新しく出た本 2019年10月


絵本/1~2歳から

たいこ

樋勝朋巳 文、絵

福音館書店 ¥900

トントントトトン、たいこを叩いていると友だちがやってきました。「仲間に入れて」。トントンポコポコ、二人で叩いているとまた友だちがやってきて、「仲間に入れて」。お次は三人で。たいこを叩く仲間がどんどん増えて、音も増えてどんどん楽しくなっていきます。リズミカルに読むと楽しくなりそうな絵本です。

 

絵本/1~2歳から

おそろしいよる

きむらゆういち 作

殿内真帆 絵

すずき出版 ¥1400

夜一人で本を読んでいると、パッと電気が消えて、真っ暗。そしてドアがギギーと開いて、誰かの足音が…。想像するだけで恐ろしい状況ですよね。これは夢なのか本の中の出来事なのか。主人公のこぶた君といっしょにドキドキ感を味わいながら読める絵本です。夜寝る前に読むのはちょっとまずいかも。でも怖いもの好きのお子さんにおすすめです。

 

絵本/4~5歳から

コレットのにげたインコ

I. アルスノー 作

ふしみみさを 訳

偕成社 ¥1400

コレットは引越しをしてきたばかり。まだ友だちはいません。お母さんに近所を散歩してらっしゃいと言われ歩き出したら、二人の男の子にばったり。男の子に「なにしてるの?」と聞かれ、思わず「逃げたペットを探しているの」と言ってしまいます。さて、その嘘がどんなふうに広がるかは読んでのお楽しみです。キュートな絵本ですよ。

 

絵本/4~5歳から

かべのすきま

中西 翠 文

澤野秋文 絵

アリス館 ¥1400

今夜は僕一人でお留守番。時計の針のコチコチいう音やすきま風が気になってちょっとこわいな〜。寝る前にトイレに行こうと立ち上がると、壁から糸が垂れ下がっていて、何だろうと思って引っ張ると、壁に隙間ができて、そこからなんとおばちゃんが三人も出てきたんだ。一体どうなってるの? ちょぴり怖いけど、おもしろい絵本です。

 

読み物/小学中学年から

しあわせなハリネズミ

藤野恵美 作

小沢さかえ 絵

講談社 ¥1350

ハリネズミには友だちがいません。でも、寂しいと思ったことはありませんでした。ある日、ハリネズミは一匹のもぐらに出会います。もぐらは親しげにハリネズミにあれこれ話しかけます。初めは鬱陶しいと思っていたハリネズミでしたが…。誰かとつながる喜びを描いた優しい物語です。

図鑑/小学中学年から

世界のふしぎな風景図鑑

パイインターナショナル 編著 

パイインターナショナル ¥1680

世界各地には信じられないような不思議な風景がいくつもあります。自然が作り出したものもあれば建築物なども。そんな中から選りすぐりの50箇所を紹介したのがこの本です。いつかは行ってみたいと思わせる風景ばかり。まずは本でイメージを膨らませましょう。

 


新しく出た本 2019年9月


絵本/4~5歳から

チリとチリリ

あめのひのおはなし

どい かや 作、絵

アリス館 ¥1200

おかっぱ頭の女の子チリとチリリが自転車に乗っていろいろなところへ出かける人気シリーズの7作目が出ました。今度は雨の日の森の中が舞台です。色鉛筆で描かれたなんとも愛らしい絵が魅力の絵本です。出てくるアイテムも全部可愛い! 初版本に限り、別刷りの『おまけのおはなし』がついています。

 

絵本/3~4歳から

おつきさま ひとつずつ

長野ヒデ子 作、絵

童心社 ¥1300

あこちゃんはおばあちゃんの家からお母さんといっしょに自分の家に帰る道すがら、空にお月様をみつけました。お月様は二人の後をずっと付いて来ます。そんなお月様を見て、あこちゃんはちょっと不思議な気持ちになりました。南極にもアフリカにもお月様はあるのかしら? 母と子のやりとりがなんともほのぼのとしていて、優しい気持ちになります。

 

絵本/4~5歳から

おおにしせんせい

長谷川義史 作、絵

講談社 ¥1500

この絵本のタイトルの「おおにしせんせい」は実際に長谷川義史さんが小学生の時に担任をされた先生だそうです。絵を描くときには「太い筆一本で、紙からはみ出ても構わない」と指導されたそうです。細かいことにこだわらず、自分なりに思い切って描きあげていく。そんな風に指導されたらきっと絵が好きになるだろうな…。長谷川さんの絵の原点はここにあったのですね。

 

絵本/4~5歳から

おかしなおきゃくさま

ペク・ヒナ 作、中川ひろたか 訳

学研 ¥1500

雨の日におねえちゃんと二人でお留守番していたら、へんなお客さんがどこからともなく現れたんだ。名前はチョン・ダルノク。どうやら迷子らしい。お腹空いてるかと思ってパンをあげたら、なんとすごいオナラをして、急に怒り出して…。『天女銭湯』で人気の韓国の絵本作家ペク・ヒナさんの新刊です。ユニークな人形をお楽しみください。

 

読み物/小学高学年から

ヤービの深い秋

梨木香歩 作、小沢さかえ 画

福音館書店 ¥1700

ヤービシリーズに待望の続編が登場しました。森の中でひっそり暮らす不思議な生き物ヤービとフリースクールの先生との交流を描いた物語です。今回は、ヤービとその仲間が森の奥に生えると言われる幻のキノコを探しに行く、というストーリー。そこに人間たちも関わって来て静かな中にも少しドキドキが加わる展開です。上質なファンタジーをぜひ味わってください。

 

読み物/小学高学年から

シノダ!

夢の森のティーパーティー

富安陽子 作、大庭賢哉 絵

偕成社 ¥1300

大人気のシノダ!のシリーズの第11巻がお目見えしました。夢の世界が舞台。長女のユイは森の中にポツンと建つ可愛らしいお菓子屋さんの夢を見ました。それからというものユイは不思議な体験ばかりするのでした。そしてある日、ユイの夢に弟のタクミが登場して…。毎度毎度の大騒動物語をお楽しみくださいませ!


新しく出た本 2019年8月


絵本/4~5歳から

みらいのえんそく

J. ヘア 作

椎名かおる 文

あすなろ書房 ¥1400+税

西暦2100年。遠足の行き先は何と月。黄色い宇宙船に乗って月に到着すると早速みんなは地球見物に出かけます。初めて見る地球に大はしゃぎ。おや、ひとりだけひっそりと絵を描いている子が。そのうちその子はいねむりしてしまい、月においてけぼり。この子はどうなっちゃうのかな?

 

絵本/4~5歳から

あやしい ぶたのたね

佐々木マキ 作、絵

絵本館 ¥1300+税

足がとても遅くてぶたがつかまえられないおおかみは、一度でいいからぶたの丸焼きを食べたいと思っていました。そんなおおかみはきつねの博士からぶたのたねをもらいました。このたねが無事育てばぶたを食べ放題だと思っていたのですが、育った木になったものは…。人気シリーズの4作目です。

 

絵本/4~5歳から

ガンピーさんのサイ

J. バーニンガム 作

谷川俊太郎 訳

BL出版 ¥1500+税

ガンピーさんは、旅行先のアフリカで親を亡くしたかわいそうなサイと出会いました。サイの親は人間がツノを取るために殺されてしまったのです。ガンピーさんはこのサイを連れて帰ることにしました。しかし、サイはたくさん食べるので食費が大変。どうしようかと思案していると、あるいい考えが…。今年の1月に逝去されたバーニンガムさんの最後の作品です。

 

絵本/小学中学年から

父さんはどうして

ヒトラーに投票したの?

D. デニンクス 文

PEF 絵

湯川順夫、戦争ホーキの会 訳

エルくらぶ ¥1800+税

1933年にドイツで行われた選挙でヒトラーが率いる政党が勝利を納めた。ぼくのパパは喜んだけれど、ママは涙を流していた。パパはドイツはこれから良くなると言っていたけれど、その予想に反して現状はどんどん悪くなっていったんだ…。ひとりの人間が多大な権力を持つことの恐ろしさを描いた絵本。私たちも心せねばならないことだと思います。 

読み物/小学高学年から

じいじが迷子になっちゃった

城戸久枝 作

偕成社 ¥1600+税

この本の主人公の城戸幹氏は作者の父親です。子どもの頃、戦争中に当時の満州で孤児となってしまい、中国人の女性に引き取られ、その後中国残留孤児として帰国したのでした。戦争によって人生を翻弄された人々の物語は胸に迫るものがあります。戦争の悲劇は弱い者に襲いかかるものだ、と改めて思わされます。

読み物/小学高学年から

思いはいのり、言葉はつばさ

まはら三桃 作

アリス館 ¥1400

昔中国には文字を習うことを許されなかった女性たちが想いを伝えるために生み出した女書(にゅうしょ)という文字がありました。女の子は10歳くらいになるとこの文字をこっそりと習いに行くのです。この本の主人公のチャオミンもやっと女書が習えるようになり嬉しくて仕方がないのでした。好奇心いっぱいのチャオミンの成長物語をお楽しみください。


新しく出た本 2019年7月


絵本/4~5歳から

なつのもりのかぶとむし

谷本雄治 文

サトウマサノリ 絵

文溪堂 ¥1620

夏です! 虫たちの季節がやってきました。この絵本の舞台は夜のくぬぎの森。樹液を目指してやってきたカブトムシ、クワガタムシ、カミキリムシなど。樹液をめぐる争いや天敵のふくろうとの攻防など、図鑑とはまた違う視点で、けれどとてもリアルに描かれています。虫好きにおすすめです。

 

絵本/小学低学年から

海ガラスの夏

M. ハウツ 作、B. イバトゥーリン 絵

島 式子、島 玲子 訳

BL出版 ¥1728

海岸沿いにある祖母の別荘で過ごしていたトーマスは、ある日海岸で波に揉まれて丸くなったガラスを見つけました。このガラスはどうしてこんなに丸くなったのかな? そんなことを考えながら眠りについたトーマスは、その夜、不思議な夢を見るのでした。海岸でよく見かけるガラスの欠片をめぐる壮大でロマンチックな絵本です。

 

写真絵本/小学低学年から

ヒロシマ  消えたかぞく

指田 和  著、鈴木六郎 写真

ポプラ社 ¥1782

広島に原爆が落とされたのは昭和20年8月6日。その直前まで人々は普通に生活して、明日を夢見ていたのです。この本の主人公となる鈴木一家もそうです。子どもの誕生を喜び、成長を喜び、笑顔が溢れる写真を見ていると、このようなささやかな幸せを奪う戦争の残酷さや愚かさを感じずにはいられません。

 

読み物/小学低学年から

ぼくは気の小さい

サメ次郎といいます

岩佐めぐみ 作、高畠 純 絵

偕成社 ¥1296

サメのサメ次郎は悩んでいました。本当は気が小さくて優しいのに、顔つきが怖いのでなかなか友だちができないのです。ある日、一通の手紙を拾ったことがきっかけで、カメのカメ次郎と知り合うことに。カメ次郎はサメ次郎と違いとても明るい性格。そのカメ次郎に引っ張っられ、サメ次郎の生活も変わるような予感が…。お話もイラストも楽しい一冊です。

 

読み物/小学低学年から

セミクジラのぬけがら

如月かずさ 作、コマツシンヤ 絵

偕成社 ¥1296

何でも集めるのが好きな男の子が、ある日ちょっと変わった木のかけらを見つけました。それはどう見てもクジラの形にしか見えないのでした。家に持ち帰ったその木のかけらに男の子がうっかり麦茶をこぼしてしまいました。すると、かけらはむくむくと膨らみだして…。ちょっと不思議な物語。

 

読み物/小学中学年から

本気でやればなんでもできる!?

J. ヨーマン 作、Q. ブレイク 絵

徳間書店 ¥1512

小学3年生のビリーは集中して何かをすることが苦手。今日も図工の授業中にかごがうまく編めずにいたビリーに先生が「あきらめちゃだめよ、本気でやればなんでもできるのよ」と言いました。すっかりその気になったビリーに友だちが「じゃあ、頭にツノを生やしてみてよ」と言います。本気になれば、頭にツノが生えるのかな? ユーモアたっぷりの物語です。


新しく出た本 2019年6月


絵本/2~3歳から

パンダくんのおつかい

いしかわこうじ 作、絵

ポプラ社 ¥1404

パンダくんはお母さんに頼まれてお使いに出かけました。パン屋さん、肉屋さん、八百屋さんとお使いは順調に終了。さあ、帰ろうとしたところ、石につまずいてごろん。買ってきたものが全部ばらばらにどこかへ飛んで行ってしまいました。さあ、たいへん! みんなもいっしょに探してね。細かい探し絵が楽しい絵本です。

絵本/4~5歳から

オニのサラリーマン じごくの盆やすみ

富安陽子 文、大島妙子 絵

福音館書店 ¥1512

大人気『オニサラシリーズ』第3弾の登場。今度はお盆のお話。お盆といえば地獄の亡者は皆さん地上へとお帰りになる季節。そう、地獄は空っぽになるのです。年に一度のお大掃除のチャンス! 血の池地獄も針山も全部ピカピカにしなくっちゃ。さて今回はどんな騒動がおこるのかな? お楽しみに!

 

絵本/小学中学年から

ころべばいいのに

ヨシタケシンスケ 作、絵

ブロンズ新社 ¥1512

嫌いな人がいたり、嫌なことがあったり、心の中にどうしようもなく嫌な気持ちが広がる時ってありますよね。そんな時はどうしたらいいのか、ヨシタケシンスケさんがあれこれと指南してくれるこの絵本。発想えほんシリーズの第4弾です。嫌な気持ちとの上手な付き合い方がわかっちゃうかも?

 

絵本/4〜5歳から

どっちからよんでも

本村亜美 文、高畠 純 絵

絵本館 ¥1404

前から読んでも後ろから読んでも同じ文のことを回文といいます。たとえば「たけやぶやけた」なんかは有名ですよね。でも、この絵本に載っている回文はもっと複雑なものもあるのです。「よるいけばおばけいるよ」「よのなかほかほかなのよ」など。ちょっとびっくりの回文がカラフルなイラストとともに楽しめます。あなたも回文に挑戦してみませんか?

 

読み物/小学中学年から

火星のカレー

斉藤 洋 作、高畠 純 絵

講談社 ¥1404

宇宙にはたくさんの星があります。そして、そこには宇宙人が住んでて、宇宙人にはいろいろ秘密があるのです。例えば火星人はカレー好き。木星人は木に化けて地球に来ている。仏像のモデルは金星人、などなど。その秘密をどうやって知ったかというと、この本を書いた斉藤さんが宇宙に念波を送ってその返事がきたからなんですって。ほんとかな?

 

写真絵本/4〜5歳から

なつのおうさま かぶとむし

須田研司 監修

ひさかたチャイルド ¥1404

夏の虫といえば、やっぱりかぶとむしですよね。立派なツノがかっこいいですよね。そんなかぶとむしの魅力を超拡大写真や、原寸大の写真、成長の様子などであますことなく紹介しています。捕り方のコツも掲載されているので、今夏はかぶとむしゲットにチャレンジしてみてはいかがかな?

 


新しく出た本 2019年5月


絵本/4~5歳から

かわうそモグ

小森香折 文

長谷川義史 絵

BL出版 ¥1512

モグとアオメはかわうその兄弟です。しっかり者のアオメに対して、モグはお調子者。今日も大きなウナギを獲るぞ!と勇んで出かけて行ったのですが、結局一匹も獲れませんでした。その時人間たちがうなぎを食べに行く話を聞いたモグは、人間の女の子に化けて人間の町へと忍び込んだのですが…。さて、モグはどうなっちゃうのかな?

絵本/小学中学年から

おーい、こちら灯台

S. ブラッコール 作

山口文生 訳

評論社 ¥1728

海に浮かぶ小島で、灯台を守っている一人の男性がいました。来る日も来る日もレンズを磨き、油を継ぎ足し、船が安全に航行できるように灯りをともし続けていました。灯台という限られた空間の中ではありましたが、彼の人生はとても豊かなものでした。しかし、時代の流れとともに彼の役目も終わりを告げる日が来たのでした…。

絵本/小学中学年から

エジソン  ネズミの海底大冒険

T. クールマン 作、金原瑞人 訳

ブロンズ新社 ¥2592

空を飛び、宇宙へも行ったネズミの冒険シリーズの第三弾が登場。今度は海底探検。ネズミの大学で教鞭を取る年老いたネズミ教授の元へ一匹の若いネズミがやってきました。彼は先祖の宝を探しに海底に行きたい、と言うのですが、果たしてそんなことはできるのでしょうか? 二匹の研究は始まりますが…。緻密な絵と驚きの展開をお楽しみください。

読み物/小学高学年から

落語少年サダキチ(さん)

田中啓文 作、朝倉世界一 画

福音館書店 ¥1512

落語大好き少年忠志が主人公の抱腹絶倒の物語に新作が登場! 今回は、地域のイベントで漫才コンビと対決することになった忠志。落語の魅力をなんとかみんなにわかってもらおうと、新しい噺に挑戦しようとするのですが…。タイムスリップあり、派手な夫婦喧嘩あり、老人問題ありのノンストップストーリーをお楽しみください。

イラストエッセイ/大人向け

思わず考えちゃう

ヨシタケシンスケ 著

新潮社 ¥1080

今や押しも押されぬ大人気絵本作家ヨシタケさんのスケッチ解説エッセイが出ました。常日頃ヨシタケさんが考えている、ほんとうに小さなことからそこそこ大きなことまでがイラストとともに描かれています。思わずクスッと笑ったり、うーんそうだよね、と頷いたり。ヨシタケさんの頭の中を少し覗けたみたいな気分になります。ファン必携の一冊。

絵本/小学低学年から

ダーウィンの種の起源

S.ラデヴァ 作・絵、福岡伸一 訳

岩波書店 ¥2484

ダーウィンの「種の起源」という本のタイトルは知っている人は多いとは思いますが、読んだことのある人はあまりいないのではないでしょうか。長いし、難しそう…。そんな方々にもとっつきやすくて読みやすい絵本が出ました。美しい絵と平易な文章で、エッセンスをとてもわかりやすく描き出しています。子どもはもちろん、大人の方にもおすすめです。


新しく出た本 2019年4月


絵本/2~3歳から

かめくんのさんぽ

なかのひろたか 作、絵

福音館書店 ¥972

『ぞうくんのさんぽ』が刊行されてからなんと50年。ぞうくんは、大風の中、雨の中、散歩を続けてきました。そして、今度の主役はかめくんです。お天気がいいので散歩に出かけたかめくん。途中でわにくんやかばくんに会うのですが、みんなお昼寝の真っ最中。だれも一緒には行ってくれません。そこでかめくんは…。のんびりまったりの絵本です。

絵本/5~6歳から

いないいないばあさん

佐々木マキ 作、絵

偕成社 ¥1296

ぼくのおばあちゃんはちょっと変わってるんだぁ。一緒に歩いていてもすぐにいなくなっちゃう。どこに行ったのかと探してみると、ショーウィンドウの中でマネキンのまねをしてたり、橋の欄干にぶらさがってたり、公園の彫刻の上にいたり。まったく困っちゃうよね…。パワフルおばあちゃん、見習いたいかな?

絵本/小学低学年から

らくごえほん てんしき

川端 誠 作、絵

角川書店 ¥1512

お腹の具合が悪かったお寺の和尚さん。お医者様に「てんしきはありますか?」と聞かれ、さて困った。「てんしき」いったいなんのことだろう?でも、知らないとは言えないし。そこでとりあえずは「ない」と答え、小坊主を使って、なんとか「てんしき」の正体を探ろうとするのですが…。下手に知ったかぶりをして後で恥をかくという落語のお話です。

絵本/小学高学年から

ノラネコぐんだんコミック

工藤ノリコ 著

白泉社 ¥950

今や大人気となっているノラネコぐんだんシリーズ。元は「がんばれワンワンちゃん」という4コマ漫画の登場人物だったのです。無料の求人誌と雑誌MOEに掲載され続けること20年。そんな中から厳選269本を収録したのがこの本です。キャラクターガイドやノラネコぐんだんヒストリーも載っています。ファン必携の一冊ですよ。

絵本/小学低学年から

おしりたんてい カレーなるじけん

トロル 作、絵

ポプラ社 ¥1058

今や子どもたちに絶大な人気を誇るおしりたんていに新作が出ました。今度は、カレー屋さんが失くしたスパイスを探すというストーリー。各ページにいろいろ謎がちりばめられていたり、絵探しがあったりで大人もつい引き込まれてしまいます。期間限定で、おおきな木店内でおしり探偵になりきって謎解きをするイベントをやっています。ぜひ挑戦してください!

絵本/小学高学年から

天使のにもつ

いとうみく 作

丹下京子 絵

童心社 ¥1404

中学2年の斗羽風汰が選んだ職場体験先はなんと保育園。子どもと遊んでいればいいんだろう、なんて安易な気持ちで保育園を選んだけれど実際はとても大変。子どもたちはうるさいし、先生も厳しい。もう逃げ出したい!と思っていた風汰でしたが…。様々な人との関わりの中で少しずつ成長していく中学生の姿を描き出した物語です。


新しく出た本 2019年3月


絵本/3~4歳から

おいせまいり わんころう

あおきひろえ 文、長谷川義史  絵

ブロンズ新社 ¥1512

江戸時代、お伊勢参りが大流行し、全国からなんと年間100万人もの人々が参拝したそうです。そして驚いたことに、人間だけでなく、犬も主人の代わりにお伊勢参りをしたそうです。この絵本はその史実に基づいて描かれています。大阪から伊勢神宮まで犬が行って帰って来るなんて驚きです。長谷川さんの躍動感溢れる絵も魅力的な一冊です。

絵本/5~6歳から

どこどこ こけし

山田マチ 作、花山かずみ 絵

こぐま社 ¥1404

こけしと言えば、お澄まし顔でタンスの上などに立っているイメージですよね。でも、この本に出てくるこけしは神出鬼没なのです。たいこのバチになったり、リレーのバトンになったり、はたまたロックバンドのマイクにといろんなところに紛れ込んでます。さあ、あなたはこけしを見つけられるかな?

絵本/5~6歳から

ぱんつさん

たなかひかる作、絵

ポプラ社 ¥1404

この絵本には「この本では頭はよくなりません」という帯がついています。確かに何の役にも立ちそうもない絵本です。でも、面白いのです。ぱんつさんが突然地面からずぼ、ずぼ、と現れて、そして…。ここから先は絵本を読んでのお楽しみ。賢くはならないけれど、大笑いはできる、そんな絵本こそが愛すべき絵本なのでは、と思います。

絵本/小学中学年から

とびきりおかしなマラソンレース

M. マッカーシー 作、おびかゆうこ 訳

光村教育図書 ¥1620

このお話の舞台は1904年のアメリカのセントルイス。そこでオリンピック史上初のマラソンレースが行われたのですが、今とはまるで違っていました。参加選手はたったの32名。ユニホームもなく、私服で参加する人もいました。犬に追いかけられて迷子になったり、途中でお腹が空いてりんごを盗み食いしたりとおかしなエピソード満載! のんびりムードのマラソンレースをお楽しみください。

絵本/小学低学年から

へいわとせんそう

たにかわしゅんたろう 文

Noritake 絵

ブロンズ新社 ¥1296

へいわのボク、せんそうのボク、へいわのチチ、せんそうのチチ、とものすごくシンプルな文とイラストで戦争と平和を対比させているこの絵本。シンプルなのにとても濃いメーッセージが伝わって来ます。一番最後のページの「みかたのあかちゃん、てきのあかちゃん」にはほんとにドキッとさせられます。同じ人類、敵も味方もないのです。

読み物/小学中学年から

妖怪一家のウェディング大作戦

富安陽子 作、山村浩二 絵

理論社 ¥1404

化野団地に住む妖怪一家シリーズの第8弾の登場です。今回は人間に化けて生活しているタヌキカップルの結婚式をプロデュースする、というお話です。その結婚式にはなんとタヌキ31匹とケモノ12匹、そして妖怪が3匹やってくるというのです。さて、いったいどんなことになるのやら。またまた大騒動の予感です。


新しく出た本 2019年2月


絵本/4~5歳から

モグラのねがいごと

B. テッケントラップ 作、絵

三原 泉 訳

BL出版 ¥1620

モグラはいつも地面の下で暮らしています。住み心地は悪くないのですが、真っ暗な中にいると時どきさみしくなり、夜になると地上に出て満天の星を眺めるのが楽しみでした。ある晩、流れ星を見たモグラは、「世界中の星がぼくのものになりますように」と願いをかけます。そしてその願いは叶ったのですが…。

 

絵本/5~6歳から

ルブナとこいし

W. メデュワ 文、D. イヌュ 絵

木坂 涼 訳

BL出版 ¥1620

 

ルブナは故郷を離れ、父親と二人で難民キャンプで暮らしています。戦争から逃れて来たので、おもちゃは何ひとつ持っていませんでした。そんなルブナが大事にしていたのは浜辺で拾った小石でした。今も世界のあらゆるところで、ルブナのような思いをしている子どもたちがいるということを忘れずにいたいと思います。

 

イラストエッセイ/大人向き

絵本作家のブルース

長谷川義史 文、絵

読書サポート ¥1728

 

今や押しも押されぬ人気絵本作家の長谷川義史さんが、「この本読んで」という雑誌に連載しているエッセイが一冊の本にまとまりました。作品を作る時の苦悩、飲み屋さんでのこと、医者にかかった話などなど、素顔の長谷川さんが満載です。たっぷりのイラスト、そしてページの端に載っている5コマ漫画も楽しいです。長谷川さんファン必携の一冊です。

 

読み物/小学低学年から

たのしいまきばのイースター

L. レンスキー 作、絵

佐藤淑子 訳

徳間書店 ¥1836

 

 農場の女の子アン=イライザはいつも動物たちの世話を一生懸命やっていました。動物たちもアン=イライザが大好きでした。明日はイースターという日に、動物たちは彼女にすてきなプレゼントをあげようと話し合いをしていました。さて、みんなの意見はまとまるのかな? スモールさんシリーズで有名な作者の絵物語です。カラフルなイラストが楽しいですよ。

 

ノンフィクション/小学中学年から

ことばハンター

飯間浩明 著

ポプラ社 ¥1296

 

この本の著者は国語辞典を作る人です。みなさんも意味のわからない言葉を調べるときに使いますよね。著者はいつも新しい言葉、聞いたことのない言葉があると常にメモを取り、それを人々にどう説明したらわかってもらえるか、ということを日々考えているのだそうです。そうした努力の元、国語辞典はできているのだと思うと、とても尊く思えてきます。

 

読み物/小学高学年から

十年屋 2

廣嶋玲子 作

佐竹美保 絵

静山社 ¥1296

 

大切なものや隠しておきたいものを十年間預かってくれる「十年屋」という不思議なお店の物語。その第二弾が出ました。今回十年屋を訪れるのは、弾かなくなったけど大事なバイオリンを預けたい女の子や、自分の母親が十年屋に預けた宝箱を取りに来た男性など様々。感動したり、ゾッとしたり、盛りだくさんのエピソードをお楽しみください。

 


新しく出た本 2019年1月


絵本/3~4歳から

だーるまさん だーるまさん

おおなり修司 作

きむらよしお 絵

絵本館 ¥1404

「だーるまさん、だーるまさん、にらめっこしましょ」とくれば「あっぷっぷ」ですが、このだるまさんはなかなか素直にあっぷっぷとは言ってくれません。よ!とか、ぼー、とか、ピー!とかふざけてばかりのだるまさんです。読み聞かせすると大ウケ間違いなしの絵本です。

 

絵本/4~5歳から

さくらもちのさくらこさん

岡田よしたか 作、絵

ブロンズ新社 ¥1058

さくらもちのさくらこさんは、ごきげんななめです。巻いてある葉っぱももういら~ん、と脱いでしまいました。プリンやキャンディが遊ぼうと誘っても知らんぷり。それどころか、みんなが遊んでるのを邪魔したりするのでした。どうしたらさくらこさんの機嫌は治るのかな?たべもの絵本シリーズにヒロイン登場です。

 

絵本/5~6歳から

あるひ ありの アントニオくん

石津ちひろ 作

高畠 純 絵

ポプラ社 ¥1404

このお話は、折句という手法で書かれています。折句は文章の最初の文字をつなげていくとある言葉になる、というものです。登場する動物は、あり、がちょう、りす、とかげ、うし。さて、どんな言葉が最後に出てくるのかな?ぜひ読んでみてくださいね。

 

絵本/5~6歳から

ごろべえ もののけのくにへいく

おおともやすお 作、絵

童心社 ¥1404

ごろべえは日本一強いお侍さんでした。そんなごろべえにも悩みがあったのです。それは「こわい」と思ったことがない、ということでした。お寺の和尚様に相談すると、戌亥の方角へいくと物の怪の住む国があるのでそこへ行ってみては、と言われ、早速出かけたごろべえでしたが…。さて、こわい思いはできたのかな?

絵本/4~5歳から

ほしじいたけ ほしばあたけ

いざ、せんにんやまへ

石川基子 作、絵

講談社 ¥1404

ほしじいたけたちが暮らす山で、幼いきのこがかかると大人になってしまうという恐ろしい病気が流行り始めていました。遠い山に住むきのこ仙人から薬をもらうしか助かる方法はありません。意を決して仙人山へ向かったほしじいたけたち。無事薬は手に入るのか!人気シリーズの第4作です。

絵本/小学中学年から

さらわれた オレオマーガリン王子

M. トウェイン と P. ステッド 作

E. ステッド 絵

福音館書店 ¥2916

「トムソーヤの冒険」でお馴染みのマーク・トウェインの未完成の原稿が見つかったのは2011年のことでした。その原稿を元にフィリップ・ステッドが新たな物語を完成させました。なんとも不思議で魅力的な物語の登場です。挿絵も物語の雰囲気によく合っています。


新しく出た本 2018年12月


絵本/3~4歳から

たぬきのおもち

せなけいこ 作、絵

金の星社 ¥1458

お腹をすかせたたぬきがフラフラ歩いていると、どこからかいい匂いが。たぬきが家の中をのぞいてみると、うさぎがおもちを焼いているのでした。うさぎの目を盗んで家の中に忍び込んだたぬきですが…。無事におもちは食べられたのかな。御年87歳のせなさんの新刊です。

 

絵本/3~4歳から

ぼくはフクロウ

P. バンティング 作、絵

木坂 涼 訳

BL出版 ¥1836

ぼくはフクロウ。しごとガンバロウ。ぼくはタカイダロウ。あれ? ダレダロウ、とロウの韻を踏んだことばあそびが続く絵本です。黒を背景にシンプルに描かれた絵もとてもセンスが良く、わかりやすいので読み聞かせ会などにもぴったりの一冊です。オーストラリア人の作家のデビュー作。

 

絵本/3~4歳から

うかいのうがい

さくら せかい 作

ブロンズ新社 ¥1404

うがいの語源が鵜飼いって知ってましたか? 鵜が魚を飲み込んで吐き出すのと、人が口に水を含んで出す様子が似ているのでそう言われるようになったそうです。この絵本の主人公の鵜たちも「がらがらうー」とうがいの練習に余念がありません。五羽の鵜のうち一番小さい鵜はなかなかうまくうがいができません。風邪がはやる季節です。みなさんも一緒に「がらがらうー」ってうがいをしましょう。

 

絵本/3~4歳から

やまがあるいたよ

長 新太 作、絵

亜紀書房 ¥1512

ポンポコ山に住むたぬきのオジサンが散歩していると、大きな足跡を発見。どんな怪物かなってオジサンは想像していたんだけど、なんとそれは山の足跡なのでした! えっ?山って歩くの? そりゃ山だってずっと座ってたらあきちゃいますよね。山と一緒に歩き始めたオジサンの運命やいかに! 長新太さんの34年ほど前の作品の復刊です。極上のナンセンスをお楽しみください。

 

読み物/小学中学年から

いいね!

筒井ともみ 作

ヨシタケシンスケ 絵

あすなろ書房 ¥1080

日常生活のほんのささいなこと、ちょっといやだなって感じること、そんな様々なことも少し見方を変えて見てみると、なんだかいいねって思えてしまうこともあるのです。その方がなんだか幸せ。そんな風に生きてみようよ、と教えてくれる人生指南書とも言える一冊です。大人にもオススメですよ。

 

読み物/小学高学年から

むこう岸

安田夏菜 作

講談社 ¥1512

父を事故で亡くし、精神的に不安定な母と小さな妹を抱え毎日を必死に生きる少女。有名進学校の授業についていけず、落ちこぼれる少年。この二人が反発しあいながらも、成長していく姿を描いた物語。貧困の問題、格差の問題、多くの問題が読み手につきつけられます。読み応えのある物語です。

 


新しく出た本 2018年11月


絵本/3~4歳から

カ どこいった?

鈴木のりたけ 作、絵

小学館 ¥1296

あっ、蚊が手の上に止まりましたよ。早く叩かなきゃ! ページをめくって、せーのパーン。あっ逃げられた。今度は積み木の上に。さ、今度こそ! またまた逃げられた。今度はなんとケーキの上。やっつけられるかな? ボードブックなので思い切りページをめくっても大丈夫。さあ、みんなで、蚊退治で盛り上がりましょう

 

 

絵本/3~4歳から

うみのごちそうしろくま

柴田ケイコ 作、絵

PHP研究所 ¥1404

食べることが大好きなしろくまくんのシリーズ第4弾の登場です。今度は海のごちそうです。マグロの刺身やアジのフライ、タイの塩焼きにたこやき。しろくまくんはまたまたいろんな食べ物の中に入り込んでますよ。どれもとっても美味しそう。あなたならどれに入りたいですか?

 

 

絵本/5~6歳から

みずとはなんじゃ?

かこさとし 作、鈴木まもる 絵

小峰書店 ¥1620

今年5月に逝去されたかこさんの最後の絵本。体調悪化の中、文章はできあがったけれど絵を描くことはできず、鈴木まもるさんに絵を託しました。テーマは水。水とは何か、そしてそれがいかに地球上の動物にも植物にも大切なものかを丁寧に描いています。かこさんの偉大さを改めて感じます。初版限定で、冊子「『みずとはなんじゃ』ができるまで」が付いています。

 

絵本/5~6歳から

それしかないわけないでしょう

ヨシタケシンスケ 作、絵

白泉社 ¥1404

学校から帰って来たお兄ちゃんが、未来はたいへんなことになるって言っていた。どうしようってこわくなって、おばあちゃんに相談してみたの。そしたらおばあちゃんが未来はひとつじゃないでしょ、楽しいことだってあるわよって教えてくれたの…。ヨシタケさんらしい面白くて深い絵本。いろんな考え方があるんだよ、ってわかりやすく教えてくれています。親子でぜひ!

 

絵本/3~4歳から

ねずみさんちの

はじめてのクリスマス

C. ビーナー 文、M. ビーナー 絵

まえざわあきえ 訳

徳間書店 ¥1836   

新しい家に引っ越して来たねずみの家族。ある晩、ねずみの父さんと母さんは、たくさんの人が集まってパーティーを開いてるのを見て、自分たちもやってみよう、と思いつきます。家の中を飾り、プレゼントを用意して。さあ、ねずみ一家のクリスマスの始まりです。

 

読み物/小学高学年から

ぎりぎりの本屋さん

まはら三桃、菅野雪虫、濱野京子、工藤純子、廣嶋玲子 作

講談社 ¥1512

さびれた商店街にあるこれまた古ぼけた本屋さん。そこにはなぜか「ぎりぎりの人」が駆け込んでくる。そして、そこにいるちょっと変わった店員からその人にぴったりの一冊を勧められ、読んでみると不思議な体験をするのだった…。五人の作家によるオムニバス小説です。


新しく出た本 2018年10月


絵本/3~4歳から

ノラネコぐんだん おばけのやま

工藤ノリコ 作、絵

白泉社 ¥1296

ここはワンワンちゃんのお団子屋さん、おいしそうなお団子がどんどん作られています。あっ、またあのノラネコぐんだんが窓からのぞいてますよ。夜になるとノラネコぐんだんは窓から忍び込んで、勝手にお団子を作り始めました。山のようにできたお団子を食べようとしたのですが…。さて、ノラネコたちはお団子を食べることができたかな?大人気シリーズの最新刊ですニャー。

 

 

絵本/4~5歳から

いちにち なぞのいきもの

ふくべあきひろ 作

かわしまななえ 絵

PHP研究所 ¥1404

大人気「いちにちシリーズ」の新刊が出ました。今度は謎の生き物です。世界中には、ネッシーやビッグフットやつちのこなどなど、謎の生き物が存在するのでは、と言われていますよね。その謎の生き物になってみたらその正体がわかるかもしれません。あなたならどれになってみたい?

 

絵本/5~6歳から

まめつぶこぞうパトゥフェ

宇野和美 文

ささめやゆき 絵

BL出版 ¥1728

お百姓さん夫妻はひとりの息子がおりました。ただし、この息子はとてもとても小さな子どもで、豆粒くらいの大きさしかなかったのです。その子がある日お使いに行きたいと言い出します。小さいから踏み潰されるんじゃないか、とお母さんは心配しますが…。さて、男の子は無事帰ってこられるでしょうか。スペインカタルーニャ地方に伝わる昔話です。 

 

絵本/5~6歳から

かあちゃんのジャガイモばたけ

A. ローベル 作

まつかわまゆみ 訳

評論社 ¥1512

二つの国の真ん中の谷にある高い塀を巡らせた家。そこでは、母親と二人の息子がジャガイモを育てながら暮らしていました。高い塀は息子を戦争から守るため。そう、二つの国は戦争をしていたのです。けれど、二人の息子はそれぞれ別の国の兵士となって、家を出ていってしまったのです。でも母親はジャガイモ畑に向かい…。作者の強い反戦の思いが込められた絵本です。 

 

読み物/小学中学年から

古事記ーー日本のはじまり

斉藤 洋 文

高畠 純 絵

講談社 ¥1404

古事記とは日本創世神話。この国が生まれた時の話や、たくさんの神々の話が書かれています。今までたくさんの人が本にしてきたこの物語を、斉藤洋さんが彼ならではの独特の解釈で新たな古事記を生み出しました。高畠純さんの親しみやすい挿絵も手伝って、小学校中学年くらいから十分楽しめる内容になっています。 

 

読み物/小学高学年から

給食アンサンブル

如月かずさ 作

光村図書 ¥1026

この物語の主人公は、6人の中学生たち。お嬢様学校から親の都合で田舎の中学に転校させられ、馴染めなかったり、子どもっぽい自分がイヤだったり、親友のお姉さんに恋したり…、思春期はとかく悩み多きもの。そんな中学生たちの思いを給食を絡めながら描く6編の短編集です。今まさに中学生という人にも、 昔中学生だった人にもオススメのすこし甘酸っぱい物語です。

 


新しく出た本 2018年9月


絵本/4~5歳から

オオイシさん

北村直子 作、絵

偕成社 ¥1296

オオイシさんは大忙し。壊れた工事車両の代わりに道路をならしたり、漬物屋さんに粉屋さん、お相撲さんの稽古の相手や子どもの遊び相手。オオイシさんは人気者です。そんなオオイシさんに時代劇映画の出演依頼が。その後もひっぱりだこでしたが、ある日うっかり海中に転落。どうなるオオイシさん! 骨太ユーモア絵本です。

 

絵本/5~6歳から

おっとあぶない!

サトウマサノリ 作、絵

パイインターナショナル ¥1404

自分たちはどのような過程を経てカエルになったのか、長老が若いカエルたちに語ります。最初は丸いぷよぷよした塊にすぎなかったけれど、敵に襲われそうになり陸に上がり、それでもやってくるピンチから逃れるためジャンプできるようになり、その後も進化を繰り返して今のような姿になったのだと。実際の進化の形とは違うかもしれませんが、テンポ良い展開で楽しめます。

 

絵本/5~6歳から

おどりたいの

豊福まきこ 作、絵

BL出版 ¥1404

深い森に美しい音楽が流れてくる建物がありました。森に住むこうさぎはそれが気になって仕方ありません。ある日、勇気を出して近くまで行き中をのぞくと、女の子たちが白いチュチュを着て踊っていました。ここはバレエ教室だったのです。こうさぎは自分も踊りたいと思いました。さて、こうさぎは仲間に入れてもらえるのかな? 美しいイラストにうっとりです。

 

絵本/5~6歳から

なぞなぞはじまるよ 2

おおなり修司 なぞなぞ、文

高畠 純 絵

絵本館 ¥1512

なぞなぞ好きも絵本好きもどちらの人も楽しめちゃうなぞなぞ絵本の第二弾の登場です。問題文が書いてあるページをめくると、答えのページがあるのだけれど、問題文のページにもヒントの絵がたくさんあって、それを見ているだけでも楽しくなっちゃいます。さあ、みんなでなぞなぞにトライ!

 

絵本/5~6歳から

あさって町のフミオくん

昼田弥子 作、高畠那生 絵

ブロンズ新社 ¥1404

フミオくんの住む「あさって町」はへんてこなことばかり起きるのです。フミオくんがお使いに行った帰りに、シマウマやウシに自分の子どもと間違えて家に連れて行かれたり、がいこつがフミオのおじさんだと言い張ったり…。フミオくんは翻弄されっぱなしです。高畠那生さんのセンス溢れるイラストも楽しいです。

 

 

絵本/5~6歳から

戦争なんか大きらい!

子どもの本・九条の会 著

大月書店 ¥1944

61人の絵本作家が描く61通りの平和。楽しそうな子どもたちの様子を描く人、爆弾の刺さった地球を描く人、涙を流す少年兵を描く人、表現は様々ですが、みんな思いはひとつです。二度と戦争を起こしてはいけないとういうこと。憲法の前文、九条、なども同時掲載されています。今一度しっかり読み直し、その大切さ、尊さを再確認しましょう。

 


新しく出た本 2018年8月


絵本/4〜5歳から

行ったり来たり大通り

五味太郎 作、絵

絵本館 ¥1512

タイトル通り、大通りの上をいろんな人が行ったり来たりして、いろんなことをしているのですが、とくにストーリーはなさそうです。でも、ページを行ったり来たりして、絵探しをしているうちに、それぞれの人たちのストーリーが見えてきます。五味太郎さんらしいユーモアのセンスあふれる一冊。こんな絵本今まで見たことないかも…。誰かといっしょに読むともっと楽しいよ。

 

絵本/5〜6歳から

あめだま

ペク・ヒナ 作、長谷川義史 訳

ブロンズ新社 ¥1620

韓国の絵本作家ペクさんの新作が出ました。今まで同様、シーンごとに人形を作り、撮影して、という大変根気のいる作り方で仕上げられた絵本です。主人公の男の子は仲間外れにされ、ひとりぼっちでビー玉遊びばかり。そんなある日、駄菓子屋さんで不思議な飴玉を手に入れます。なめるとどこからか声が聞こえてくるというもので…。ちょっぴり切ない胸キュン絵本です。

 

絵本/5〜6歳から

カタカタカタ

おばあちゃんのたからもの

リン・シャオペイ 作、宝迫典子 訳

ほるぷ出版 ¥1728

おばあちゃんは足踏みミシンで何でも作っちゃう。私のスカートもリュックも、全部おばあちゃんのミシンから生まれてくるの。カタカタカタっていう音も大好き。でも、ある日大事なミシンが壊れちゃって…。おばあちゃんと孫の暖かいやりとりを描いた絵本です。

 

写真絵本/小学低学年から

ムラサキダコ

中村宏治 写真・文、奥谷喬司 監修

フレーベル館 ¥1512

表紙に写っているのはなんとも不思議な生き物。まるでマントを翻す怪人のようです。その正体はムラサキダコ。イカではありません。50年以上海に潜っている水中写真家も驚く不思議な生態の持ち主なんだそうです。さあ、ページをめくってその正体をのぞいてみませんか? 海の中はまだまだ神秘がいっぱいですね。

 

読み物/小学高学年から

龍にたずねよ

みなと菫 著

講談社 ¥1296

戦国時代の小国に暮らす八姫は男勝りな14歳。ある時、隣の国へ人質として送られることになってしまいます。八姫が人質になった直後に戦乱が起き、そこで姫は間者との疑いをかけられ、投獄されてしまいます。戦乱の世に翻弄される姫の運命はいかに…。テンポのよい展開にぐいぐいひきこまれます。歴史好きの方にとくにオススメしたいです。

 

ノンフィクション/中学生以上

ブラック校則

理不尽な苦しみの現実

荻上チキ、内田 良 著

東洋館出版社 ¥1620

生まれつき茶色い髪を黒く染めさせる。下着は白、靴下も白。寒くてもタイツはNG。こう並べるだけで、なんて理不尽なって思うけれど、全部校則なんですよね。なぜ、日本の学校にはこのように理不尽な校則があるのか、どうしたらそれを変えていけるのか、真正面から向き合っている一冊です。教師、親、生徒たちいろんな方におすすめしたいです。

 

 


新しく出た本 2018年7月


絵本/4〜5歳から

どっせい! ねこまたずもう 

石黒亜矢子 作、絵

ポプラ社 ¥1512

さあ、今日は100年に一度の大相撲大会。最強妖怪を決める一戦のはじまりはじまり。横綱のにゃんこの山を倒そうと、腕に覚えのある妖怪たちがぞろぞろ集まってきました。まず挑んだのは、がまのぬま。ぬるぬるのがまの油で滑らせる作戦ですが、はてさて勝負の行方は? 妖怪好きにオススメ!

 

絵本/小学低学年から

ぼんやきゅう

指田 和 作、長谷川義史 絵

ポプラ社 ¥1404

盆野球とは、釜石市鵜住居地区で60年以上続いていた行事でした。しかし、東日本大震災で津波の被害にあって以来中断されていました。津波で失われていたと思っていた優勝旗が発見され、それをきっかけに2017年に再開されたのでした。震災で失いかけた地域の絆もこの野球大会によってまた繋がっていったのでした。スポーツの素晴らしさを感じさせる絵本です。

 

絵本/小学中学年から

エマおばあちゃん山をいく

J. サームズ 作、まつむらゆりこ 訳

あかつき ¥1944

67歳になったエマは、アパラチアントレイルを歩く決心をしました。アパラチアントレイルとは、世界一長い自然歩道と言われて、14州にまたがり、全長3500kmにもなります。エマは数々の困難に打ち勝ち、4か月かけて歩き、ついに全行程制覇したのでした。「ともかく一歩ふみだすこと。そうすれば前にすすめるから」というエマの言葉に打たれます。これは実話を元に描かれています。

 

絵本/小学低学年から

みえるとかみえないとか

ヨシタケシンスケ作

伊藤亜紗 相談

アリス館 ¥1512

宇宙飛行士がある星で出会った三つの目を持つ宇宙人を通して、人がそれぞれ持つ違いについて分かりやすく書かれた絵本です。違うからと避けてしまうのではなく、それぞれ同じところを探しながら、違うところを面白がることが大切、ということ教えてくれています。

 

読み物/小学中学年から

サブキャラたちの日本昔話

斉藤 洋 作、広瀬 弦 絵

偕成社 ¥1296

浦島太郎に桃太郎に金太郎、みんながよく知っている昔話ですよね。この物語は、そのお話に出てくる脇役たちが話してくれた物語です。浦島太郎の亀は実はとても偉い亀だったとか、桃太郎の子分の犬は桃太郎が嫌いだったとか、金太郎はクマをクマちゃんと呼んでいた、とか面白いエピソード満載です。

 

 

図鑑/小学高学年から

毒生物の名前

ふじのくに地球環境史ミュージアム 監修 加古川利彦 絵

インプレス ¥2052

夏休みです。海や山にと出かける機会も増えることと思います。自然の中で遊ぶのは楽しいけれど、いろいろ危険が潜んでいることも。いたずらに恐れるのではなく、まずは敵を知ることが大切です。この本を親子で読んで、安全で楽しい夏休み過ごしましょう。

 


新しく出た本 2018年6月


絵本/4〜5歳から

おしっこちょっぴりもれたろう

ヨシタケシンスケ 作、絵

PHP研究所 ¥1080

僕はおしっこちよっぴりもれたろう。おしっこする前かした後にパンツが少し濡れちゃうんだ。でもね、少し待てば乾くんだよね〜。でもお母さんは怒るんだ。だから、パンツが乾くまで少し冒険に出かけよう。ぼくみたいにおしっこちょっぴり漏れて悩んでる人いるかもしれない! 大人気ヨシタケさんの新刊です。またまた面白いです!

 

絵本/4〜5歳から

まわるよる

tupera tupera 作、絵

小学館 ¥1512

ふとし君が回転寿司の番組を「おいしそうだな〜」なんて見てたら、お母さんに早く寝なさいって怒られちゃいました。しぶしぶベッドに入ってすやすや眠っていると、ガタン、ウィーンと何やら音がして…。ふとし君はどうなるのかな?  ちょっぴりホラーな絵本です。

 

絵本/5〜6歳から

またまた  ねえ、どれがいい?

J. バーニンガム 作、まつかわまゆみ 訳

評論社 ¥1620

35年前に出た、究極の選択を迫る絵本の新作が出ました! 今度もいろいろな場面で究極の選択を皆さんに迫っちゃいます。例えば「ふきげんなあかんぼになぐられるのと、あなぐまにつきとばされるの、どっちがいい?」なんていう具合。みんなでわいわい楽しめそうな絵本です。

 

絵本/4〜5歳から

いいからいいから 5 

長谷川義史 作、絵

絵本館 ¥1404

大人気のユーモア絵本シリーズに8年ぶりの新刊が出ました。今度おじいちゃんの元へ現れたのは、な、な、なんと二人の宇宙人! おじいちゃんの家の庭へUFOに乗ってやってきたのです。宇宙人は地球が気に入ったので、持って帰ると言い出し、庭の松の木にロープを縛り付け、UFOで引っ張ろうとしていますよ。さて、どうなる? 今回もおじいちゃんの『いいからいいから」に癒されます。

 

絵本/4〜5歳から

ねるじかん

鈴木のりたけ 作、絵

アリス館 ¥1620

夜です。お母さんは早く寝てほしい。でも子どもは寝たくない。そんな親子のやりとりを描いた絵本。想像力たっぷりの子どもにとって夜は特別な世界。魚が空に浮かんでいたり、ポストがトコトコ歩き出したり、恐竜が迷子になっていたり…。のりたけさんならではの絵探し要素もたっぷり。楽しすぎて寝かしつけには向かないかも(笑)

 

読み物/小学中学年から

菜の子ちゃんとキツネ力士

富安陽子 作、蒲原 元 絵

福音館書店 ¥1512

リカ子は授業中に、教室の窓からオオムラサキという蝶が飛んでいるのを見ました。土曜日に同じクラスの菜の子と遊ぶ約束をしたリカ子が待ち合わせ場所の学校の正門に着くと、また蝶が。そしてそこに現れた菜の子に手を引かれ、蝶を追いかけることに。いったいどこへ行くのでしょうか? 二人の不思議な冒険が始まります。


新しく出た本 2018年5月


絵本/2〜3歳から

こわめっこしましょ

tupera tupera 

絵本館 ¥1512

ひとつ目小僧や魔法使い、ゾンビたちとにらめっこ、いやいや「こわめっこ」する勇気ありますか?普通のにらめっこは笑うと負けですが、こわめっこは泣いたら負けです。表紙にはにっこりと笑ったひとつ目小僧に油断しちゃうけど、ページを開くと、キャー!ちょっとこわいよ~!

 

絵本/4〜5歳から

やまのかいしゃ

スズキコージ 文

かたやまけん 絵

福音館書店 ¥1620

ほげたさんは朝起きるのがとても苦手。今日も起きたのは昼過ぎ。慌てて駅へと向かい、電車に飛び乗りました。しばらくすると、ほげたさんはちょっと妙だと思い出します。ほげたさんの会社は都会にあるのに、電車からの景色は山の中。ほげたさんはいったいどこに着くのかな?この絵本は1991年に架空社から出ていたものの復刊です。

 

絵本/5〜6歳から

せかいでさいしょのポテトチップス

A. ルノー 文

F. サラ 絵

千葉茂樹 訳

BL出版 ¥1620

クラムさんのレストランはいつも大賑わい。ある日、気難しそうな紳士がひとりご来店。そして、ポテト料理をご注文。クラムさんは張り切って料理を出すのですが、紳士のお気に召さないようです。困ったクラムさんは…。みんなの大好きなポテチの誕生秘話です。

 

絵本/4〜5歳から

クマと少年

あべ弘士 作、絵

ブロンズ新社 ¥1620

少年が生まれた日、冬の森から一頭の子グマが村に連れられてきた。その日から少年とクマは兄弟のように育っていった。ある年のクマを神へと返す「クマ送り」の儀式に、少年といっしょに育ったクマが選ばれることに…。北海道の雄大な自然を舞台に繰り広げられる命の物語です。

 

読み物/小学低学年から

ゲンちゃんは

おサルじゃありません

阿部夏丸 作、高畠那生 絵

講談社 ¥1296

ゲンちゃんはおサルじゃありません。しっぽはないし、お尻も赤くありません。ゲンちゃんは原始人の子どもなのです。原始人の子どもも朝起きると学校へ行くのです。でも、その通学路は今と違ってスリリング。道もないし、途中で水牛の群に出会ったりしちゃうのです。でも、なんだか楽しそうな登校風景をお楽しみください!

 

読み物/小学低学年から

四人のヤッコ

西内ミナミ 作、はたこうしろう 絵

すずき出版 ¥1296

忙しい時に分身がいてくれたらな、なんて思ってことありませんか? この本の主人公のヤッコちゃんもお母さんにピアノの練習しなさいって言われた時、そんなことを考えたのです。すると、ヤッコちゃんの後ろに自分そっくりの女の子が。しかも、その子はピアノが上手。しめしめと思ったヤッコちゃんでしたが、さて、どうなるのかな?


新しく出た本 2018年4月


絵本/2〜3歳から

ぐるぐるちゃんのかくれんぼ

長江 青 作、絵

福音館書店 ¥864

ぐるぐるちゃんはお父さんとお散歩に出かけます。お父さんが「かくれんぼしよう」と言い、まずはお父さんがかくれることに。お父さんは体が大きいのですぐ見つかりました。さあ、今度はぐるぐるちゃんの番。うまく隠れられるかな? 絵を描いてからちぎって貼り付けるという手法で描かれていて、フワフワ感がよく表された愛らしい絵本です。

 

絵本/1〜2歳から

とらんぽりん ぽーん

ふくだじゅんこ 作、絵

大日本図書 ¥1404

トランポリンやったことありますか? ポンポン弾んで楽しいですよね。野菜たちもトランポリンがやりたくなったようですよ。トマトにナスにエノキダケやかぼちゃが、トランポリンに挑戦です。野菜によって飛び方もいろいろ。さあ、どんな風になるのかな? 擬音が楽しく、赤ちゃんから楽しめます。

 

絵本/3〜4歳から

うまはかける

内田麟太郎 文

山村浩二 絵

文溪堂 ¥1404

5月5日の絵本ライブにご登場いただく、ことば遊びの達人、内田麟太郎さんの新刊が出ました。

「かける」という言葉を巧みに使って、お話はこんな具合に進んでいきます。「おおかみはかける、うまはかける、かけにかける、むちゅうでかける…」。オオカミに追いかけられて夢中で逃げるウシ。いったいどうなるのかな? 驚きの展開(?)お楽しみに!

 

絵本/4〜5歳から

いっぺんやってみたかってん

はっとりひろき 作、絵

講談社 ¥1404

今日は雨降り。だから公園には子どもたちの姿はありません。静かかな、と思ったらどこからか声が聞こえてきます。「なーなーぶらんこくん、いっぺんやってみたかってん」。えっ、だれもいないのに、いったい誰の声なのでしょうか? それはね…。岐阜県出身の作家さんのデビュー作です。

 

読み物/小学低学年から

コクルおばあさんとねこ

F. ピアス 作

A. メイトランド 絵

前田三恵子 訳

徳間書店 ¥1404

コクルおばあさんはロンドンの街角の風船売り。アパートの一番上の階で黒猫のピーターと仲良く暮らしておりました。そのピーターがおばあさんの家からいなくなってしまい、心配したおばあさんはすっかりやせ細ってしまいました。風が強いある日のこと、風船をたくさん持ったおばあさんは空に舞い上がってしまい…。さて、いったいどうなるのかな?

 

読み物/小学高学年から

水色の不思議

斎藤 洋 作

森田みちよ 絵

静山社 ¥1404

名前は知らないが、なぜかわたしの目の前によく現れるひとりの美少女。彼女が現れると、なぜか私の周りでは不思議なことが起きる。ほら、今日も電車の中で彼女とばったり。そして、やはり奇妙なことが…。お話の名手、斉藤洋が送る世にも奇妙なお話の数々。ものすごく怖いわけじゃないけれど、背筋がスーッと…。

 


新しく出た本 2018年3月


絵本/1〜2歳から

かぜビューン

tupera tupera 作、絵

学研 ¥1026

春は風の強い日が多いですよね。風がビューンと吹いたら、タンポポの綿毛、ライオンのたてがみ、バッチリ決めたリーゼントなどなど、さてどうなっちゃうのかな?それはね、この絵本のめくりしかけを開いてみると…。ワオー!人気絵本作家tupera tuperaさんの新作。大ウケ間違いなしです。

 

絵本/3〜4歳から

はるのごほうび

内田麟太郎 作

村上康成 絵

すずき出版 ¥1404

のどかな春うららかな空に何かが浮かんでいます。あれ?ぶたさんです。おやおや、ネコさんも、カエルさんも、何だか気持ち良さそうにぷかぷか浮かんでいます。いったいどうしてうかんでいるのかな?それはね…。ほんわかした春の空気にふさわしいゆるい絵本。何ともいえない内田麟太郎ナンセンスを楽しみたい方は、5月5日のおおきな木イベントにお越しください。

 

絵本/3〜4歳から

おべんとうしろくま

柴田ケイコ 作、絵

PHP研究所 ¥1404

食べることが大好きで、今までもいろんな食べ物に潜り込んで来たしろくまくん。今度はなんとお弁当の中に潜り込んじゃいます。おにぎりの中身になったり、オムライスの中に挟まれたり…。なんだか楽しそう。あなたならどれがいい?なんともゆる~いしろくまくんに癒されます。

 

絵本/小学低学年から

黄金りゅうと天女

竹田 昇 文

赤羽末吉 絵

BL出版 ¥1512

昔々、那覇に住む身分の違う男女が恋に落ちましたが、結婚も叶わず途方にくれておりました。ある晩二人は慶良間(けらま)の方へ渡れ、と夢の中で天女に告げられます。浜に行くと一艘の小舟があり、二人はそれに乗り、慶留間(げるま)島にたどりつきます。そこで子どもにも恵まれ、幸せに暮らしていたのですが…。沖縄の昔話で、1974年に出版された絵本の復刊です。

 

絵本/4~5歳から

ママはしらないの?

ふくだいわお 作、絵

光村教育図書 ¥1296

僕がご飯食べながら話していると、早く食べなさいって叱るけど、僕の知っていることママに教えたいんだよ。お風呂で遊んでると早く出なさいって叱るけど、僕、お風呂の中にもぐって10数えられるんだよ、それからね…。下の子が生まれ、忙しいママに構ってもらえないお兄ちゃんの切ない気持ちを描いた絵本です。なんだかほろり、とします。

 

 

読み物/中学生から

かならずお返事書くからね

C. アリフィレンカ、M. ギャング 著

J. ウェルチ 編

大浦千鶴子 訳

PHP研究所 ¥1728

アメリカに住むごく普通の女の子ケイトリンは、学校の授業でアフリカの男の子と文通を始めます。最初は軽い気持ちでやりとりをしていたのですが、そのうちこの文通は二人の人生を変えるようなものとなっていくのです。会ったこともない二人が心を通わせ周りを巻き込み、困難を乗り越えていく姿には心打たれるものがあります。深い慈しみの心に満ちた感動の実話です。