもとても楽しく明るい気持ちになってきます。
キンコンカンは平和の音
絵本/5〜6歳から
キンコンカンせんそう
J. ロダーリ 作、ペフ 絵、A. ビナード 訳
講談社 ¥1500
終わりが見えない激しい戦争。ついには武器にする金属がなくなってしまいました。戦争を続けたい将軍たちは国中の教会の鐘を集めるように命令します。そして出来上がった巨大な大砲。将軍は「打て!」と命令したのですが…。戦争の愚かさをユーモア交えて描いた絵本です。
夏休みに岩石採集はいかが?
図鑑/小学低学年から
これだけは知っておきたい 岩石・鉱物図鑑
D. デニー 著、小田島庸浩 訳
パイインターナショナル ¥1800
岩石と鉱物ってどう違うのかな? 宝石ってなんだろう? この本はそんな疑問にわかりやすく答えてくれます。写真もふんだんに使われているので、視覚的にもとてもわかりやすく綺麗です。子どもからおとなまで楽しめる図鑑です。
さあ、恐怖のにらめっこ!
絵本/4〜5歳から
こわめっこしましょ
tupera tupera 作
絵本館 ¥1400
にっこり笑ったひとつ目小僧。ちょっと怖いけど、可愛くもあるかな? でも、ページをめくると、豹変したこわ〜いひとつ目小僧が。次はにっこり笑ったフランケンシュタイン。ページをめくると…。次々出てくるモンスターたちとの、にらめっこならぬ、こわめっこ。あなたはこの恐怖に耐えられるかな?
鬼だって休みたい
絵本5〜6歳から
オニのサラリーマン
じごくの盆やすみ
富安陽子 作、大島妙子 絵
福音館書店 ¥1400
お盆になると、地獄の亡者たちはみんな地上へ里帰り。地獄は空っぽになります。だから鬼たちは大忙し。地獄の大掃除をしなくちゃいけませんからね。針山の針を磨いて、血の池地獄も血を全部抜いて大掃除。どこもかしこもピカピカになりました。そして、次の日は待ちに待った鬼たちの休業日。やれやれ…。
お魚食べたい猫二匹
絵本/4〜5歳から
ルッキオとフリフリ おおきなスイカ
庄野ナホコ 作、絵
講談社 ¥1300
いつもおなかを空かせている猫のルッキオとフリフリ。大きなお屋敷に就職(?)することを夢見ていますが、世の中そんなに甘くありません。そんなある日、フリフリが庭でとても大きなスイカを発見。これを売ってそのお金でマグロを買おうと目論んだ二匹でしたが、果たしてどうなるでしょうか?
見つかるかな?
絵本/3〜4歳から
むれ
ひろたあきら 作、絵
KADOKAWA ¥1000
ページをめくると、ヒツジやキリン、おばけなどいろんな「むれ」が描かれています。でも、よく眺めてみるとひとつだけ違うのが混ざっていることに気づきます。ヒツジの群れの中に一匹だけ毛のないものがいたり、キリンの中に首の短いのがいたり。群れの中から探すのに、大人もつい夢中になってしまいます。何か深いメッセージも込められているようなこの絵本。親子でお楽みください。
違いがわかるとおもしろい!
図鑑/5〜6歳から
くらべてわかる昆虫
永幡嘉之 文、写真、奥山清市 写真
山と渓谷社 ¥1800
夏です。虫の季節です。いろいろ虫を採っても似たものがいて、正確な名前まではよく分かりませんよね。そんな時に便利なのがこの本です。同じ仲間が見開きページに載っていて、細かい部分の解説も詳しく書かれています。昆虫採集のお供にぴったり。目指せ、虫博士!
法律は大事です
読み物/小学低学年から
こども六法
山崎聡一郎 著、伊藤ハムスター 絵
弘文堂 ¥1200
六法とは、通常は憲法、刑法、民法、刑事訴訟法、民事訴訟法、商法ですが、この本では商法の代わりに少年法、いじめ防止対策推進法を紹介しています。難しい法律を子どもたちの生活に照らして、分かりやすく解説。普段の生活では、法律なんか関係ないと思っていても、いざという時きっと役に立ちます。
歯医者さんが食べられる?
絵本/5〜6歳から
歯いしゃのチュー先生
W. スタイグ 作、絵、うつみ まお 訳
評論社 ¥1300
腕利きの歯医者さんチュー先生の所にはいろんな動物がやってきます。どんな動物でも快く治療する先生でしたが、ネコなど危険な動物の治療はお断り。だって、先生はネズミなんですから。ところがある日、チュー先生の元にキツネの患者がやってきます。さあ、どうするチュー先生。ユーモアたっぷりの展開をお楽しみください。
しじみとおばあさんの友情?
絵本/小学中学年から
うたうしじみ
児島なおみ 作、絵
偕成社 ¥1200
ある日、魔法使いのおばあさんは夕飯に食べようと、しじみを買ってきました。ところがいざ料理をする段になってしじみたちがプチプチという音を立てながら気持ちよさそうに寝ているのに気づいてしまい、食べることができなくなってしまいます。次の日も、その次の日もおばあさんはしじみを食べることができません。さあ、しじみの運命やいかに!
今度のお札は?
読み物/小学中学年から
お札に描かれる偉人たち
楠木誠一郎 著
講談社 ¥1400
2024年に紙幣のデザインが変わるというニュースを記憶されている方はどれくらいいらっしゃるでしょうね。今回は一万円札が渋沢栄一に、五千円札が津田梅子に、千円札が北里柴三郎に変わります。それぞれの人がどんな人物で何をした人かわかりますか? 頭の中に?マークが浮かんだ人はぜひこの本を! とてもわかりやすく三人のことが書かれています。読みやすい文章ですよ。
人間になった猫が大暴れ!
読み物/小学高学年から
人間になりたがった猫
L. アリグザンダー 作、神宮輝夫 訳
評論社 ¥1200
猫のライオネルは、「私を人間にしてください」と飼い主である大魔法使いのステファヌスにお願いしました。もちろん断られたのですが、再三願い出て、ついに魔法の力で、猫は人間に!意気揚々と人間の世界に出かけて行ったライオネルでしたが、見た目は人間でも中身は猫なので、行く先々で大騒動を起こすのでした。40数年読み継がれたとても楽しい物語です。
癒し系アザラシ
写真集/どなたでも
まるすぎるアザラシ
桑田知穂 著、写真
パイインターナショナル ¥1200
コロナによる自粛が続き、動物園や水族館に行けなくなってしまいました。動物や魚に会いたいな〜なんて思っている方も多いのではないでしょうか?この本の主人公は、大阪の海遊館にいるアラレちゃんという名前のアザラシです。水槽から顔出して浮いているところとか、気持ちよさそうに目を閉じているところなど、まるで人間のようです。眺めているとにんまりしてしまいます。癒されますよ。実際のアラレちゃんに会いたくなります。
悩めるあなたに!
読み物/大人向け
いきもの人生相談室
小林百合子 文、小幡彩貴 絵
山と渓谷社 ¥1200
人には悩みはつきもの。悩みのない人など多分いないはずです。モテない、仕事が忙しくて出会いがない、学校に行くのがめんどくさい、お金がたまらないなどなど、悩みは尽きません。そんな悩みを、動物たちがバッチリ解決してくれます。読むと肩の力がスッと抜けて、楽になれる…かも?
暇を持て余しているあなたに
お絵かき絵本/5〜6歳から
ノージーの ひまつぶしブック
tupera tupera 作
金の星社 ¥1200
学校が休みで、ひたすら時間をもてあましてるなんていう人多いのでは? そんなあなたにオススメします。とことん線を描くとか、ぐるぐるを描くとか。好きな色をとことん塗るとか、迷路、工作と、ひまつぶしアイテムがてんこ盛りですよ。どのページから始めてもいいし、いやになったら途中でやめたっていい。自分のペースで遊んでみよう!
タヌキだって勉強したい
読み物/小学低学年から
タヌキのきょうしつ
山下明生 作、長谷川義史 絵
あかね書房 ¥1100
明治6年、広島県初の小学校が広島市に開校しました。お寺を借りた小さな学校でしたが、子どもたちが喜んで通っていました。その様子を校庭の隅で見ていたタヌキのお父さんは、こっそり人間の子に化けて小学校にもぐりこみます。そして夜になると自分が覚えたことを子どもに教えるようになりました。時は流れ、戦争が始まり、人間の学校もタヌキの学校も巻き込まれて…。
こんな奇抜な虫がいるとは!
図鑑/虫好き向き
ツノゼミ ありえない虫
丸山宗則 著
ネイチャープロ編集室 構成
幻冬舎 ¥1300
みなさん、ツノゼミってご存知ですか? セミとつくけどセミではなく、体長数ミリ程度の小さな昆虫なんです。なのに、その姿形がとにかく奇抜。これに取り憑かれた著者が中南米、アジア、アフリカなどの熱帯地方で採集した138種のツノゼミの標本を集めたのがこの図鑑。種名がまた奇抜で笑っちゃいますよ。
100年生きるって…
絵本/大人向け
100年の旅
H. フォーラ 文、V. ヴィダリ イラスト
前田まゆみ 訳
かんき出版 ¥1600
人生100年時代なんていう言葉が最近よく聞かれます。人生は旅という人もいます。人は誰でも一度しかその旅を歩むことはできず、誰も自分の旅の先はわからないのですよね。この本は1ページが1年となっています。自分がたどって来た道を振り返るのも良いし、これから歩む道を眺めてみるのも良い。自分がこの年に何をしていたか、これからどうなりたいか、この本をきっかけに自分を見つめ直してみるのも良いかも知れません。
料理っておもしろい
図鑑/小学中学年から
料理図鑑
生きる底力をつけよう
おちとよこ 文、平野恵理子 絵
福音館書店 ¥1600
外出規制で外食しなくなった人が多いのでは。時間のある今だからこそ自分で料理してみませんか? この本では料理用語、道具、食材などなど、本当に基本から教えてくれています。主婦歴?年の私でもへ〜と思うこともあったりします。是非この本片手に料理の世界へ足を踏み入れてみてはいかがですか?
驚きの連続です!
写真集/中学生から
めったに見られない瞬間!
ナショナルジオグラフィック 編著
二見書房 ¥2950
この本に掲載された写真は凄腕カメラマンたちによる決定的瞬間ばかりです。奇妙な生き物、自然の織りなす不思議な風景、古代の秘宝、そして人間が作り出す風景、驚かされる光景が次々現れます。このご時世、旅行もままなりませんが、絶対いつかこの目で世界の不思議を見に行こう!と思わせてくれます。写真からパワーをもらえそうですよ!
地面の下にはヒミツの街が
絵本/3〜4歳から
もぐらバス
佐藤雅彦+うちのますみ 作、絵
偕成社 ¥1000
もぐらバスは地面の下を通っています。お客さんはカエルやねずみたち。ある日、いつも通りにもぐらバスが走っていると、キキーっと急ブレーキが! いったい何ごと?とざわめくお客さんたち。なんと地面の下からタケノコが顔を出していたのです。さっそくもぐら建設の穴掘り係が呼ばれてタケノコ掘りが始まりました。春ですね。
剣道っておもしろそう
読み物/小学高学年から
まっしょうめん!
あさだりん 作、新井陽次郎 絵
偕成社 ¥900
メキシコに単身赴任中の父が、同僚にうっかり「僕の娘はサムライガールなんだ」と言ってしまい、道着を来て竹刀をかまえている写真がほしいと頼まれてしまった成美。仕方なく剣道場に通うことになったのですが、今まで運動したこともなく、根性もあまりない成美は苦労の連続の日々を送ることに…。しかし、剣道一筋の監督、仲間に囲まれ次第に変わっていくのでした。爽やかな剣道小説。シリーズもあります。
こんな図鑑見たことない!
図鑑/大人向け
美しき小さな雑草の花図鑑
大作晃一 写真、多田多恵子 文
山と渓谷社 ¥1600
春です。足元を見ると可憐な花たちがたくさん咲いています。この図鑑では、そんな花々を大きくアップで捉えて紹介しています。ただ普通に見ていただけではわからない花びらの模様や、雄しべ、雌しべの様子がとてもよくわかりますよ。新型コロナウィルスの影響でなにかと窮屈な日々ですが、天気の良い日にはルーペを持って、野山に出かけてみませんか?新たな発見がきっとある!
長新太の真骨頂!
漫画/大人向け
これが好きなのよ 長新太マンガ集
長 新太 著、土井章史 編集
亜紀書房 ¥2800
独特のナンセンスワールドを展開し、没後も圧倒的な存在感を示し続ける絵本作家の長新太さん。『キャベツくん』や『ごろごろにゃーん』などの絵本が有名ですが、長さんはマンガもたくさん描かれているのです。『ガロ』『話の特集』『ビックリハウス』などの有名な雑誌に掲載されたものや、短いエッセイなどなど、長さんの魅力をあますことなく紹介しています。長新太ファン必携の一冊ですよ。
自分らしく生きたい!
読み物/中学生から
10代のための生きるヒント
笹田夕美子 著
シャスタインターナショナル ¥1350
春はいろいろ環境が変わる時です。新しい人と会ったりするのは嬉しい反面、どきどきもありますよね。自分らしくと思ってもなかなか難しかしい面もありますよね。そもそも「自分らしさ」っていったい何でしょう。そんな悩みを持っているあなたにぴったりの本がこれです。わかりやすい言葉で生きるヒントが書かれています。プレゼントにも!
兄弟の絆の物語
読み物/中学生から
朔(さく)と新(あき)
いとうみく 作
講談社 ¥1500
朔と新は兄弟です。兄の朔はバス事故が原因で視力を失ってしまいました。兄をバス事故に合わせてしまったのは自分だ、と思い込んだ弟の新は、有望視されていた長距離ランナーの道を自ら閉ざしてしまいます。そんな新に朔は、ブラインドマラソンの伴走者になってほしいと持ちかけます。走るのを辞めた新は初めは渋るのですが…。バス事故によってぎくしゃくした兄弟の関係は戻るのでしょうか…。
幼稚園ってたいへん?
絵本/3〜4歳から
えらいこっちゃのようちえん
かさいまり 文 ゆーちみえこ 絵
アリス館 ¥1300
ぼくは今日から幼稚園。朝バスが迎えに来た。ぼく一人で乗るんだ。えらいこっちゃ。幼稚園に着くとまたまたえらいこっちゃ。ぼくと同い年の子がたくさんいる! ぼく大丈夫かな…。初めて親元を離れて一人で幼稚園に行く子の心理をユーモラスに描いた絵本。ご入園のプレゼントにもおすすめ。
お国によって学校もいろいろ
絵本/4〜5歳から
ナージャの5つのがっこう
K. ナージャ 文、市原 淳 絵
大日本図書 ¥1400
ナージャは、子どものころ両親の転勤に伴い5か国でそれぞれの学校に通い、その体験を元に絵本を作りました。ロシア、イギリス、フランス、アメリカ、そして我らが日本。それぞれとても個性的で楽しそうに描かれているのに、残念なことに日本だけは不思議なことだらけと書かれています。ランドセル、お揃いの帽子、水着、給食などなど。確かにそうかも…。この絵本を読んでちょっと日本の学校のこと考えてみませんか?
日中韓で共同出版の平和の絵本
絵本/4〜5歳から
へいわってどんなこと?
浜田桂子 作、絵
童心社 ¥1500
平和ってどんなことだと思いますか? 戦争をしない、お腹が空いたら誰でもご飯が食べられる、嫌なことを嫌って言える。そう、そして人が人として認められ生きていくということ、そんなことこそが平和ということですよね。今の日本は本当に平和なんでしょうか? この絵本を読みながら皆さん考えてみてください。
ふるさとがなくなる…
絵本/4〜5歳から
みずうみにきえた村
J. ヨーレン 文 B. クーニー 絵、掛川恭子 訳
ほるぷ出版 ¥1500
私が子どもだったころ、故郷は自然に恵まれ、穏やかで美しく、幸せに満ちていた。あの日、ダムができるまでは…。都会へ水を送るためのダムが作られ、湖の底に沈んでしまった故郷の様子を丹念に描いた絵本です。自分の住んでいる場所が湖の底に沈むなんて想像もできません。でもこの絵本を読むと深く、そして、静かな悲しみが伝わってきます。
植物だってすごいんです
かがく読み物/大人向け
したたかな植物 春夏篇
多田多恵子 著
ちくま文庫 ¥920
道端に咲く可憐な野の花。可愛らしいな〜なんてのんびり眺めているそこのあなた!可憐なる植物たちは、実はとてもしたたかなのです。たとえばカタバミには、光センサーや撥水加工が装備されているし、スミレは種に甘い味の脂肪酸をつけてアリに運ばせているし…。様々な植物たちのハイスペックな生き様が紹介されていて、道端の草花を見る目も変わること請け合いです。
浮かれてばかりでいいのかな
読み物/大人向け
親子で読む! 東京オリンピック ただしアンチ!
自由すぽーつ研究所 編
ジャパンマシニスト社 ¥1800
もうすぐ東京オリンピック。皆さんの周りは盛り上がってますか? なんだかマスコミがやたら盛り上げようとしているだけに感じるのは私だけでしょうか。オリンピックを本当に東京でやっていいのか? なぜ暑い夏にやるのか? そもそもオリンピックって何? そんな疑問が頭の中をぐるぐるまわっている方にこの本をおすすめします。浮かれている場合か、今の日本!
こんなひな祭りに行ってみたい!
絵本/3〜4歳から
もりのひなまつり
こいでやすこ 作、絵
福音館書店 ¥900
ある日、ねずみばあさんの元へ「森のひなまつりをやりたいので、おひな様を連れて来てください」という手紙が届きました。ねずみばあさんは蔵の中の箱を開け、おひな様を連れて森へ向かうと、野ねずみ子ども会の子ねずみたちがお出迎え。森の動物たちも集まって森のひなまつりの始まりです。
子どもたちへのエール
絵本/4〜5歳から
おおきくなったら きみはなんになる?
藤本ともひこ 文
村上康成 絵
講談社 ¥1400
絵本作家であり保育アドバイザーでもある藤本ともひこさんが、毎年卒園式で子どもたちに語りかけて来た言葉が絵本になりました。自分のやりたいことをやってごらん、失敗したっていいんだよ、と優しく子どもたちへエールを送ってくれています。卒園する子たちへのプレゼントにぴったりの絵本です。
名前って大切です
絵本/4〜5歳から
なまえのないねこ
竹下文子 文
町田尚子 絵
小峰書店 ¥1500
僕はねこ。生まれてから一度も名前をつけてもらったことがない。僕が暮らす町のねこたちはみんな名前をもらっている。八百屋さんのねこは「ちび」、おそばやさんのねこは「つきみ」ってね。僕も自分の名前が欲しいな。そんな風に思っていたある日…。表紙のねこに胸キュン。猫好きにはたまらない絵本です!
美しい絵にうっとり…
絵本/大人向け
はじまりのはな
M. J. ローゼン 文
S. ダノウスキ 絵
蜂飼 耳 訳
くもん出版 ¥1500
渡り鳥のローザは自分の頬と同じ色をした「ほっぺのはな」が大好き。北の国から南の国へ渡るときもその花の種を手放さなかった。でもその種の重みでローザは川に墜落してしまう。犬のミールと飼い主のアンナに助けられたローザはアンナの家で穏やかな日を過ごす。やがて季節は巡り春に…。
漫画で歴史もいいんじゃない
漫画/小学中学年から大人まで
明智光秀
小和田哲男 監修
大谷じろう 漫画
三条和都 シナリオ
小学館 ¥950
大河ドラマ「麒麟がくる」がスタートしました。岐阜も舞台になるということで地元で関心が高まっています。主人公の明智光秀について少しでも知りたい、それも手っ取り早くなんて思っている方! 漫画という手があります。読みやすく、そしてわかりやすいので短時間で読めちゃいますよ。ドラマのお供にぜひ!
したたかに生きる生き物たち
科学読み物/中学生から
生き物の死にざま
稲垣栄洋 著
草思社 ¥1400
生き様という言葉はよく聞きますが、死に様という言葉はあまり目にしません。生き物が死んでいく様子を、生物学に基づき、実に文学的に描かれているというちょっと変わった本です。例えばセミが最後に見る風景はとか、蚊は命がけで血を吸うとか、ゾウは死を悼む動物であるとか…。これを読むとなんだか心がしんとしてきて生きとし生けるものがいとおしくなります。
新刊
お祝いの仕方も国それぞれ
絵本/5〜6歳から
せかいのくにでおめでとう
野村たかあき 作、絵
講談社 ¥1500
新年を迎える風習は国によってそれぞれです。白い服を着て海に行くとか、ぶどうを12粒食べるとか、ランタンを空に飛ばす、などなど。つくづく国によって様々なんだなと感じます。でも、新年を祝う気持ちはどの国も同じです。
新刊
妹がいたらきっと楽しい?
絵本/3〜4歳から
わたしのちいさないもうと
みうら とも 文、絵
岩波書店 ¥1200
女の子は考えます。わたしに妹がいたら、どんな感じかな?きっと私にそっくり。いっしょに積み木をしたり、おやつをわけっこしたり、楽しく遊べそう。もし私にもっとたくさん妹がいたら…。女の子の空想はどんどん膨らみます。洗練されたイラストの絵本。ヨーロッパ先行発売の絵本です。
新刊
お相撲好きにおすすめです
絵本/4〜5歳から
おれ、よびだしになる
中川ひろたか 文
石川えりこ 絵
アリス館 ¥1400
ぼくは小さい頃から大相撲の中継を観るのが大好き。ひいきの力士もいるけど、ぼくが好きなのは呼び出しさん。さっと扇子を広げて力士の名前を呼ぶのがかっこいい。中学を卒業して呼び出しの世界に飛び込んだ男の子を通して、呼び出しの仕事、暮らしを描いた絵本です。
ねずみだって空を飛びたい!
絵本/小学中学年
リンドバーグ
空飛ぶねずみの大冒険
T. クールマン 作、絵
金原瑞人 訳
ブロンズ新社 ¥2200
一匹の小ネズミが、自分の力で飛行機を作り、ドイツからアメリカまで飛んで行ったというスケールの大きなお話。緻密な絵は読み手を引きつけ、どんどんお話に引き込まれていきます。チャレンジの素晴らしさを教えてくれる絵本です。
クセになりそう…
絵本/5~6歳から大人まで
スモンスモン
S. ダノウスキ 文、絵
新本史斉 訳
岩波書店 ¥1800
表紙にはなんとも奇妙な登場人物が。一体これは? これがスモンスモンなのです。スモンスモンは地球ではない星、ゴンゴン星の住人です。食べ物であるロンロンを取りに出かけたのですが、アクシデントが! 言葉がリズミカルで登場人物がキモかわいい。いろいろな意味でちょっと癖になる絵本です。
少年はフクザツなのだ!
読み物/中学生から
ぼくはイエローで ホワイトでちょっとブルー
ブレイディみかこ 著
新潮社 ¥1350
アイルランド人の父と日本人の母の間に生まれ、ロンドン郊外に住む一人の少年。彼は日々、様々な問題にぶち当たり、様々なことを考えています。時には一人で、時には母や父、友だちと。少しづつ壁を乗り越え成長する姿が母の目を通して描かれています。率直に話し合う親子の様子にとても感銘を受けます。
ロングセラーがしかけ絵本に!
絵本/3〜4歳から
クリスマスってなあに
D. ブルーナ 作、ふなざきやすこ 訳
講談社 ¥1200
長年愛されて来たブルーナのクリスマス絵本がしかけ絵本となって新登場。型抜き絵本になっていて、イエス・キリストの生誕のお話がよりわかりやすく、親しみやすく読んでいただけるようになりました。この絵本を通してクリスマスの本来の意味を小さな子にもわかってもらえるといいなと思います。
人気シリーズのお正月版
絵本/3〜4歳から
おしょうがつバス
藤本ともひこ 作、絵
すずき出版 ¥1300
大晦日の夜、除夜の鐘とともに十二支に登場する動物たちがいっせいにスタート。だれが一番先に初日の出を見られるかの競争です。イノシシがものすごいスタートダッシュであっという間に見えなくなってしまいましたよ。他のみんなはどうかな? あれ、ネズミくんたちはちゃっかりバスに乗っていますよ。
ロングセラーがしかけ絵本に!
絵本/3〜4歳から
クリスマスってなあに
D. ブルーナ 作、ふなざきやすこ 訳
講談社 ¥1200
長年愛されて来たブルーナのクリスマス絵本がしかけ絵本となって新登場。型抜き絵本になっていて、イエス・キリストの生誕のお話がよりわかりやすく、親しみやすく読んでいただけるようになりました。この絵本を通してクリスマスの本来の意味を小さな子にもわかってもらえるといいなと思います。
かこさん唯一のクリスマス絵本
絵本/5〜6歳から
サン・サン・サンタ ひみつきち
かこさとし 作、絵
白泉社 ¥1300
1986年に出た絵本の復刊。サンタクロースがあんなにたくさんのおもちゃをどうやって用意するのか、全世界の子どもに配れるのか等の疑問に対してとても夢あふれる答えが描かれています。ぜひお子様といっしょに楽しんでください。
ヤンソンの短編集からのお話
絵本/5〜6歳から
ムーミン谷のクリスマス
T. ヤンソン 原作、A. ハリディ、C. ダヴィッドソン 文、F. ヴィードルンド 絵、オスターグレン晴子 訳
徳間書店 ¥1800
ムーミン一家は冬は冬眠しているのでクリスマスを知りません。ところが今年の冬は突然の来訪者に起こされてしまい、「クリスマスが来るっていうのに寝てる場合じゃない!」と言われてしまいます。クリスマスを知らないムーミン一家は大騒ぎ。さて、クリスマスというものは何なのか。何を準備すればいいのかな。
奇跡のクマの物語
絵本/5〜6歳から
せかいいちしあわせな クマのぬいぐるみ
S. マクブラットニィ 文
S. アッシャー 絵、吉上恭太 訳
徳間書店 ¥1600
今から50年ほど前に小さな女の子がクマのぬいぐるみを買いました。けれど、ある日女の子はぬいぐるみを電車の中に忘れてしまい、その後、リサイクルショップやチャリティーなどでいろいろな子どもの手に渡っていきました。そして、ある年のクリスマスに…。
大きくなりたい…
絵本/4〜5歳から
ルーちゃんとクリスマスツリー
下村明香 文、くわはらまい 絵
福音館書店 ¥1400
しろくまの女の子ルーちゃんは、いつも早く大きくなりたいと思っていたので、サンタさんにもお願いをしました。そんなある日、一人でケーキ屋さんにクリスマスケーキを受け取りに行くことに…。ルーちゃんはちゃんとおつかいできるかな? 背伸びしたい子どもの気持ちを優しく描いた絵本です。
人気シリーズのクリスマス版
絵本/3〜4歳から
はたらくくるまたちのクリスマス
S. D. リンカー 文
AG. フォード 絵
福本友美子 訳
ひさかたチャイルド ¥1400
クリスマスは地球上のどんな人にもやってきます。じゃあ、働く車たちはどうなのかな? もうすぐクリスマスがやってくる働く車たちの仕事場をちょっとのぞいてみましょう。プレゼントはもらえるのかな?
にせものサンタは許せない?
絵本/5〜6歳から
クリスマスにはおひげがいっぱい
R. デュボアザン 作
今江祥智 & 遠藤育枝 訳
BL出版 ¥1300
クリスマスになると街中に現れるにせサンタに本物のサンタは辟易しておりました。「にせもののサンタをとっちめてやろう」。サンタは出会うにせサンタのヒゲを次々むしりとって行ったのです。家に帰ったサンタは奥さんに戦利品のヒゲを得意げに見せたのですが…。60年以上前に出たお洒落な絵本です。
心が暖かくなる美しい絵本
絵本/5〜6歳から
もりのおくのクリスマスツリー
Y. ゾマー 作
石津ちひろ 訳
ほるぷ出版 ¥1800
森の奥に立つ一本の小さな木。クリスマスが近づき、周りの木は人々がクリスマスツリー用にと切って持って行ってしまい、小さな木はぽつんと残されてしまいます。寂しい思いをしていた木の周りに森の動物たちが集まってきて…。
おさるのジョージもクリスマス
絵本/5〜6歳から
メリークリスマス おさるのジョージ
M. & H. A. レイ 原作
福本友美子 訳
岩波書店 ¥1800
好奇心旺盛なこざるのジョージは黄色い帽子のおじさんとクリスマスツリーを探しに行きました。大人しくしていなさいと言われたけれどそんなことをちゃんと聞くジョージではありません。いろいろな木に次々登っているうちに…。またまたジョージが大騒動起こしそうです。愉快なジョージの絵本です。
幻想的なクリスマスイブの話
絵本/小学中学年から
急行「北極号」
C. V. オールズバーグ 作
村上春樹 訳
あすなろ書房 ¥1500
ぼくが子どもの頃、クリスマスイブにサンタを待っていた。夜更けに外から聞こえてきたのは、鈴の音ではなく、蒸気の音。外に出てみると、なんと家の前に蒸気機関車が止まっていたのだ。そして、ぼくの不思議な旅が始まった…。幻想的なクリスマスの一夜を描いた絵本です。
クリスマスを飾りましょう
オーナメントキット/小学生から
自分で作ろう クリスマス・オーナメント
F. ワット、L. ポーマン 文
V. ロビンソン他 絵
浅野美抄子 訳
大日本絵画 ¥1600
クリスマスがやってきます。今年はどんな飾り付けをしようかな。この本には美しい模様の紙が入っていて、切ったり折ったりして素敵なオーナメントができます。全部で40個以上できるそうですよ。今年は手作りにトライ!
おいも畑のひみつ!
写真絵本/3〜4歳から
おいもができた
馬場 隆 監修
ひさかたチャイルド ¥1200
さつまいもの季節です。焼き芋、大学芋、天ぷら、いろんな料理を思い描いてしまいます。さて、そんなおいしいおいもがどんな風にできていくか知っていますか? この絵本は、おいもができていく様子をとても丁寧に解説してくれています。土の中でこんなことが起こっていたなんて、と驚くこと必至です。おいもほりに行く前に、おいもを食べる前にぜひご一読ください。
ハロウィンにはパンプキン
写真絵本/5〜6歳から
パンプキン
K. ロビンス 写真、文
千葉茂樹 訳
BL出版 ¥1400
10月31日はハロウィン。ハロウィンと言えばカボチャを連想する人も多いのでは? この絵本には日本ではお目にかかれないような大きなカボチャが登場します。中には450キロもあるものまで! 色もオレンジ色で鮮やかです。畑にジャック・オ・ランタン用のカボチャを買いに来る人もいるようです。いつか本物のカボチャでランタン作ってみたいですね。
和食は奥が深いのです。
絵本/5〜6歳から
和食のえほん
江原絢子 監修、大島加奈子 イラスト
PHP研究所 ¥1600
和食というと皆さんはどんなものを思い浮かべますか? お寿司、天ぷら、いろいろありますね。でも、ご飯、味噌汁、煮物などの普段の食事も和食なんですよね。奥が深い和食の世界を食材、マナーなど様々な角度から紹介する絵本す。和食の魅力を再認識しましょう。
歳をとるのも悪くない?
読み物/大人向け
わたしは よろこんで 歳をとりたい
イェルク・ツインク 著、眞壁伍郎 訳
こぐま社 ¥1200
若い時は考えなかったけれど、最近は、歳を重ねることがいやだなと少し思ったりします。だからこの本の題名を見たとき、そんな人はいるのかな?と思いました。けれど、歳を取ることは自然の摂理なのだし、受け入れることも大切なのです。諦めではなく折り合いをつけることこそ大切なのだ、とドイツ人神学者の著者は教えてくれます。
苦手を克服しよう
読み物/大人向け
東大の先生!
文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!
西成 活裕 著、郷 和貴 聞き手
かんき出版 ¥1500
あなたは数学が得意でしたか? 私は大の苦手でした。でも、もう一度きちんと勉強してみたいなと思うこともあります。そんな時見つけたのがこの本。東京大学の教授が中学の数学を解説してくれるのです。それもとても簡単に早く。3年間の勉強が5〜6時間で終わってしまうのです。ごいっしょに苦手克服してみませんか?
考え続けることの大切さ
寓話/中学生から
茶色の朝
F. パヴロフ 物語、V. ギャロ 絵
高橋哲哉 メッセージ、藤本一勇 絵
大月書店 ¥1000
ある日突然、茶色の犬以外は飼ってはいけないという法律が決まり、それ以外の犬は殺処分される、そんなことになったらどうしますか? 政府の言うことに従っておけばいいんだと思いますか? でも実はそれは恐ろしい日々の始まりかもしれません。短いお話に多くのことが含まれています。今こそ、みんなで考えなくては! 知らなくては!
えっ?大仏様が走るの?
絵本/4〜5歳から
だいぶつさまのうんどうかい
苅田澄子 文、中川 学 絵
アリス館 ¥1400+税
今日は仏様たちの運動会です。阿弥陀如来様、観音様、千手観音様などが大集合。そして、初参加の大仏様、まずは準備運動です。でも、大仏様は何だか辛そう。それもそのはず、ずっと座りっぱなしだから、体が動かないんですよね。他にもいろいろ競技があるけど大丈夫かな?
さんまといえば目黒でしょ?
絵本/5〜6歳から
めぐろのさんま
川端 誠 作、絵
クレヨンハウス ¥1400+税
江戸時代、狩りの途中で通りかかった目黒で、焼きたてのさんまの塩焼きという物を初めて食べたお殿様。その味が忘れられずにいました。お殿様が普段食べる魚は鯛。それもお毒味役が食べてからなので焼きたてなんて食べられません。何とか食べたいと思っていた殿様でしたが…。落語をわかりやすく絵本に仕立てたシリーズの一冊です。
お月様はひとつじゃない?
絵本/小学低学年から
たくさんのお月さま
J. サーバー 文
L. スロボドキン 絵
徳間書店 ¥1600+税
ある国にレノアという名のお姫様がいました。ある時姫は具合が悪くなってしまい、元気になるにはお月様が欲しいと言い出したのでした。そこで王様は家来を呼び立て、お月様を取って来るように命じます。何人もの優秀な家来が知恵を絞りますが、さてお月様は手に入るのでしょうか? 70年以上前にアメリカで出版された絵本です。
頑固じいちゃんでいいのだ
読み物/小学高学年から
徳治郎とボク
花形みつる 作
理論社 ¥1400+税
徳治郎は僕のおじいちゃん。ものすごく頑固で、自分がこうと決めたことは誰が何と言おうと変えません。孫に愛想をふりまくなんてことは一切しないおじいちゃんだったけれど、なぜか僕には悪ガキだった頃の話をよくしてくれた。そんなおじいちゃんが病に倒れた…。頑固者の祖父と孫の交流を描いた心温まる物語です。
モフモフにメロメロ
写真絵本/中学生くらいから
世界のかわいい 動物の赤ちゃん
大渕希郷 監修
ウエタケヨーコ イラスト
パイインターナショナル ¥1600+税
とにかく、掛け値なしにかわいい動物の赤ちゃんオンパレードの写真集です。サイ、チーター、ラクダにバクなどなど。強面のワニだって、やはり赤ちゃんの時はかわいいんです。この夏の猛暑でぐったりのあなた、この写真集で癒されましょう。
貝殻って美しい
図鑑絵本/4〜5歳から
子どもと一緒に覚えたい
貝殻の名前
東海大学海洋学部・海洋科学博物館 監修
加古川利彦 絵
インプレス ¥1900+税
海岸を歩いていると、貝殻を拾わずにいられないのは私だけではないはず。この本では、貝殻を精密なイラストと写真で紹介しています。珍しいものではなくごく一般的に拾うことができるものが載っているのも嬉しいです。もしお家に貝があれば、それも調べてみてください。きっと楽しいですよ。
タコが友だちっていかが?
写真絵本/3〜4歳から
タコやん
富安陽子 文、南 伸坊 絵
福音館書店 ¥1404
ある日しょうちゃんの家にタコが遊びに来ました。しょうちゃんはタコと遊ぶのはいやだなって思ったのですが、タコはテレビゲームもサッカーも上手なのです。なにしろ8本足がありますからね。友だちも巻き込んで楽しく遊んでタコは海に帰って行きました。この夏、あなたのお家にもタコがやって来るかも?
いつもと違う道を行くと…
絵本/3〜4歳から
こんたのおつかい
田中友佳子 作、絵
徳間書店 ¥1512
こんたはお母さんに頼まれてお豆腐屋さんへお使いに。家を出てしばらく行くと、花の道と森の道の分かれ道に。普段お母さんと出かける時は花の道を通るのですが、なんとなくいつもとは違う道を通りたくて、森の道へと進んだのですが…。さて、こんたは大丈夫かな? ちょっぴり怖いけれど、楽しい絵本です。
山では不思議なことが起こる
絵本/小学低学年から
火 あやかし
飯野和好 作、絵
小峰書店 ¥1728
昔々のお話です。とある兄弟が京都の山深い峠道を歩いておりました。日はだんだんと暮れていき、お腹も少し空いてまいりました。ふと行く先を見ると、火が燃えているのが見えるではありませんか。兄弟が歩を進めると、誰かが焚き火をした跡が。火も残っているし一休みしようとした兄弟でしたが、その身に恐ろしいことが…
星に少し詳しくなれるかな?
絵本/4〜5歳から
はじめてのほしぞらえほん
村田弘子 文、てづかあけみ 絵
パイインターナショナル ¥1944
夏は海や山へ行って、満天の星を眺めたい、なんて思っている人多いのでは? どうせなら星について少しは知識を持っていた方が絶対いいですよね。そこでこの絵本。とてもわかりやすく星について書かれています。親子で読むのにぴったりの一冊です。
少年と老詩人の心の交流
読み物/中学生から
あたらしい図鑑
長薗安浩 作
ゴブリン書房 ¥1620
中学1年の僕は野球の試合で足を痛めてしまった。その治療で通った病院で、村田さんというおじいさんと知り合いになった。背が高くてちょっと風変わりなそのおじいさんとの関わりの中で僕は何かが少しづつ変わり始めたのだった…。13歳、自我に目覚め始めた少年の少し甘酸っぱいひと夏の物語です。
貴重な戦争のお話をぜひ?
読み物/中学生から
知らなかったぼくらの戦争
A. ビナード 編著
小学館 ¥1620
この本は著者のビナードさんがパーソナリティを務めていたラジオ番組で様々な方にインタビューしたのをまとめたものです。兵隊だった方、日系人として収容所に収監された方、GHQで働いた方、実にいろいろな立場から戦争について語っています。今までとはまた違う角度から戦争を知ることができます。ぜひご一読を!
水族館に行こう!
写真絵本/4〜5歳から
すいぞくかんのみんなの1日
松橋利光 写真 なかのひろみ 文
アリス館 ¥1728
私は水族館が大好き。大きな水槽の中を泳ぐ魚たちを見ているだけでなんだか癒されます。あなたはどうですか? 水族館に暮らす魚たちの1日を追ったのがこの絵本です。イワシ、サメ、マンボウなどがどんな1日を過ごしているかがよくわかります。水族館の飼育員の仕事も描かれていますよ。
スイカでおさかなゲット?
絵本/5〜6歳から
ルッキオとフリフリ おおきなスイカ
庄野ナホコ 作、絵
講談社 ¥1404
いつもお腹をすかせている猫のルッキオとフリフリ。ある日、二匹の畑に大きなスイカがなっているのを発見。二匹はこれを海辺に遊びに来ている人に売って、マグロを買おう、と勇んで海辺へと出かけて行きました。果たしてうまくいくのかな? おとぼけコンビのお話です。
ゾクゾクしたいあなたに!
絵本/5〜6歳から
いるのいないの
京極夏彦 作、町田尚子 絵
岩崎書店 ¥1620
ぼくはおばあさんの家で暮らすことになった。その家はすごく古い。天井が高くて、上の方は暗がりになっている。天井を見上げるのはこわいけれど、気になって仕方がない。ある日上を見上げると、そこには怒った顔の男の人が…。夏にぴったりの極上の恐怖をお楽しみください。
岐阜には不思議がいっぱい?
エッセイ/大人向け
岐阜人の不思議
大藪千穂 著、
岐阜新聞社 ¥1080
京都育ちで現在は岐阜大学の教授である著者が見た、客観的な岐阜の、それもちょっと不思議な岐阜の姿が書かれたエッセイ。喫茶店好きとか、外食が多いとか、ドラッグストアがやたらあるということから、B紙、ガバリなどの独特な岐阜弁まで様々な不思議が書かれています。私も岐阜に引っ越した当初はいろいろとまどいました。今はすっかり岐阜人ですが…。
少年と老人の不思議なひと夏
読み物/小学高学年から
夏の庭
湯村香樹実 作
徳間書店 ¥1512
死んだ人を見てみたい。小学6年生の男子三人はそんな思いを強く抱き、近所の一人暮らしのおじいさんの家を監視することに。何日も監視しているうちに、なぜだかおじいさんと親しくなっていき、三人の世界が少しづつ広がりいろいろなことが変わり始めて行ったのですが…。好奇心から生まれた不思議な一夏の少年と老人の心の交流を暖かく、そして、深く描き出した一冊です。
悩み多き人にオススメ
読み物/小学高学年から
夏の庭
湯村香樹実 作
徳間書店 ¥1512
死んだ人を見てみたい。小学6年生の男子三人はそんな思いを強く抱き、近所の一人暮らしのおじいさんの家を監視することに。何日も監視しているうちに、なぜだかおじいさんと親しくなっていき、三人の世界が少しづつ広がりいろいろなことが変わり始めて行ったのですが…。好奇心から生まれた不思議な一夏の少年と老人の心の交流を暖かく、そして、深く描き出した一冊です。
歌って楽しい雨の絵本
絵本/2〜3歳から
あめぽったん
ひろかわさえこ 作、絵
アリス館 ¥864
梅雨が近づいていますね。雨が降るとついつい憂鬱な気分になりがちですが、雨が大好きな生き物もいるんですよ。この絵本に出てくる、カエルやカタツムリは雨が降ると大喜び。♪あめあめぽったん、あめぽったん♪なんて、調子よく歌ってみると雨も楽しくなるかも。三四郎店長のCDにも収録されています。
お仕事の時は何て呼ばれるの?
絵本/3〜4歳から
おとうさん・パパ・おとうちゃん
みやにしたつや 作、絵
すずき出版 ¥1296
みなさんの家では、お父さんのことを何と呼んでいますか? おとうさん、とうちゃん、パパ、おやじ、…。おうちでの呼び方もいろいろだけど、お仕事に行くとまたいろいろ。先生だったり、監督や運転手さん、いろいろですよね。あなたのお父さんはどんな風に呼ばれてるのかな? 父の日に聞いてみませんか?
ぼくは一体何なんだろう?
絵本/4〜5歳から
ぼく、おたまじゃくし?
田島征三 作、絵
佼成出版社 ¥1404
ぼくはおたまじゃくし。野原にある小さな池に大勢の兄弟と一緒に住んでいるんだ。これからぼくはかえるになるんだ。やがて兄弟たちには、足が生えて来た。手も出て来た。でも、ぼくはそのまんま。どうしてかな? 手足の代わりにひげが生えて来た。ぼくっていったいなんなんだろう…。さあ、みなさんはわかりますか?
違ってるのが当たり前
絵本/小学低学年から
いろいろいろんなかぞくのほん
M. ホフマン 文
R. アスクィス 絵
すぎもとえみ 訳
少年写真新聞社 ¥2052
家族の形は実に様々。両親が揃っている家族、父親だけ、母親だけ、おじいちゃんおばあちゃんと一緒。住むところだって様々。休日の楽しみ方もいろいろ。そんないろいろな形の家族像が楽しいイラストで描き出されています。今話題のLGBTの問題にもふれています。多様性をわかりやすく教えてくれる絵本です。
掃除機の働き方改革?
読み物/小学低学年から
そうじきのつゆやすみ
村上しいこ 作
長谷川義史 絵
PHP研究所 ¥1188
さて、今日は梅雨の晴れ間。久々に窓を開けて掃除でもしよっか!と張り切ったお母さん。でも、あれ?掃除機のスイッチが入らない。紙パックが詰まってるのかと、開けてみるとな、な、なんとパックには釣り道具が。掃除機をよくよく見ると目、口、そして手足まで。掃除機は釣りに行きたい、なんて言い出したのですが一体これはどういうこと?
目指せ、おしゃれキャンプ!
レシピ本/大人向け
1バーナークッキング
山戸ユカ 著
大泉書店 ¥1296
もうすぐ夏!キャンプに行きたいなって考えている方も多いのではないでしょうか? キャンプの料理と言えば、カレーやバーベキューが定番ですが、今年はもう少しおしゃれなものに挑戦してみませんか? この本にはそんなおしゃれなアウトドア料理がたくさん載っています。眺めているとキャンプしたくなること請け合いです!
パンになにはさもうかな?
絵本/3〜4歳から
サンドイッチサンドイッチ
小西英子 作、絵
福音館書店 ¥972
サンドイッチ美味しいですよね。いろんな具が挟まっていて見ているとワクワク。そんなサンドイッチを作る過程をとても美味しそうなイラストで描いたのがこの絵本です。言葉もリズミカルなので子どもたちと一緒に楽しめそう!
カエルにはカエルのやり方が!
絵本/4〜5歳から
カエルのおでかけ
高畠那生 作、絵
フレーベル館 ¥1296
天気予報を見てカエルは大喜び。明日は最高の天気になりそうだ。翌日カーテンを開けると土砂降り。でも、カエルは嬉しそうです。そう、カエルにとったら雨こそ最高のお天気なのです。早速おでかけの支度。飲み物持って、本持って、途中でハンバーガー買って、公園へGO!ぐちょぐちょのびっちゃびちゃのカエルのおでかけ。あなたもやってみる?
おかあさん大好き!
絵本/5〜6歳から
ぼく、おかあさんのこと…
酒井駒子 作、絵
文溪堂 ¥1620
うさぎの男の子はお母さんに言います。「ぼく、お母さんのことキライ!」。日曜日の朝はいつまでも寝ているし、ドラマばかり観てマンガ観せてくれないし、すぐ怒るし、それから、それから…。このあと男の子がお母さんをキライなほんとうの理由が出てくるのですが。なんとも微笑ましく、キュンとしてしまう絵本です。
いいわけばかりしていると…
絵本/小学低学年から
いいわけサウルス
おおなり修司 文
丸山誠司 絵
絵本館 ¥1404
男の子が教室に入ってきました。「また遅刻ですよ」って先生に怒られた男の子は、「うちの犬が靴を隠したんです」なんて言い訳してます。あれ、この男の子帽子も忘れたみたい、それに筆箱もたて笛もはさみも、お弁当まで忘れたようですよ。その度先生に言い訳してますが、言い訳すればするほど男の子の様子がだんだん変わって…。さてどうなっちゃうのかな?
ミミズクがくれた勇気
読み物/小学高学年から
右手にミミズク
蓼内明子 作
nakaban 絵
フレーベル館 ¥1512
6年生のたけるはいまだに右と左の区別がつかずにいました。ある日、転校生の女の子に、そんなの手に印をつければいいじゃんと言われ、右手にミミズクを描かれてしまいます。はじめはとまどったたけるでしたが、ミミズクを描かれてからなぜか力が湧いてくる気がするのでした。家族、友だち、複雑に絡む人間関係の中必死に生きる姿を描いた読み応えのある一冊です。
まずは相手を知ることが大事
図鑑/小学低学年から
キモカワ イモムシ超百科
やぎまきこ、いのうえけいこ 著
ポプラ社 ¥961
桜も散り、ぼちぼち毛虫やイモムシがお出ましになる季節がやってきますね。ビジュアルが苦手っていう方も多いこととは思いますが、嫌がるだけでなく、ちょっと相手のこと知ってみませんか?知ってみると意外と可愛いヤツ!なんて思えてくるかもしれませんよ。