ペンタくんの正体は?
絵本/3〜4歳から
ドーナツペンタくん
柴田ケイコ 作・絵
白泉社 ¥1200
ドーナツ屋のペンタくんは、夏になるとキッチンカーで海水浴場にやってきます。揚げたてのドーナツを買いにたくさんのお客さんで大にぎわい。そんなとき、海の方から「たすけてー」と悲鳴が! するとペンタくんは頭にはめていたドーナツをはずして思わぬ行動に出ます。ペンタくんはただのドーナツ屋ではなかったんですね。
名前の由来は、ワッ! ニッ!?
絵本/4〜5歳から
ワニはどうしてワニっていうの?
大塚健太 作、うよ高山 絵
小学館 ¥1300
ワニの子どもがお父さんワニに聞きました。「どうしてぼくたち、ワニっていうの?」。するとお父さんは、「獲物をつかまえるとき、ワッって相手を脅かして、獲物が獲れると嬉しくて、ニッって笑うから」と答えます。「じゃあブタは?」と聞かれ、さあ、なんと答えたと思いますか? お父さんの答えに抱腹絶倒です。
7月30日に、おおきな木でおはなし会があります
絵本/3〜4歳から
もったいないばあさん
真珠まりこ 作・絵
講談社 ¥1500
歯磨きのとき水を出しっぱなしにしたり、ご飯粒をお茶碗にたくさん残したりしてませんか? そんなことしていると、もったいないばあさんがやってきますよ〜。ものを大切にする、無駄遣いしない、今SDGsと言われますが、まさに「もったいない精神」を教えてくれる絵本です。
悪さすると天狗にされちゃう?
絵本/4〜5歳から
てんぐ
杉山 亮 作、加藤休ミ 絵
ポプラ社 ¥1200
お寺の本堂の暗がりに縄で縛られたてんぐの像がありました。和尚さんがその縄を決して解いてはいけないと言っていたのに、話をちゃんと聞いていなかった小僧さんがその縄をほどいてしまいました。その夜小僧さんはミシミシという足音を聞き、振り返るとそこにいたのは…。迫力のある絵が怖さを増します。
クリスマスに戦場で起きた本当の話
絵本/小学低学年から
戦争をやめた人たち
鈴木まもる 文、絵
あすなろ書房 ¥1500
第一次世界大戦中の12月24日に、戦場であった本当の話を元にした絵本。鉄条網を隔てて塹壕に隠れてにらみあう英兵と独兵でしたが、独兵が歌うクリスマスの歌をきっかけに英兵も歌い出し、やがて武器を捨てて言葉を交わし、食料を分け合い、サッカーまでやることになったのです。それで戦争が終わったわけではないけれど、お互い人としての心を取り戻し、交流できたことは無駄ではなかった。戦争は今も起こっています。1日も早く終わりますように。
身近なチョウの名前がわかると…
図鑑/小学高学年から
かんたん識別 身近なチョウ
森地重博、清水聡司、奥山清市 著
文一総合出版 ¥1200
さあ、夏です。チョウの季節です。街中にも野山にもいろいろなチョウが飛んでいます。あなたは何種類わかりますか? モンシロチョウ、ナミアゲハくらいはわかるけど、それ以外は?という人が多いのでは? この本はごく身近のチョウを詳しく解説しています。名前がわかるとチョウがきっと好きになりますよ!
雨だっておさんぽは楽しいのだ!
絵本2〜3歳から
ぞうくんのあめふりさんぽ
なかのひろたか 作・絵
福音館書店 ¥900
ぞうくんは雨降りにお散歩。池に着くとかばくんに出会いました。かばくんは池の中ならいっしょに散歩してもいいよと言いますが、ぞうくんは泳げません。そこでかばくんの背中に乗ることに。しばらく行くとわにくんに出会い、わにくんの背中に2匹が乗り、またしばらく行くと、かめくんに会い…。どうなるのかな?
サラリーマンはツライのだ!
絵本/5〜6歳から
オニのサラリーマン
富安陽子 文、大島妙子 絵
福音館書店 ¥1400
わしオニでんねん。名前はオニガワラケン。毎日地獄にご出勤。満員バスに揺られ、会社でいねむりして、上司である閻魔様に怒られて、毎日大変なんですわ〜。サラリーマンの悲哀はオニも人間もきっと同じ? お父さんも(お母さんだって)毎日がんばっているんです。父の日のプレゼントにどうでっしゃろか?
いろんな葉っぱの特徴がわかる!
写真絵本/4〜5歳から
いろいろはっぱ
小寺卓矢 写真・文
アリス館 ¥1400
これから木々の緑がどんどん濃くなって美しい季節になっていきます。そんなとき気になるのが、草や木の葉っぱです。一口に葉っぱと言っても、形、大きさ、色は様々。この本では、いろいろな角度からたくさんの葉っぱを紹介しています。山や道端で気になる葉っぱ見つけたら、この本開いてみてね。
つまらない争いはやめよう!
絵本/5〜6歳から
2ひきのかえる
にいみなんきち 作、しまだ しほ 絵
理論社 ¥1380
緑のかえると黄色のかえるがどちらも自分の色の方がきれいだと言い争いをしていました。けんかに発展し、投げ飛ばしたり、蹴っ飛ばしたりの繰り返し。やがて季節は冬になり、冬眠の時期に。春が来たらこの続きをやろうと冬眠した2匹でしたが、春になり目覚めると…。けんかを始めるのもやめるのもささいなことなのです。
大きな国が強い国なの?
絵本/4〜5歳から
せかいでいちばんつよい国
D. マッキー 作、なかがわちひろ 訳
光村教育図書 ¥1500
昔、大きな国がありました。大きな国の大統領は自分の国が一番だと固く信じ、他の国も自分の国のようになれば良いと次々多くの国を征服していきました。そして残るは小さな国だけ。大統領はそこも征服しようとするのですが、小さな国には兵隊が一人もいないので戦争ができません。さて、どうなったと思います?
野生の力を取り戻そう!
読み物/小学高学年から
生き物としての力を取り戻す 50の自然体験
カシオ計算機株式会社 監修
オライリージャパン ¥2200
近頃自然に触れてますか? 別に遠出しなくても自然は身近にあります。ただ、それを感じるか感じないかの違い。この本では、様々なアプローチで、鈍ってしまった感覚を研ぎ澄ます術を教えてくれています。一つでも自分に合うものを見つけたらそこから始めてみましょう。新たな世界が広がるかもしれません。
どのふた開けよう?
絵本/3〜4歳から
ここから おいしい よかんが するよ
たな 絵・文
パイインターナショナル ¥1200
ふたを開けるとおいしいものが描かれているというしかけ絵本。お弁当箱、お菓子の箱、どんぶり、茶碗蒸し、などなど。ふたを開けるワクワク感が楽しめます。なんだかいいにおいもしてきそうです。みんなでぱかっと一緒に開けてみましょう。あなたはどのふた開けてみたい?
あなたは何が気になる?
絵本/4〜5歳から
きになる
おおなり修司 文、広瀬克也 絵
絵本館 ¥1300
学校の中って気になるものたくさんありますよね。音楽室にある音楽家たちの肖像画、理科室の人体模型、やたら怖そうなオーラ出している先生。そんな学校の中の「きになる」をめくりしかけで次々紹介しているのがこの絵本です。現役小学生と昔の小学生で一緒に読むと、そうそう、あるある!と盛り上がるかも?
リニューアルして再登場!
絵本/2〜3歳から
おっぱい
みやにしたつや 作・絵
すずき出版 ¥1200
三四郎店長のCDでも大人気のこの絵本がこの度リニューアルされました。ページをめくると次々いろいろな動物が出てきて、子どもたちは、ぞう!ぶた!と大はしゃぎ。動物も人間もみんなおっぱい飲んで大きくなるんだと考えると、何だか大らかな気持ちになってきます。出版されて32年のロングセラー絵本です。
虫好きにオススメ!
絵本/5〜6歳から
たびするてんとうむし
I. シムレール 文・絵、石津ちひろ 訳
岩波書店 ¥1800
卵から羽化したてんとう虫。生まれたばかりだけど、卵を産む場所を探して、様々な場所を旅します。ちょうどいい場所を見つけたと羽根を休めようとするとそこには先住者が。次々といろいろな場所に行くけど、行く先々やっぱり誰かがいて…。てんとう虫はどうなるかな? 美しいイラストで描かれた虫たちに魅了されます。
戦争は故郷も奪っていく…
絵本/小学低学年から
しあわせなときの地図
F. ヌニョ 文、Z. セレイ 絵、宇野和美 訳
ほるぷ出版 ¥1400
戦争が激しくなり、生まれた町を離れなくてはならなくなった少女ソエ。彼女は思い出がいっぱいつまったこの町を出る前に町の地図を広げ、楽しいことがあった場所に印をつけていくことにしました。自分の家、学校、本屋さん、公園、思い出がたくさんあふれてきます。戦争の理不尽さ、悲惨さが伝わる絵本です。この話が現実の世界でも起きていると思うと胸が痛みます。
ミュータンスはこわい!
絵本/4〜5歳から
むしばミュータンスのぼうけん
かこさとし 作・絵
童心社 ¥1300
私はミュータンス。口の中に住んでいる虫歯の元だ。人間が食べ物を食べた時に歯のすきまに残った食べかすが私の餌だ。しかし、人間の中には困った輩がいる。食後に歯磨きをする奴らだ。そんなことをされたら、私たちが死んでしまう。虫歯ができるプロセスが、かこさんならではの解りやすい語り口で描かれています。さあみなさん、歯を磨きましょう!
こんなランドセルいかが?
絵本/4〜5歳から
かぶとむしランドセル
ふくべあきひろ 作、おおのこうへい 絵
PHP研究所 ¥1200
小学校に入学するみっちゃんの元におじいちゃんから変わったランドセルが届きました。それは、なんと生きたかぶとむしのランドセル。そのランドセルのおかげでみんなに笑われたり、からかわれたり…。すっかりいやになったみっちゃんはランドセルを捨ててしまいますが…。君もこんなランドセル欲しい? 新1年生におすすめです。
やっぱり桜はいいものです
写真絵本/4〜5歳から
さくららら
升井純子 文、小寺卓矢 写真
アリス館 ¥1400
舞台は北海道。冬は雪が多く積もり、春はずっと遅く、桜が咲くのは5月ごろです。その代わりいっぺんに春が来るので、カタクリ、エゾエンゴサク、スミレなども一緒に開花します。そんな北国の春の様子を、美しい写真と温かみのある文章で紹介した一冊です。
イソップの深いお話です
絵本/5〜6歳から
ポチャッ ポチョッ イソップ
A. ビナード 再話、スズキコージ 絵
玉川大学出版部 ¥2500
カエルたちは沼地で平和に暮らしていました。ところが、中にはこんなに平和ではいけない!平和ボケしてはいけない!と声高にいうものがおりました。そこでカエルたちは神様にもっと強い王様を与えてくださいと頼みました。そして神様が与えたのは…。今の世の中にも通じるような2000年も前に作られたイソップのお話。平和、自由について考えさせられるお話です。
平和と戦争をシンプルに対比
絵本/5〜6歳から
へいわとせんそう
たにかわしゅんたろう 文、Noritake 絵
ブロンズ新社 ¥1200
平和と戦争、何が違うんだろう。平和の僕はすっくと立っているけれど、戦争の僕は膝を抱えて座り込んでいる。平和の父は僕と遊んでくれるけど、戦争の父は武装して銃を構えている、などなど、ごく日常を平和の状態と戦争の状態で比べたこの絵本。どちらがいいのか、そんなこと一目瞭然です。平和がいいに決まってます。世界が平和になりますように。
チャーミングなケイゾウさんのお話
読み物/小学低学年から
ケイゾウさんの春・夏・秋・冬
市川宣子 作、さとうあや 絵
講談社 ¥1400
ケイゾウさんは幼稚園で飼われている雄鶏です。小屋は園庭にあり、子どもたちの様子がよくわかります。春にはこいのぼり、夏にはプール、と四季折々園庭にはいろんなものが登場し、子どもたちはその度大騒動。そして、なぜかケイゾウさんはいつもその騒動巻き込まれ…。子ども嫌いの雄鶏ケイゾウさんのユーモラスなお話です。
島巡りに行きたくなる!
写真集/大人向け
いつか旅してみたい美しい 日本の島100
パイインターナショナル 編
パイインターナショナル ¥1900
日本には魅力的な島がたくさんあります。その中から選りすぐりの100の島々を紹介した写真集です。大自然の美しさに圧倒される島、物語が生まれた島、古き良き日本の風景に魅了される島などにカテゴライズされています。コロナが少し落ち着いてきた今、こんな写真集を眺めながら次の旅行の計画立てるのもいいかもしれませんね。
花の香りでお目覚め、すてきだな
絵本/2〜3歳から
おねぼうさんは だあれ?
片山令子 作、あずみ虫 絵
学研 ¥1400
森に春が来ました。うさぎのミミナは、お花を摘みながら冬眠からまだ目覚めない友だちを起こしに行くことにしました。シロツメクサ、カタクリ、スミレなどを摘み、クマやトカゲなどの寝ぐらへと届けます。花の香りでみんなが起きてくれるといいな。アルミ板をカッティングして描かれたとは思えない温かみのある絵が春の雰囲気をよく出しています。
ピクニックにはおにぎり!
絵本/3〜4歳から
おにぎり!
石津ちひろ作 村上康成 絵
小峰書店 ¥1400
さあ、春がやってきます。桜が咲いたらピクニックに行きたいですね。お弁当はもちろんおにぎり! いろんな具がありますが、あなたは何が好きですか? この絵本は文章がすべて五七五で書かれているのでウキウキ気分で読んでください。
迷路好き集まれ!
絵本/4〜5歳から
なぞなぞがっこう迷路
大河原一樹 作、絵
交通新聞社 ¥1300
4月から新1年生になる皆さん、おめでとうございます。今はちょっとドキドキ気分かな? そんなあなたはこの絵本を開いてみてください。迷路、絵探し、なぞなぞなどを楽しみながら、学校の様子がわかっちゃいますよ。教室、図工室、音楽室、体育館などが細かく描かれています。
お殿様が一年生に?
読み物/小学低学年から
おとのさま、小学校にいく
中川ひろたか 作、田中六大 絵
佼成出版社 ¥1200
お城から外を眺めていたお殿様は背中に見慣れぬ物を背負って歩く子どもたちを見かけました。家来の三太夫に尋ねると、どうやらそれはランドセルで、小学校に向かっているのだという答えが。お殿様は自分も小学校へ行ってみたくなりました。校長先生からお許しが出たので、1日だけ入学することになったのですが、お殿様大丈夫かな?
不思議な世界へ旅しましょう
絵本/大人向け
旅する小舟
P. V. D. エンデ 作
求龍堂 ¥2800
文字もなければ色もないモノクロの世界が広がる絵本。ストーリーもあるようでないような…。二人の人物が折った小舟が海に放たれ、旅を続け様々な不思議な生物たちに出会いながらある場所にたどり着く…。全て手書きの細密な絵は一見の価値あり。不思議な世界へ引き込まれます。
春のおさんぽのお供に…
図鑑/大人向け
ワイド版 散歩が楽しくなる雑草手帳
稲垣栄洋 著
東京書籍 ¥1600
まだまだ寒い日が続きますが、もうすぐ日差しにぬくもりが増して来て、お散歩日和になることでしょう。そんな時にこの本があると、道端の草花の名前を知ることができてお散歩が何倍にも楽しくなります。名前の由来、様々なエピソードなどが書かれていて読み物としても面白い図鑑です。
くじらクンに会えるかな?
絵本/2〜3歳から
くじらクンがでたぞ!
古川タク 作、絵
教育画劇 ¥900
ヒゲおじさんが海にやってきて、「ぜんぜんくじらクンなんか見えないよ」と嘆いています。でも、ページをめくるとおじさんの後ろに、あっ!くじらクンのしっぽ! でも、おじさんが海の方を見ると、アレ?消えちゃった。おじさんが昼寝をするとその後ろに…という繰り返しが楽しい絵本。読み聞かせで大盛り上がり間違いなし!
たこ焼きだって幼稚園に行きたい
絵本/3〜4歳から
たこやきようちえん
さいとうしのぶ 作、絵
ポプラ社 ¥1100
屋台から幼稚園に通う子どもたちを見ていたたこ焼きたちは、自分たちも幼稚園に行ってみたいと言い出しました。そこで、たこ焼き屋のおじさんはたこ焼き幼稚園に電話。早速次の日おじさんが作ってくれたお弁当を持って出発です。迎えに来たのはなんと、たこ! さあ、6人(6個?)の幼稚園ライフのはじまりです。ちょっとのぞいてみませんか?
雪にはいろんな顔がある
写真絵本/4〜5歳から
ゆきのかたち
高橋健司 監修、片野隆司 写真
ひさかたチャイルド ¥1000
この冬は岐阜市内でも雪がよく降る気がします。この本では、雪についたいろいろな足跡だったり、雪が作り出す不思議な造形、雪の結晶などを紹介しながら、様々な角度から雪の魅力を紹介しています。たくさん積もるとやっかいだなと思ってしまう雪ですが、美しい一面もあります。そんな雪の魅力を堪能できる写真絵本です。
おバカ男子の妄想ごっこ!
絵本/4〜5歳から
アブナイこうえん
山本 孝 作、絵
ほるぷ出版 ¥1400
「アブナイかえりみち」「アブナイおふろやさん」に続く放課後男子の妄想ワールド絵本第3弾。今度の舞台は公園。ここを宇宙に見立て、五人の小学生は冒険の旅へと出かけます。巨大隕石バナスが地球に衝突するのを防ぐため、ルグンジャーロケットに乗ってイダリーベースに向けて出発! さて任務は遂行できるのか? 公園の遊具が宇宙の乗り物に見立てられてます。わかるかな?
鳥にはまりませんか?
コミック・ガイドブック/大人向け
今日からはじめるばーどらいふ
一日一種 著
文一総合出版 ¥1200
野鳥のジョウビタキとの出会いをきっかけにバードウォッチングにのめり込む主人公を通して、身近な鳥を見る楽しさやノウハウをわかりやすく漫画で教えてくれる本です。どんな道具がいるか、見方のポイント、服装など丁寧に教えてくれます。これを読めば、あなたも鳥沼にハマること間違いなし。さあ、バードウォッチング始めましょう!
スヌーピーは深い
読み物/大人向け
心をととのえるスヌーピー
C. M. シュルツ 著、谷川俊太郎 訳、枡野俊明 監修
光文社 ¥1300
スヌーピーと言えば誰もが知っているキャラクター。グッズなど可愛いものがたくさんありますよね。スヌーピーの漫画、ピーナッツコミックを読んだことはありますか? この本の監修者で僧侶の枡野さんはコミックのセリフは禅に通じるものがあると解説してくれています。いろいろある世の中、ちょっと気分が落ち込みそうな時、この本をちょっとのぞいてみませんか? 沁みる言葉に出会えるかも。
なんとも不思議な夢の世界
絵本/3〜4歳から
とらのゆめ
タイガー立石 作、絵
福音館書店 ¥400
ぐうぐうぐう…、とらきちは夢の世界へ出ていきます。池で遊んでびしょぬれになってお日様にあたっていると、だるまさんに変身。おかしな夢の世界は続きます。読んでいるとなんだかクラクラした気分になりますが、夢ってそんなものかもしれませんよね。初版1984年の絵本が再版されました。
スケールの大きな恩返し
絵本/5〜6歳から
人食いとらのおんがえし
松谷みよ子 文、長野ヒデ子 絵
佼成出版社 ¥1300
昔、ある若者が山の中で口から血を流して苦しんでいる大きなトラに出会いました。若者はトラに近づき、口の中にささっていたかんざしを抜いてやりました。そのあくる日から、トラの豪快な恩返しが始まったのです。山の木に始まり、なんとお嫁さんまで。朝鮮に伝わるおおらかな昔話です。
雪深いロシアの昔話です
絵本/5〜6歳から
ゆきむすめ
内田莉莎子 再話、佐藤忠良 画
福音館書店 ¥900
あるところに子どものいない老夫婦がいました。雪の降った日、夫婦は女の子の雪像を作りました。すると、その雪像が突然動き出し、本物の女の子に変わりました。女の子は美しく成長し、夫婦はたいそう可愛がりましたが、夏のある日、友だちとピクニックへ出かけ…。美しく儚いロシアの昔話。60年近くも前に出版された絵本です。
オニだってお風呂が好き
絵本/4〜5歳から
オニのふろめぐり
岡田よしたか 作、絵
小学館 ¥1200
仕事終わりに二匹の鬼が人間のお風呂屋さんにやってきました。鬼の狙いは人間を驚かすこと。思い通り人間たちは大騒ぎ。しめしめ、と調子に乗った鬼たちは次のお風呂屋さんへ。でもそこはなんとワニのお風呂屋さん。こんどは鬼がびっくり。そして次は? お風呂屋さんでのルールも教えてくれる絵本です。
夜空に浮かぶのは?
絵本/5〜6歳から
ネコヅメのよる
町田尚子 作、絵
岩崎書店 ¥1500
「もしかして、そろそろかもしれない」。その夜、ネコは確信します。「まちがいない、今夜だ」。ネコは外へ出かけていきます。すると、あっちからもこっちからも、ネコ、ネコ。たちまち通りはネコでいっぱいに…。たくさんのネコが固唾を飲んで見上げる夜空に現れたのは…。ネコ好きにはたまらない絵本。待望の復刊です。
寒い冬に暖かいお話を
絵本/4〜5歳から
あかいてぶくろ
林 木林 文、岡田千晶 絵
小峰書店 ¥1600
赤い手袋はいつも小さな女の子といっしょでした。女の子の手をふんわり優しく包み、雪だるまを作る時はそっと手伝ったりしました。でもある日、女の子は手袋を片方なくしてしまいました。その手袋を最初に見つけたのは、きつねでした。その後手袋はいろいろな動物の手に渡り…。白い雪景色の中で描かれる赤い手袋に暖かさを感じる絵本です。
あったらいいな、こんな電子レンジ
絵本/3〜4歳から
まほうのでんしレンジ
たかおかまりこ 原案、さいとうしのぶ 作、絵
ひかりのくに ¥1280
ぼくの家に、ある日新しい電子レンジが届いた。パパは「さーてとりあえずオムライスにでもするか」と言って、空っぽのお皿を電子レンジに入れて「はらぺこぺこりんりん、はらぺこりん」と唱え始めた。すると、なんとお皿の上にはオムライスが! どうなってるの? こんな電子レンジあったらいいなって思った人いるんじゃない?
思わずにやりとしてしまいます
絵本/3〜4歳から
とっています
市原 淳 作、絵
世界文化社 ¥1100
表紙には真剣な表情ですもうをとっている二人の力士が描かれています。二人はすもうをとっているのだけれど、すもうをとりながら、ちょうちょもとっています。そして、ちょうちょをとりながら、相手の足もとっています。そして…。「とっています」でずっとつながり、思わぬ展開になっていく、とても楽しい絵本です。大ウケ間違いなし!
こんな幼稚園に通いたい!
絵本/3〜4歳から
きんたろうようちえん
やぎたみこ 作、絵
あかね書房 ¥1400
この幼稚園は山の上にあります。園児たちは毎日ロープウェイに乗って登園です。ロープウェイを動かしているのは、なんと園長の金太郎先生です。他の先生はなんと、くま、さる、おおかみ、とみんな動物! 動物と子どもたちはとっても仲良し。いろんなことして一日中遊んで、帰りはなんとトロッコ列車で一気に! 夢のような幼稚園ですよね。私も入りたいな〜。
空を見上げよう!
図鑑/小学高学年から
ときめく雲図鑑
菊池真以 写真、文
山と渓谷社 ¥1600
秋の空は美しいですよね。青い空に白い雲、思わず背伸びしたくなる風景ですよね。空に浮かぶ雲を眺めていると、この雲の名前はなんだろう、どうしてこんな形になったんだろう、なんていろいろ気になりませんか? この本ではそんな疑問にわかりやすく答えてくれています。よく晴れた爽やかな空気の中、この本を手にして外へ出かけて、空を見上げてみませんか?
月世界は殺伐? 美しい?
SFマンガ/大人向け
月の番人
T. ゴールド 作、古屋美登里 訳
亜紀書房 ¥1500
主人公は月の安全を守る警察官。移住者でかつてはにぎわった月も、今は過疎化が進み閑散として、事件などほとんど起こりません。彼も地球に戻りたいのですが、代わりが見つからないということで申し出は却下されてしまいました。やがてますます人は減っていき、月は静寂に包まれていきます。世界で大人気の漫画家による、不思議で美しくて、そして少し物悲しい絵本です。
唯一無二の世界へどうぞ
写真絵本/大人向け
いつでも君のそばにいる
リト@葉っぱ切り絵、著
講談社 ¥1300
表紙を見てびっくり。これは葉っぱを切り抜いて作られているのです。ページをめくっていくと次々に現れる作品の数々にはほんとうに驚かされます。制作過程も最後の方に載っていますが、普通の人にはとてもムリ。作品には短い文章が添えられていますが、それがとても暖かくほっこりし、少し疲れた心に沁みます。プレゼントにも良さそうです。
ハロウィンって楽しそう
絵本/3〜4歳から
プリンちゃんのハロウィン
なかがわちひろ 文、たかおゆうこ 絵
理論社 ¥1200
今日はハロウィンです。プリンちゃんはお友だちのドーナツくんとマシュマロちゃんと一緒に仮装して、出発です。「トリック オア トリート」と言いながら最初のお家へ行くと、「まあ、可愛いおばけの四人組ね」と言われびっくり! だって三人で出発したのですもの。え〜一体どういうこと? さて、増えたのはだれ?
私も欲しいな、もみじのてがみ
絵本/4〜5歳から
もみじのてがみ
きくちちき 作、絵
小峰書店 ¥1600
山に住むねずみの元へ、「もみじのてがみ」が届きます。自分の住む山にも、もみじがあるかな? ねずみはひよどりとりすを誘って探しに行きます。秋の山には、木の実やきのこなど赤いものがいろいろ。でももみじはなかなか見つかりません…。最後のページの紅葉のシーンは圧巻です。山に行ってもみじを眺めたくなります。
こんなヒーローはいかが?
絵本/3〜4歳から
ふしぎなヒーローやさん
みやにしたつや 作、絵
金の星社 ¥1300
ブタくんは野原で「ヒーローやさん」というお店を見つけました。そこにはヒーローグッズがいろいろ。店のタヌキのおじさんに聞くと「これをつけるとヒーローになれるんだよ」と言われました。ブタくんはブーツやマントを次々試してみました。すると…。さて、ブタくんはヒーローになれたのかな? オチで大爆笑間違いなし!
どんぐりにもいろいろあって
科学絵本/5〜6歳から
ぽっとん ころころ どんぐり
いわさ ゆうこ 作、絵
童心社 ¥1100
どんぐり、と一口に言っても実は種類は様々。クヌギ、コナラ、ミズナラ、マテバシイなどなど。この絵本ではまずクヌギの木の一年を紹介して、どんぐりができる過程を解りやすく説明してくれています。その後いろいろな種類のどんぐりの紹介や、動物との関わり、食べ方、遊び方など盛りだくさんに教えてくれます。この絵本読んでどんぐり博士になっちゃいましょう!
かこさとしさんの自伝的絵本
絵本/小学低学年から
秋
かこさとし 作、絵
講談社 ¥1600
昭和19年の秋。かこさんは18歳。秋は大好きな季節なのに、その秋はとても嫌な秋でした。日本はアメリカと激しい戦争をしていて、恐ろしい日々が続いていたからです。「勝っても負けても戦争では人が死に、傷つき、生活がめちゃめちゃになってゆく。誰がいったい戦争で得をするというのだろう」。戦争をじかに体験したかこさん(2018年没)が残した平和へのメッセージ絵本です。
こんなおばあさんになりたい
読み物/小学高学年から
西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集
梨木香歩 作
新潮社 ¥1500
学校になじめないまいはしばらく母方の祖母の家で暮らすことになりました。母方の祖母はイギリス人。田舎の家で自然に囲まれて過ごしていました。都会とは全く違う環境の中、少しずつまいの心はほどけてゆきました。映画化もされた表題作、そしてそれにつながる短編が2編、書き下ろしが1編とぜいたくな作品集です。秋の夜長にいかがですか?
こんな運動会はいかが?
絵本/4〜5歳から
こぶたのブルトン あきはうんどうかい
中川ひろたか 作、市居みか 絵
アリス館 ¥1300
ブルトンが目を覚ますと、朝から花火が上がっています。そう、今日は運動会。でも、運動の苦手なブルトンは憂鬱な気分。すると、「ブルトン行くぞー」と大きな声が。ダルマのたかさきさんとイタチのアンドレが誘いに来ました。無理やり連れ出されたブルトン。さて、どんな運動会になるのやら…。
美しい絵に癒されます
絵本/小学低学年から
かえでの葉っぱ
D. ムラースコヴァー 文、関沢明子 訳、出久根 育 絵
理論社 ¥1800
これは一枚の葉っぱのお話です。かえでの葉っぱが散っていくところから始まります。風にのって様々なところを旅していく葉っぱ。ツバメに会ったり、子どもに拾われそうになったり、川に落ちたり…。チェコ在住の作家によって描かれた美しいチェコの秋の風景に引き込まれます。
強がってもやっぱり母が恋しい
絵本/3〜4歳から
つきよの3びき
たかどのほうこ 作、岡本 順 絵
童心社 ¥1300
くまの子とやぎの子、たぬきの子が夜の公園でふくれっ面。お母さんに怒られてむくれています。「おかあさんなんかしーらない」と強がって、落書きしたり、公園の像にいたずらしたりして強がっていました。そんな3匹の様子を空から見ていたお月様が「もうおうちに帰りなさい」と。とたんに3匹はさびしくなり…。
水と人の戦いは昔から…
読み物/小学中学年から
千本松原
岸 武雄 作、梶山俊夫 画
あかね書房 ¥1600
このお話の舞台は、木曽川、揖斐川、長良川の三本の川が集まり、昔から洪水に悩まされていた今の岐阜県海津市のあたりです。江戸時代、この地に薩摩藩の武士たちが駆り出され、宝暦治水と呼ばれる大工事が行われました。難工事の苦悩、幕府の非情さ、百姓たちの苦労、様々に渦巻く複雑な物語をじつにリアルに描き出した渾身の一冊です。
あなたにもきっとあるふしぎな現象!
読み物/小学高学年から
大人も知らない? ふしぎ現象事典
「ふしぎ現象研究会」編、ヨシタケシンスケ イラスト
マイクロマガジン社 ¥1000
例えば、漢字の練習している時、えっ、こんな字あったっけ?って思ったり、期間限定って書いてあるとつい買っちゃうとか、不思議な現象って経験したことありますよね。実はそれらの現象には名前があるんですって。この本ではそんな現象の数々を紹介しています。あーこんなことあるあるってきっと思いますよ。
天気について知りたい方へ!
科学絵本/小学中学年から
天気のふしぎえほん
斉田季実治 監修
PHP研究所 ¥1600
人の生活は天気に左右されること多いですよね。でも、天気っていろいろ不思議ですよね。どうして雨や雪がふるのかとか、天気はどうやって予想するのかなどなど、天気の疑問にNHKのお天気キャスターで有名な斉田さんがばっちり答えてくれています。大人の方にもおすすめします。
ダイナミックなお化けたち
絵本/3〜4歳から
お化けの猛暑日
川端 誠 作、絵
BL出版 ¥1400
暑いですね〜。人間だけじゃなくて、お化けたちもバテバテのご様子。ここはひとつ天に住む龍に頼んで、夕立を降らせてもらおうと、天狗と一反木綿が飛び立っていきました。さて、うまく龍にめぐりあえるかな? シリーズ第6弾。
こんな冒険ができたら最高!
絵本/3〜4歳から
バッタロボットのぼうけん
まつおかたつひで作、絵
ポプラ社 ¥1500
博士が作ったバッタ型ロボットに乗って、いざ冒険の旅へ。行く先は、ボルネオ、オーストラリア、ニュージーランドです。バッタロボットが後ろ足で思い切りジャンプ。行く先々でその地に暮らす様々な生物と出会いますが、ちょっと危険な目にも…。
深海好き、冒険好きにオススメ
絵本/4〜5歳から
しんかいたんけん! マリンスノー
山本 孝 作、絵
小峰書店 ¥1400
夜、仲良し兄弟は布団に潜って冒険開始。今夜の行き先は深海。探査艇マリンスノーに乗り込んで出発です。ぐんぐん深く潜って行くとメガマウス、リュウグウノツカイ、メンダコなど次々と不思議な生き物が現れます。生き生きと描かれる深海生物たちに思わず引き込まれます。
真実は自分で見つけるもの
絵本/小学高学年から
二番目の悪者
林 木林 作、庄野ナホコ 絵
小さい書房 ¥1800
王様になりたかった金のライオンは、ある日、銀のライオンがとてもいい人だという噂を聞き、このままではそいつが王になってしまうかもと思い、銀のライオンの悪口を吹聴し始めました。そしてその悪口はどんどん広がり…。SNSの普及で出所不明の情報が流れる昨今。自らで見極めることの大事さが問われている絵本です。
一番こわいのは人の心?
ノンフィクション/小学中学年から
ゲンバクとよばれた少年
中村由一 著、渡辺 孝 聞き書き、宮尾和孝 絵
講談社 ¥1200
長崎で原爆の被害を受け、頭にひどいけがをした中村少年は、学校で差別され、いじめられ、先生からは「ハゲ」「カッパ」「ゲンバク」とあだなをつけられました。そして、彼にはもう一つ背負わされた辛い事実があったのです。目を背けてはいけない、知らなくてはいけないことがまだまだあるのだと思い知らされました。
さあ、料理はじめよう!
レシピ本/小学低学年から
今日からぼくがクッキング
瀧 知子 写真と文、和田万祐 料理、水野さほこ デザイン、常田 知里 栄養監修
岐阜新聞社 ¥1600
さあ夏休み。時間はたっぷり。料理でもやってみようかな〜なんて思っている小中学生はいませんか? レシピ本はちょっと難しそう? でもこの本なら大丈夫。本当にわかりやすく、簡単に作ることのできるものばかり。メニューもチャーハン、餃子などみんなが好きなものばかりです。
夏は虫とりでしょ!
絵本/4〜5歳から
わっはは ぼくのなつやすみ
おのりえん 作、タダサトシ 絵
こぐま社 ¥1400
僕は夏休みにおじいちゃんの家に泊まって、早朝や夜におじいちゃんと虫採りに出かけた。トンボにカミキリムシ、カブト、クワガタ、笑っちゃうくらいいろんな虫が採れた。最高の僕の夏休み! 宿題忘れちゃったけど、どうでもいい。楽しかったんだもん。こんな夏休み過ごせたら言うことなしです。
オニだってこわい〜
絵本/4〜5歳から
オニのきもだめし
岡田よしたか 作、絵
小学館 ¥1200
帰宅時間がすっかり遅くなってしまった二人の鬼。暗い夜道、おばけが出そうでこわい〜。鬼がおばけを怖がるなんておかしいですよね。でもこわいものはこわいのです。ふるえながら歩いていると、どこからかヒュル〜とひとだまが。キャ〜〜! 二人は無事家に帰ることできるかな?
こんなプールで泳ぎたい!
絵本/4〜5歳から
すいかのプール
アンニョン・タル 作、斎藤真理子 訳
岩波書店 ¥1700
夏はすいか。でも、この絵本に出てくるのは食べるためのすいかではなく、泳ぐためのすいかです。大きなすいかにおおぜいの人がやってきて、すいかにつかったり、飛び込んだり、涼しげで楽しそうです。シュールで愉快なすいかの絵本。韓国の作家さんです。
海に行ったら磯遊びだ!
絵本/4〜5歳から
いそあそびしようよ!
はたこうしろう、奥山英治 作
ほるぷ出版 ¥1300
この通信の1面でも紹介した『むしとりにいこうよ!』の続編。夏休みにお兄ちゃんと一緒に海へ。波や砂で遊ぶのも楽しいけど、潮が引いた磯にはいろんな生き物がいて心が躍ります。ヤドカリ、イソギンチャク、カメノテ、ヒトデ…。不思議な生き物たちに出会ってください。
奇跡に守られたユダヤ人の赤ちゃん
読み物/大人向け
神さまの貨物
J. C. グランベール 作、河野万里子 訳
ポプラ社 ¥1400
第二次世界大戦の最中、フランスのとある村に住む貧しいきこりのおかみさんが森の中で拾い物をしました。それは、走る列車の窓から投げられた小さな赤ちゃん。その列車はユダヤ人を乗せ、収容所に向かうところでした。ユダヤ人の赤ちゃんを育てるのは犯罪行為でしたが、おかみさんは必死に子育てをします。愛情に応えて、赤ちゃんはすくすく育ち…。戦争のむごさ、そして、人の心の温かさを描いた感動作です。
プラスチックは便利、でも…
科学絵本/小学低学年から
つかう? やめる? かんがえよう プラスチック
田崎智宏 監修・解説、清水知佐子 訳、キム・ウンジュ 文 、イ・ジウォン 絵
ほるぷ出版 ¥1900
プラスチックは様々な日用品に使われていてとても便利ですが、今、海洋ゴミの問題が大きくなってきています。プラスチックの歴史、製品になるまでの過程、これからの課題がわかりやすく描かれているこの絵本。親子でいろいろなことを一緒に考えたいですね。
おとうさんはすごいっ!
絵本/3〜4歳から
「えいっ」
三木 卓 作、高畠 純 絵
理論社 ¥1200
くまの子はお父さんと町にお出かけ。道路を渡りたいのに信号がなかなか青になりません。でも「お父さんが青にしてあげるよ」と「えいっ」と掛け声をかけると本当に青に。くまの子はびっくり。その後もお父さんにいろいろ頼むくまの子。その度「えいっ」とお父さん。さてうまくいくのかな?
暑い日はつめた〜いのがいい
絵本/4〜5歳から
ばばばあちゃんのアイス・パーティ
さとうわきこ 作、佐々木志乃 協力
福音館書店 ¥900
暑い時は冷たいものを食べるのが一番。というわけで、ばばばあちゃんと子どもたちはアイスパーティを開くことに。家にある様々な入れ物を集めてきて自分の好きなものを凍らせてしまおうというわけです。さあ、どうなるかな? あなたもやってみませんか?
もう一度育ててみたくなる?
絵本/4〜5歳から
あさがお
荒井真紀 文、絵
金の星社 ¥1200
夏になるとあちこちで見かけるのがあさがおの花。誰でも一度は育てたことのある花ですよね。種を蒔いて芽が出て蔓が伸びて、つぼみがついて花が咲いて、という成長のようすを緻密な絵で描いているのがこの絵本。一株のあさがおから多い時は200個以上も種が取れるなんて知ってましたか? 身近な花ですが自然の神秘が詰まっているのです。
必死の追いかけっこ!
絵本/4〜5歳から
ひ〜〜
りとうようい 作、絵
すずき出版 ¥1300
ひ〜、ヒヒがヒョウから逃げる。木に登ったけど、ヒョウも登ってくる。焦ったヒヒはキリンの首に飛びついたけど、見つかってしまう。今度は川の中を泳いで逃げるけど…。さあ、ヒヒはどうなるどうなる? 縦開きで画面いっぱいに描かれた絵が大迫力。臨場感たっぷりの逃走劇です。
DNAは不思議
科学絵本/小学低学年から
うまれて そだつ━━わたしたちのDNAといでん
N. デイビス 文、E. サットン 絵
越智典子 訳 斎藤成也 監修
ゴブリン書房 ¥1500
人や動物、植物は生まれて育っていきます。どのように大きくなるか自分ではわからなくても、体の中に設計図があるのです。私たちの体の神秘を、美しいイラストで楽しく教えてくれる科学絵本です。大人の方にもおすすめです。
バードウオッチングのお供に
ハンディ図鑑/大人向け
野鳥手帳
叶内拓哉 文、写真、水谷高英 イラスト
文一総合出版 ¥1400
公園などを歩いていると野鳥の姿を目にすることありますよね。スズメ、ハト、カラスくらいならわかるけど、その他はなかなかという方多いと思います。この本では、242種の野鳥を詳細なイラストと写真で紹介しています。似ている種類が同じページに載っているので違いもよくわかります。お散歩のお供にぜひ!
雨の日はかっぱと一緒!
絵本/4〜5歳から
あめかっぱ
むらかみさおり 作、絵
偕成社 ¥1300
外は雨がしとしと降る日、なおちゃんのお家に、なんとかっぱが訪ねてきました。なおちゃんのお母さんは用事ができたので、かっぱとお留守番なのです。雨が降っているのにかっぱは、「ピクニック日和だね」と言ってお弁当を作り外へと出かけました。二人が着いたところは…。幻想的な絵が魅力の絵本です。
雨の日はかっぱと一緒!
絵本/4〜5歳から
くらやみきんしの国
E. H=ブース 作、おおつかのりこ 訳
あかね書房 ¥1600
ある国に暗闇が怖い王様がいました。王様は暗闇禁止にしようとしました。でも、王様が禁止と言うときっと反発が来ると考えた家来たちは一計を案じます。王様の思い通りに暗闇禁止にはなったのですが…。寓話のようなこの絵本、考えさせられることがたくさんあります。ぜひご一読を。
大切な人へのプレゼントに…
絵本/子どもから大人まで
ふたりはずっと かしこいちえのことばしゅう
A. ローベル 作、絵、三木 卓 訳
文化出版局 ¥1400
がまくんとかえるくんの友情を描いた人気シリーズは全4冊。なんともう50年近くも前に出版された本です。日本でも教科書に載ったりしているので、お馴染みの方多いですよね。この本はそのシリーズの中から選りすぐった素敵な言葉を集めたものです。きっとあなたの心に寄り添うことばが見つかるはず。
物語のその奥へ
エッセイ/大人向け
物語のものがたり
梨木香歩 著
岩波書店 ¥1400
「秘密の花園」「赤毛のアン」「ピーターラビット」となど誰もが一冊は読んだことあるであろう物語について梨木さんが独特の感性で深く読み解いていくこの本。作者の意図、訳者たちの想いに深く切り込んでいきます。やはり、長年愛される名作にはそれなりの理由があるということを改めて思わせてくれるエッセイ集です。
からだって面白い!
絵ずかん/小学低学年から
できるかな? 人体おもしろチャレンジ
坂井建雄 監修
えほんの杜 ¥1500
人間のからだの様々な不思議を面白く紹介しているのがこの本です。例えば、中指を曲げて机の上に置くと親指や人差し指は自由に動かせるけど、中指は動かせないとか、肘とあごはくっつけられないとか。実際やってみると本当にできない! なぜ? それはこの本読んでみてください。いろいろ面白い発見ができますよ!
敵を知れば恐るに足らず
図鑑/5〜6歳から
子どもと一緒に覚えたい 毒生物の名前
ふじのくに地球環境史ミュージアム 監修、加古川利彦 絵
マイルスタッフ ¥1900
これからの季節アウトドアを楽しむ機会が増えますよね。外に出ればいろいろな生き物や植物に出会います。もちろん危険なものばかりではありませんが、中には恐ろしい毒を持ったものも。ちゃんと相手のことを知って、危険を回避しましょう。詳しい絵で分かりやすく書いてありますよ。
友だちができる時のドキドキ?
絵本/5〜6歳から
やねうらべやのおばけ
しおたにまみこ 作、絵
偕成社 ¥1200
おばけは古い家の屋根裏部屋に住み着いていました。そこは居心地の良い場所でおばけは気に入っていました。ところがある日そのお気に入りの場所にこの家に住む女の子が来るようになったのです。一人で気ままに過ごしていたのに! おばけはなんとかしてその子が来ないようにしようとしますが…。心がキュンとする絵本です。
図書館は楽しいよ!
絵本/4〜5歳から
としょかんへいこう
斉藤 洋 作、田中六大 絵
講談社 ¥1400
あなたは図書館に行ったことがありますか? あまり図書館へは行かないし、利用の仕方もよくわからないという人はぜひこの絵本を読んでみてくださいね。迷路、間違い探し、おかしなクイズなどを楽しみながら図書館のことがばっちりわかってしまう絵本です。親子で楽しめますよ。図書館でお気に入りを見つけたら、おおきな木に買いに来てください! これも大事です!
屋根より高いのかな?
絵本/5〜6歳から
かっぱのこいのぼり
内田麟太郎 作、山本 孝 絵
岩崎書店 ¥1300
ここはかっぱ町。かっぱたちが楽しく暮らしています。明日は年に一度のお楽しみの日。みんなはなんだかウキウキそわそわ。温泉に入って体をきれいにして、友だちもやってきて、前祝いのお祭りも始まりました。そして、いよいよその日。さて何が起こるのかな? かっぱや水の生き物たちのこいのぼりの楽しみ方、なかなか斬新ですよ。
怒りたくはないけれど…
絵本/4〜5歳から
てっかくん
さとうめぐみ 作、絵
教育画劇 ¥1100
やんちゃ坊主のてっかくんは、いつもねぎとろママに「早くしなさい」とか「だめ!」とか辛い言葉をたくさん言われていました。そんなある日、ママの辛い言葉がてっかくんの体に張り付いてしまい…。言ってはいけないと思いつつも、ついつい小言が口をついてしまうことも。身に覚えのあるママも多いのでは? 読むときっとお子さんをギュってしたくなりますよ。
食べたくなっちゃう〜
絵ずかん/3〜4歳から
おかしのずかん
大森裕子 作、福田淳子 監修
白泉社 ¥880
ページをめくると次々現れるお菓子たち。なんて魅力的でなんて美味しそうなんでしょう。見慣れたお菓子もあれば、あまり見かけないものもあります。へえ、レアチーズケーキって日本発祥なんだとか、クリスマスケーキは日本のものなんだとか発見もいろいろ。眺めて楽しくて読んで為になる絵本です。
目指せ葉っぱ博士!
図鑑/5〜6歳から
くらべてわかる 木の葉っぱ
林 将之 写真、文
山と渓谷社 ¥1850
もうすぐ新緑の季節。きらきら光る葉っぱたちが眩しい心踊る光景が待ち遠しいです。見ているだけでなく、葉っぱの名前がわかったらもっと楽しいとは思いませんか? この本では、木の葉をアップでしっかりと紹介しています。似たような種類も違いが書かれているのでちゃんとわかります。これを読んで葉っぱ博士を目指そう!
愛らしいかえるたち(文は舘野さん)
絵本/3〜4歳から
あまがえるのかくれんぼ
たてのひろし 作、かわしまはるこ 絵
世界文化社 ¥1200
3匹のあまがえるが草むらでかくれんぼをしていました。その内の一匹の体の色がだんだん変わって行くのに気づき、仲間は大慌て。一体どうしたんでしょう…。文章は細密生物画家の舘野鴻さん、絵を描かれたのはそのお弟子さんです。メルヘンチックだけど、科学的根拠に基づいて描かれています。
これには深いワケが…
絵本/4〜5歳から
ちこくのりゆう
森くま堂 作、北村裕花 絵
童心社 ¥1300
僕は今日学校に遅刻した。でも、それには深い理由があるんだ。朝起きたら、父ちゃんと母ちゃんがカブトムシに変身してて、おなかが空いたっていうからゼリーあげて、それから野良猫が声かけてきて、それからそれから…。次々飛び出す遅刻の理由がなんともナンセンス。抱腹絶倒間違いなし!
昼寝をするのも楽じゃない
絵本/3〜4歳から
たいへんなひるね
さとうわきこ 作、絵
福音館書店 ¥900
ばばばあちゃんがある日カレンダーに目をやると、もう4月。4月になったら外で昼寝をするのがばばばあちゃんのお楽しみ。でも、外は寒くて、なんと雪まで降ってきた。こんなんじゃとても昼寝なんかできやしません。そこでばばばあちゃんは大きなラッパを持ち出して…。パワフルばばばあちゃんの楽しいお話です。
うさぎみたいに跳ねたいな
絵童話/4〜5歳から
はねるのだいすき
神沢利子 作、長 新太 絵
絵本塾出版 ¥1800
うさぎのピコは跳ねるのが大好き。今日もキンポウゲが花盛りの野原でぴょーんと楽しく飛び跳ねたり、くるりととんぼがえりをしていると、きつねのコンがうるさいぞ、と文句を言ってきました…。この本が出たのは1970年、50年以上前です。でも全然古さを感じさせません。短いお話が4編入っていて、初めての一人読みにもぴったりの一冊です。
手なことがあっても大丈夫!
絵本/5〜6歳から
すきなこと にがてなこと
新井洋行 作、嶽 まいこ 絵
くもん出版 ¥1400
人は皆、得意なことと苦手なことがありますよね。運動は得意だけど人前で発表するのが苦手とか、歌は得意だけど工作が苦手とか…。苦手なことがあるといじけてしまうこともあるけど、自分が苦手なことを得意とする人がそばにいて、きっとカバーしてくれるはず。苦手なことがあっても大丈夫!と背中を押してくれる絵本です。
テクノロジーの行きつく先は…?
絵本/小学高学年から
ウサギ
J. マーズデン 文、S. タン 絵
河出書房新社 ¥1300
ある日、どこからともなくやってきたウサギ。初めは友好的に見えた彼らだったが、いつの間にか数を増やし、先住民の土地を奪い、木を切り、水や空気を汚していった。もう平和な日々は返らない…。ウサギはテクノロジーを武器に自然を征服していく文明を象徴しています。数々の話題作を送り出してきたオーストラリアの画家ショーン・タンの絵本デビュー作です。
春が待ち遠しい…
絵本/3〜4歳から
もりのてがみ
片山令子 作、片山 健 絵
福音館書店 ¥900
森の中の家に住んでいるひろこさんは森の動物たちに手紙を書きました。りす、とかげ、ことり、うさぎ。みんなひろこさんがいっしょに遊んだ動物たち。春になってすみれが咲いたらまた遊びましょう、と書いた手紙をもみの木に結びつけました。そして、暖かい日が続いたある朝…。春を心待ちにする気持ちを描いた絵本です。
「はじめて」はどきどき
絵本/4〜5歳から
はじめてのはじまり
中川ひろたか 文、中野真典 絵
小学館 ¥1300
朝日が昇って1日が始まる、幕が開いて舞台が始まる、じゃんけんで鬼が決まって鬼ごっこが始まる。全ての事柄には「はじまり」があります。この絵本ではそんな様々な「はじまり」が描かれています。春はたくさんの「はじまり」の季節。新たな始まりを迎える子への贈り物にぴったりの絵本です。
こんな殿様がいたら楽しいね
絵本/4〜5歳から
とのさま1ねんせい
長野ヒデ子、本田カヨ子 作、絵
あすなろ書房 ¥1300
あるお城に遊ぶことが大好きなお殿様がいました。家来がいくら勉強するように言っても遊んでばかり。もうすぐ一年生になるんですよと言ったら、そんなのいやだ!と雲隠れ。困った家来たちは、さてどうしたでしょうか? お殿様は一年生になれるかな?ゆかいなお殿様のお話です。
こんな殿様がいたら楽しいね
絵本/4〜5歳から
ひなまつりパーティー はるらんらん
すとうあさえ 文、山田花菜 絵、川島雅子 レシピ提供
ほるぷ出版 ¥1300
3月3日はひなまつり。女の子の節句ではあるけれど、春が来たのを喜ぶという意味もあるので、その点では男女関係なくお祝いしちゃいましょ。お雛様のお寿司、春の野原サラダ、などなど。どれも美味しそう。レシピもあるのでぜひお家で作ってみてはいかがですか?
孫と祖父の心の交流物語
読み物/小学中学年から
おじいちゃんとの最後の旅
U. スタルク 作、K. クローザー 絵、菱木晃子 訳
徳間書店 ¥1700
ぼくのおじいちゃんは入院中。おじいちゃんはわがままで、汚い言葉ばかり使うので、周りからは好かれていないけど、ぼくは大好き。パパに嘘をついて、時どきお見舞いに行くんだ。ある日、おじいちゃんがぼくに、以前暮らしていた家に戻る、という内緒の計画を打ち明けた。ぼくはおじいちゃんのために完璧な計画を立てたんだ…。祖父を思う孫の気持ちが描かれた心温まる物語です。
さあ、お散歩しましょ!
写真図鑑/大人向け
散歩の草花図鑑
岩槻秀明 著
大和書房 ¥800
まだまだ寒い日が続きますが、あと少しで春です。春になると暖かい日差しのもとお散歩したくなりますよね。足元には花々が。でも名前がわからない。この本では、そんなごくごく身近な植物を、カラー写真でたくさん紹介しています。文庫サイズなので持ち歩きにぴったり。遠出しなくても近所で自然に親しんでみませんか?
鳴き声合戦始まるよ!
絵本/3〜4歳から
かあかあ もうもう
丹治 匠 作
こぐま社 ¥1200
一本の木の上には、からす。その木の根元には、牛がおりました。からすは、かあかあ、牛はもうもう、と普通に鳴いていたのですが、鳴き声の大きさを競い始めてだんだんエスカレート! しまいにはお互い疲れてしまい…。からすと牛に分かれて読み合いすると楽しそうな絵本です。
動物の鳴き声も国が違えば…
絵本/4〜5歳から
うしはどこでも「モー!」
E. S. ワインスティーン 作、K. アンダーソン 絵、桂かい枝 訳
すずき出版 ¥1400
動物の鳴き声は国によって表現の仕方が違うんですよ。例えばニワトリ。日本では「コケコッコー」、イギリスでは「カッカドゥドゥルドゥ」、フランスでは「コッコリコー」。他の動物もお国によっていろいろなんだけど、うしはどこの国でも「モー」なんですって。面白いですね。
うしがうしろをふりかえると…
絵本/3〜4歳から
うし
内田麟太郎 作、高畠 純 絵
アリス館 ¥1300
なんかご用?とでも言いたげにこちらを振り返る牛。絵本をめくると次々と牛が登場。おそらく前代未聞、牛しか出てこない絵本です。牛がずら〜っと並んだり、ページにはみださんばかりに多くの牛が!「モ〜けっこう!」なんて…。三四郎店長の絵本ライブでも人気です。
ゆきだるまのヒミツが…
絵本/4〜5歳から
ゆきだるまはよるがすき!
C. ビーナー 作、M. ビーナー 絵、せなあいこ 訳
評論社 ¥1300
昨日作った雪だるまが朝になるとなんだか違う形になってるなって思ったことないですか? 実は、雪だるまは夜になるとみんなで集まって楽しく遊んでるんですよ。ダンスを踊ったり、そり遊びしたり…。ホントかな? 夜の風景がとても美しく描かれた幻想的な絵本です。おまけの探し絵もありますよ。
あったらいいな、こんな豆!
絵本/5〜6歳から
オニたいじ
森 絵都 作、竹内通雅 絵
金の星社 ¥1300
ある神社で恒例の豆まきが行われておりました。オニに向かって、いつもと同じように豆を投げております。ところが一点だけいつもと違っていました。今年の豆はよく考える豆だったのです。神社のオニは本物ではないと見抜いた豆は本物のオニを探しに行きました。壮大なオニ退治をお楽しみあれ!
おばさんを侮るなかれ!
読み物/大人向け
イラストレイテッド 日本のおばさん
豊村真理 イラストと文
バジリコ ¥1300
「おばさん」と言われるとなんかムっとしてしまうけれど、年齢的にはまごうことなくおばさんの私。この本では、ヘアスタイル、服装や美容院、電車の中などカテゴリーに分けて「おばさん」をスケッチしています。あ〜こんな人いるいる、この人私っぽい、この服はナシだよね、などなどつい見入ってしまいます。
秋です! アートしませんか?
絵本/3〜4歳から
ばけばけ はっぱ
藤本ともひこ 作、絵
ハッピーオウル社 ¥1200
秋は落ち葉や木の実がきれい。この絵本では、そんな落ち葉や木の実を並べてできる動物がたくさん紹介されています。最初は落ち葉に隠れていて全部は見えないけれど、ページをめくると落ち葉の下からその動物が出てくる、というしかけになっているので、何かな?って考えるのも楽しいです。
動かないから魅力的?
絵本/4〜5歳から
うごきません。
大塚健太 作、柴田ケイコ 絵
パイ インターナショナル ¥1350
ハシビロコウって知ってますか? 何があっても動かないことで有名な鳥ですよ。どれだけ動かないかっていうと、へびが来ても、かばが来ても全然動かないんです。じゃあ、鼻がバナナになったぞうが来ても? ペンギンが空を飛んでも? 首の短いキリンが来ても? やっぱり動きません。おや?ハシビロコウの目の前に魚が! さあ、どうするかな?
きっかけは小さなことなのです
絵本/小学低学年から
アネモネ戦争
上村亮太 作、絵
BL出版 ¥1500
昔、一人の王様が美しいアネモネを独り占めにしたいと、たった一人で花を眺めていました。しかし、種ができ、花は隣の国でも咲くようになってしまいます。怒った王様は戦争をしかけ…。たった一人の強欲から戦争は始まり、人々は気づかないうちに巻き込まれていく。声高ではないけれど、戦争の愚かさ、平和の大切さを語る絵本です。
世界のどこかで戦争が…
写真絵本/小学高学年から
これから戦場に向かいます
山本美香 写真と文
ポプラ社 ¥1600
2012年にアレッポで政府軍の銃撃を受け、亡くなった写真家山本美香さん。世界の様々な様々な戦場で命を賭して写真を撮り続けた彼女。悲惨な写真の他に、子どもたちの笑顔といった日常を写したものもあります。今、この時も、世界のどこかでは戦争が起こっており、巻き込まれている人々がいる、そんな事実を忘れてはいけない。この本は静かに訴えます。
せいめいのれきしファン必見!
読み物/中学生から
深読み! 絵本『せいめいのれきし』
真鍋 真 著
岩波書店 ¥1500
半世紀にわたり読み継がれている『せいめいのれきし』ですが、その間に新しい発見もあったりで、2015年に改訂版が出版されました。その際に監修に関わった恐竜博士、真鍋氏がさらに詳しく解説してくれているのがこの本です。絵本だけでも充分魅力的ですが、この本を読むとさらに深い理解が得られ、さらに魅力が増します。
まず自分の頭で考えよう!
エッセイ/大人向け
せやろがい!ではおさまらない
せやろがいおじさん 著
ワニブックス ¥1300
YouTubeで34万人のフォロワーを持つせやろがいおじさん。赤いTシャツにふんどしという独特のスタイルで世の中の様々なことを切りまくる動画に、そうそう、と強く肯いていた方も多いと思います。では、今度はぜひ活字でじっくりと彼の主張を読んでみてください。同意する部分、?と首をひねる部分もあると思います。ともかく考えることが大事なんです。
魅惑のオムライス!
絵本/3〜4歳から
オムライス ヘイ!
武田美穂 作、絵
ほるぷ出版 ¥1100
みなさんはオムライス好きですか?卵の黄色とケチャップの赤がなんとも食欲をそそる色合いですよね。この絵本では、その魅惑のオムライスの作り方をリズミカルな文章と、とっても美味しそうなイラストで紹介してくれています。読むと絶対オムライス作りたくなります。今日のお昼は、オムライス、ヘイ!
秋の林は宝物がいっぱい!
絵本/4〜5歳から
はやしでひろったよ
大久保茂徳 監修
ひさかたチャイルド ¥1300
秋になると、公園などに、赤や黄色に色づいた葉っぱや、いろいろな形の木ノ実が落ちていますよね。ついつい拾ってしまう、なんて人も多いかも? この本では、葉っぱがなぜ色が変わるのかとか、どんぐりやまつぼっくりがどのようにできていくかを写真で詳しく解説してくれています。遊び方やどんぐりの育て方なども載っていますよ。
妖怪だってハロウィンやりたい!
読み物/小学中学年から
妖怪一家九十九さん 妖怪一家のハロウィン
富安陽子 作、山村浩二 絵
理論社 ¥1300
化野原団地にひっそりと暮らす妖怪一家九十九さんの元へ、海外からお客様が来ることに。そのお客様とはドイツの狼男と魔女ご夫妻とその子たち。日本の妖怪一家の暮らしぶりを見たいということだとか。九十九家のろくろっ首ママは大張り切りですが、何かよからぬことが起きる予感が…。さて、九十九一家は無事お客様をおもてなしできるのかな?
差別に揺れるアメリカの今を描く
読み物/小学高学年から
キャラメル色のわたし
S. M. ドレイパー 作、横山和江 訳
すずき出版 ¥1600
オハイオ州に暮らすイザベラは、両親が離婚してしまい、父親と母親の家を1週間交代で行ったり来たりするという生活を送っています。そのためなんとなく気持ちが落ち着かない日々を送っていました。その上、人種問題や、両親がそれぞれパートナーを見つけ再婚することになる、など問題は山積み。そんなある日彼女が事件に巻き込まれてしまい…。十代の女の子の目を通してアメリカの今を捉えた作品です。
こんな迷惑生物いるいる。
読み物/小学高学年から
カサうしろに振るやつ 絶滅しろ!
氏田雄介 原案、武田侑大 絵
小学館 ¥1000
カサの尖った方を後ろに振る「カサウシロフルス」。前例ばかりにこだわる「ゼンレイナイト」。順番を抜かす「ナラバンゾウ」など、よく見かける迷惑行為などをする人に恐竜などになぞらえたユーモラスな名前をつけて紹介した本です。センス抜群のネーミングとこんな人いるいる、という観察力の鋭さに驚きます。子どもだけでなく大人にも是非読んでもらいたい一冊です。
無人島で生き抜く知恵満載
ノウハウ本/中学生から
無人島冒険図鑑
無人島プロジェクト 編、梶 海斗 著
秀和システム ¥2000
無人島に行ってみたいと思う人いますか? 水もないし、電気もないしで不便だけれど、その代わり自由はたっぷり時間もたっぷり。なんだか魅力的に思えませんか? では無人島ではどのように暮らせば良いのか、何が必要なのかそんなノウハウを細かく教えてくれるのがこの本です。この本読んであなたも無人島デビューしてみませんか?
満月の晩、湖に現れたのは?
絵本/3〜4歳から
つきよのかいじゅう
長 新太 作、絵
佼成出版社 ¥1359
怪獣が現れる、という言い伝えのある湖で、一人の男がカメラを構えていた。ある満月の晩、ついに湖から怪獣の頭らしきものが現れた。こんな怪獣だろうか、あんな怪獣だろうかと想像する男の前に現れたその正体は、さて何だったのでしょう。長さんならではの意外すぎる展開をお楽しみください。
おつきさんはおいしそう!?
絵本/2〜3歳から
まんまるおつきさん
ねじめ正一 作、さいとうしのぶ 絵
偕成社 ¥700
秋は月が美しい季節ですよね。涼しい夜風に吹かれて、満月を眺めていると、なんだかおいしそうなものに見えて来ませんか? おもち、目玉焼き、それともお好み焼き? 食いしん坊の妄想はどんどん膨らんでいきます。あなたは何に見えますか? 三四郎店長の4枚目のCDにも収録されている絵本です。ぜひ、歌も聞いてみてね!
だいじょうぶは魔法のことば
絵本/5〜6歳から
だいじょうぶ だいじょうぶ
いとうひろし 作、絵
講談社 ¥1300
僕が小さかった頃、いろいろなものを怖がるたびに、おじいちゃんは僕の手を握って、「だじょうぶだいじょうぶ」って言ってくれた。僕はそれでとても安心できたんだ。僕は大きくなった。だから今度は僕の番。おじいちゃんに言ってあげるんだ。「だいじょうぶだいじょうぶ」って。孫と祖父の心の交流にじんとします。
憧れのおじいちゃん!
絵本/4〜5歳から
ぼくのおじいちゃん
C. ソブラル 作、松浦弥太郎 訳
アノニマスタジオ ¥1500
孫の「ぼく」の目を通して描かれるおじいちゃんの日常。時間に縛られず、散歩や習い事、ランチなどを楽しみながら優雅に過ごす素敵なおじいちゃんの姿が描かれています。こんな風に歳を重ねられたらいいでしょうね。コロナ禍でなかなか会えないおじいちゃんへのプレゼントにもぴったりの絵本です。
コージズキンパワーをもらおう!
画集/大人向け
スズキコージの大魔法画集
スズキコージ 著
平凡社 ¥2600
パワフルでハートフルな画を描き続ける男、スズキコージ! この画集は、展覧会などに飾られてきた、絵本にはない絵画やオブジェやらをなんと290点も紹介しています。画面からはみ出しそうな繊細かつ自由奔放な絵、遊び心いっぱいのオブジェ。見れば見るほど、大千世界に引き込まれてしまいます。これでもかというくらいスズキコージが溢れています。パワーもらえそう!
ファン必携の大画集です!
「世界一周絶景の旅」の日本版
写真集/大人向け
365日日本一周絶景の旅
TABIPPO 編
いろは出版 ¥3400
今年の夏はコロナの影響で旅行ができなかったという方も多かったのではないでしょうか。見慣れた風景ばかりではなく、たまには違う風景が見たい、そんなあなたにおすすめなのがこの写真集。日本各地の絶景が365か所紹介されています。その日の気分でパラパラ見るのもよし、自分の誕生日はどこかなと見るもよし。絶景に癒されてください。
海にはヘンな生き物がいっぱい
絵本/4〜5歳から
いそあそびしようよ
はたこうしろう、奥山英治 作、絵
ほるぷ出版 ¥1300
僕のおばあちゃんの家は海の近く。だから夏休みは海でお兄ちゃんと遊ぶ。いつもは泳いだり、砂で遊んだりするだけだけど、今年の夏はお兄ちゃんが取って置きの場所へ連れて行ってくれた。そこはね…。岩場の潮溜まりは生き物の宝庫。この絵本読んだら磯遊びしたくなりますよ。
幽霊が出るなんて、まさか…
絵本5〜6歳から
おいで…
有田奈央 文、軽部武宏 絵
新日本出版社 ¥1500
僕の家の近くにある公園のトイレには幽霊がでるという噂が広まって、そのトイレを使う人はあまりいない。でも、ある日散歩の途中におなかが痛くなって、どうしても我慢できなくて、そこに行くしかなくなってしまったんだ。幽霊なんて噂だけ大丈夫。ぞ〜っとする怖い絵本!
肉を食べて元気にすごそう!
絵本/4〜5歳から
にくのくに
はらぺこめがね 作、絵
教育画劇 ¥1300
肉の国にはいろいろな王様がいます。ローストビーフ王、からあげ王、ハンバーグ王、テリヤキチキン王…。みんな自分たちが一番おいしいと言ってゆずりません。そこに現れたのはスキヤキ王。さあ、勝負の行方は? 見開きいっぱいに描かれたお肉料理のなんと美味しそうなこと!
歌うように読んでみませんか?
絵本/3〜4歳から
五十音
北原白秋 詩、高畠 純 絵
光村教育図書 ¥1200
「あめんぼあかいなあいうえお」誰もが一度は聞いたことがあるフレーズですが、これは北原白秋の詩の一部なのです。では、みなさん、マスクの下で強張った表情筋緩ませて、大きな声で読んでみませんか? 高畠さんのイラストもとても楽しく明るい気持ちになってきます。
キンコンカンは平和の音
絵本/5〜6歳から
キンコンカンせんそう
J. ロダーリ 作、ペフ 絵、A. ビナード 訳
講談社 ¥1500
終わりが見えない激しい戦争。ついには武器にする金属がなくなってしまいました。戦争を続けたい将軍たちは国中の教会の鐘を集めるように命令します。そして出来上がった巨大な大砲。将軍は「打て!」と命令したのですが…。戦争の愚かさをユーモア交えて描いた絵本です。
夏休みに岩石採集はいかが?
図鑑/小学低学年から
これだけは知っておきたい 岩石・鉱物図鑑
D. デニー 著、小田島庸浩 訳
パイインターナショナル ¥1800
岩石と鉱物ってどう違うのかな? 宝石ってなんだろう? この本はそんな疑問にわかりやすく答えてくれます。写真もふんだんに使われているので、視覚的にもとてもわかりやすく綺麗です。子どもからおとなまで楽しめる図鑑です。