※表示価格は本体価格(税抜き)です。
絵本/2〜3歳から
ボボンバ ボンボン
高畠 純 作・絵
光村教育図書 ¥1200
マジメな顔をしたかば。何もしません。動きません。でも、3つ数えたら動きます。1、2、3…、するとつぎのページで、ボボンバ ボンボンとかばが踊り出しました。お次はぞうです。やっぱり動きません。さあ、みんなで、1、2、3、すると、パオパオパオーンと踊り出しました。みんなも一緒に踊っちゃいましょう!
絵本/4〜5歳から
さくらのふね
きくち ちき 作・絵
小峰書店 ¥1700
小さな山の上で寒そうに羽根をふるわすてんとうむしが1匹。でも、ふと見ると桜の花びらがちらほら舞っています。うれしくなったてんとうむしは、その花びらの一枚に乗って川を下ることに。いろんな春の花や生き物たちに出会いながらどんどん川を下り、ふもとにたどりつきました。ふもとでは桜が満開。春の喜びに満ちあふれる絵本です。
絵本/4〜5歳から
みんなのいちねん
たけうち ちひろ 作・絵
アリス館 ¥1600
5人家族の1年間の様子を切り絵で描き出した絵本。お正月、お花見、花火大会、ハロウィン、クリスマス、と楽しいことがいっぱい。やっぱりみんなで集える行事がたくさんあると幸せになりますよね。さがし絵もあって、家族みんなでワイワイ楽しめる絵本です。1作目の『みんなのいちにち』もぜひ読んでください。
絵本/小学低学年から
ぼくって、ステキ?
H. インチャン 作、L. ミョンエ 絵、おおたけきよみ 訳
光村教育図書 ¥1400
隣の席の女の子がぼくの方を見て、「すてき」ってつぶやいたんだ。えっ、ぼくがすてきっていうこと? あの子はぼくが好きなのかも知れない…。そう思った男の子はなんだかわくわくそわそわ落ち着きません。でもね、女の子がすてきって言ったのは…。可愛い勘違いに心が温かくなる絵本です。韓国の作家の作品です。
絵童話/小学中学年から
いちじくのはなし
しおたにまみこ 作・絵
ブロンズ出版 ¥1100
前作『たまごのはなし』で多くの人を魅了した、しおたにまみこさんの絵童話の第2弾が登場しました。今度の主役はいちじく。前作に登場したたまごやマシュマロが暮らすキッチンをステージに、いちじくがお話会を始めたのです。それはそれは壮大な冒険物語。でもどこか胡散臭い。でも聴く者を惹きつけてしまういちじくの不思議な話術。あなたもきっと虜になってしまう?
読み物/小学高学年から
あした、弁当を作る。
ひこ・田中 作
講談社 ¥1400
朝出かけるとき、いつものように母さんの手がぼくの背中に触れた。その時なぜだかゾクッとした。そして母さんが作る弁当がなんだか重く感じられるようになってしまった。もう母親の世話になりたくない男の子、世話をするのが生きがいの母親、そして世話をするのが母親の仕事、と言い切る父親。自立したい自分の思いと、家族の思い、その間で揺れる中学生男子の心情をリアルに描いた物語です。
絵本/4〜5歳から
おくちのたいそう あいうえお
木坂 涼 文、スギヤマカナヨ 絵
あすなろ書房 ¥1400
マスク生活は長く続き、表情筋が固まってしまった、なんて思っている方も多いのでは? そんな時はこの絵本を開いてお口の体操をしましょう。大きく口を開けて「あいうえあいうえあいうえお、いうえおいうえおいうえおあ」と声を出してみましょう。お口も心もすっきり。免疫力アップにもいいかも?
絵本/3〜4歳から
あずきの あんちゃん ずんちゃん きんちゃん
とみながまい 文、植垣歩子 絵
福音館書店 ¥1000
お手玉がほつれて、あずき三きょうだいがころがり出ました。上から、あんちゃん、ずんちゃん、きんちゃんです。あんちゃんはあんこになりたい、ずんちゃんは大豆になりたい、きんちゃんはのんびり暮らしたい、とそれぞれ夢がありました。上の二人は夢を叶えたい、と早速外の世界へ飛び出して行きましたが…。
絵本/4〜5歳から
リッランとねこ
I. アロセニウス 作・絵
ひしきあきらこ 訳
徳間書店 ¥1600
ある日、リッランはとても大きな猫に出会います。リッランが怖がると猫は優しく「ぼくの背中にお乗りなさい」と言いました。リッランが背中にまたがると猫は走り出しました。その早いことと言ったら…。にわとり、ぶた、あひる、と色々な動物に出会いながらの大冒険。そして最後には? なんと1909年にスウェーデンで出版された絵本です。
読み物/小学中学年から
エツコさん
昼田弥子 作、光用千春 絵
アリス館 ¥1400
エツコさんは、時空を行ったり来たりできるのです。ふと子ども時代や学生時代に戻ったり、今の時代に戻ってきたりと自由自在なのです。いわゆる認知症のエツコさんと、彼女と関わりを持つ5人の小学生の日常を描いた物語です。認知症を重くならず軽やかに、そしてとても優しい目線で描いています。読後には心が暖かい思いで満たされます。
読み物/小学中学年から
英語で読める「おおきな木」
S. シルヴァスタイン 作・絵、村上春樹 訳
あすなろ書房 ¥1800
原作は1964年にアメリカで出版され、日本語に翻訳されたのは1976年。初めは本田錦一郎訳でしたが、2010年に村上春樹さんの新訳で再登場したこの絵本。成長をしていく一人の男の子と一本のりんごの木の関わりを描いたとても深い内容の本です。この度そのバイリンガル版が出ました。自分なりに訳してみるのもおもしろいかもしれませんね。
読み物/小学中学年から
しごとへの道
鈴木のりたけ 作・絵
ブロンズ新社 ¥1300
人気の絵本『しごとば』シリーズから読む『しごとば』が誕生しました。パン職人、新幹線の運転士、研究者の方に実際に取材をし、小さい頃からどのような道筋をたどってその職業にたどりついたのかが、丁寧にそしてユーモアを交えながら描かれています。自分の進路に悩む若者たちへのエールのような一冊。悩んでも迷っても大丈夫! きっと君の道がある!
絵本/3〜4歳から
パンダのがらをなんにする?
おおのこうへい 作・絵
PHP研究所 ¥1400
パンダはなんといっても白と黒の柄が絶妙に可愛いですよね。でも、同じ白黒でも柄が変わったらどうだろう。例えば、シマシマとか、水玉、うずまきにスーツ柄(?)などいろんな柄のパンダが登場します。あなたはどの柄がお好みですか? やっぱりいつものパンダが一番かな。
絵本/4〜5歳から
どうぶつ どっちからよんでも たぶん ぶた
本村亜美 文、高畠 純 絵
絵本館 ¥1400
この絵本の作者本村亜美さんは回文の名人。今までに出た絵本は長めの回文でしたが、今作は動物しばりで短い回文の作品です。短文だけに単純明快! 高畠さんの絵がユーモアたっぷりでベストマッチ。思わずクスッと笑いが起きますよ。
絵本/4〜5歳から
カレーは あとのおたのしみ
シゲタサヤカ 作・絵
えほんの杜 ¥1540
雲の上に住むカミナリたちの元へ地上から吹き上げられた一枚のチラシに「おいしいカレーの店」と書いてありました。「カレーって何?」、カミナリたちは地上におりることに。でもお店で注文しても、「カレーはあとのお楽しみ」と店の主人はなかなかカレーを出してくれません。その訳とは?
絵本/5〜6歳から
ちいさなちいさなヤクのガーティ
L. フレイザー 文、K. ヒンドリー 絵、三原 泉 訳
岩崎書店 ¥1600
ヤクは毛がふさふさした牛みたいな大きな動物です。でも、ガーティはとても小さくて、そのことをいつも気にしていました。早く大きくなりたいとあれこれ努力するガーティ。でも、そんなガーティが小ささを活かして大活躍する場面がやってきました。がんばれガーティ。
絵本/小学校低学年から
ゆきのげきじょう
荒井良二 作、絵
小学館 ¥1600
お父さんが大事にしていた本を破いてしまった男の子。どうしたらいいのかわからないまま、スキーをはいて一人出かけて行きますが、考えごとをしながら滑っていたので、雪の窪みに落ちてしまいました。そこで男の子が見たのは不思議な不思議な雪の劇場でした…。透明感のある儚げな絵が魅力の絵本です。
読み物/小学校低学年から
モンスターホテルでうたいましょう
柏葉幸子 作、高畠 純 絵
小峰書店 ¥1400
町外れにあるくずれそうなビル。ここはモンスターだけが泊まれるホテルなのです。今日のお客さんは透明人間の団体。なんでも「モンスター合唱コンクール」に出るために泊まりに来たらしいです。でも、みんな風邪をひいて声が出ないんですって。そこで、喉に効く薬を作れる魔女を探すことになったのですが…。シリーズ23作目です!
絵本/1〜2歳から
おせちのみんなあつまって!
真珠まりこ 作・絵
ひさかたチャイルド ¥1100
大人気の『おべんとうバス』の和食バージョンの登場です。今度は「おせち」。黒豆、栗きんとん、たつくり、だて巻きなどなど、おなじみのおせち料理が「はーい!」と元気よく返事をして、重箱の中に飛び込んでいきます。やっぱりお正月はおせちがいいですよね! 料理の由来のミニ解説、栗きんとんの福笑いもついていてみんなで楽しめます!
絵本/3〜4歳から
ノラネコぐんだん うみのたび
工藤ノリコ 作・絵
白泉社 ¥1200
大人気のノラネコぐんだんシリーズも絵本誕生から10年で、ついに10作目の登場となりました。パン工場、ラーメン屋、カレー屋、アイスクリーム屋といろんなところで悪事(?)を重ねながらも、にくめないノラネコぐんだんの面々。今度の舞台はなんと豪華客船です。さて、今度はどんな展開になるのやら? 乞うご期待です。おなじみ「ドッカーン」はあるのかな?
絵本/4〜5歳から
カッパーノ
森くま堂 文、いわさきさとこ 絵
BL出版 ¥1500
カッパーノはきらりと光るお皿を頭に乗せたイケてるカッパです。ところがある日、カラスにお皿を取られてしまい、今度は皆から笑われる存在へと転落! そこでカッパーノはなんとかして皿を取り返そうと、皿さがしの旅に出ることに。果たしてカッパーノは無事に皿を奪還できるのでしょうか? さがし絵も楽しめる絵本です。
絵童話/小学校低学年から
ちいさなトガリネズミ
みやこしあきこ 作・絵
偕成社 ¥1400
働き者のトガリネズミのお話です。毎日仕事場に行き、帰り道にパン屋に寄ってお気に入りのパンを買い、時にはテレビの向こうのまだ行ったことのない海の景色に見とれたり、友だちが遊びに来ておしゃべりしたり、美味しいものを食べたり…。トガリネズミのほんのささやかな、でも幸せな日常をあたたかいタッチで描いた絵童話です。ドラマチックな展開はないけれど、どこか惹かれる作品です。
読み物/小学低学年から
それで、いい!
礒 みゆき 作、はたこうしろう 絵
ポプラ社 ¥1300
きつねは絵を描くのが大好きでした。いつもスケッチブックを持って歩き、いろいろなものを心のおもむくままに描いていました。けれど、ある日バッタの絵を描いていたところ、やまねことあひるに下手くそな絵だ、と言われてしまいます。くやしくなったきつねはみんながあっと驚くような絵を描いてやるんだ、と決心しますが…
読み物/小学高学年から
奉還町ラプソディ
村中李衣 作、石川えりこ 絵
BL出版 ¥1600
ぼくの家のすぐ近くにある奉還町商店街は昔からの古い商店街だ。洋品店、和菓子屋、花屋などごく普通の店が並んでいるんだけど、そこで働いている人たちはなかなかクセが強くて個性的なんだ…。商店街で起こる様々なことを小学生の男の子の目を通して描き出す人情味たっぷりの物語です。今どきのショッピングモールもいいけど、こんな商店街も魅力たっぷりです。あなたの町にもきっとありますよ!
絵本/1〜2歳から
チキカングー
樋勝朋巳 作・絵
こぐま社 ¥950
タンバリンを鳴らしながらやってきたのは犬。何やら楽しげに歌ってます。「チキカーン チキカーン チキカーン グー」。そしてその行列に、ねこちゃんやおいもちゃんたちが加わって、なぞの言葉「チキカングー」。一体どんな意味? とくに意味はなし。さあ、みなさんご陽気に「チキカーン グー」で歩いてみましょう。ほら、楽しい気分になるでしょ?
絵本/3〜4歳から
ふんがふんが
おおなり修司 文、丸山誠司 絵
絵本館 ¥1400
この絵本は、涙ぐましいゴリラのパパのダイエット奮闘記なのですが、出てくる言葉は「ふんが」だけ! でも 読んでいるうちにこの三文字に様々な表情があることに気づきます。そして、どんどん想像力がわいてきて、どんどん楽しくなってきます。さあ、みんなも「ふんが」と声に出して読んでみましょう!
絵本/4〜5歳から
いねむりばあちゃんとぼく
高畠じゅん子 作・絵
国土社 ¥1600
おばあちゃんはいつも幼稚園まで僕を迎えに来てくれる。二人で電車に乗って帰るんだけど、おばあちゃんはいつも寝ちゃう。でも、必ず降りる駅が近づくと起きるんだ。不思議だな〜。でも、今日はどうした訳か全然起きてくれない。もうすぐ着いちゃうのにどうしよう。そこに、ゆかいな助っ人たちが現れて大騒ぎになりますが…。ユーモラスな絵も魅力です。
絵本/5〜6歳から
いのちがかえっていくところ
最上一平 作、伊藤秀男 絵
童心社 ¥1300
たもん少年は、お父さんと初めてのイワナ釣りに出かけました。お父さんに教わりながら、餌の川虫をつかまえて、さおを川に入れてみました。なかなか釣れなかったのですが、ついに1匹の大物が! 初めて自分で釣ったイワナ。いざ食べるとなると、胸がドキドキするたもん少年でしたが…。命と向き合い、命をいただくことを描いた絵本です。迫力の絵が魅力の一冊。
絵本/4〜5歳から
あずきがゆばあさんととら
ペク・ヒナ 絵、パク・ユンギュ 文、かみやにじ 訳
偕成社 ¥1300
このお話は韓国の昔話です。昔深い山の奥に、あずきがゆを煮るのが上手なおばあさんが住んでいました。ある日おばあさんの家にトラが現れて、おばあさんを食べようとしました。おばあさんはトラに次の冬にあずきがゆを作るまで待ってくれとお願いしましたが…。人気の絵本作家ペクヒナが描く昔話の世界をお楽しみください。
読み物/中学生から
バンピー
いとうみく 作
静山社 ¥1250
俺は高2の成(なり)。俺には妹が3人。母親は病気で死んでしまったし、父親は5か月前から行方不明。てなわけで、毎日妹たちの世話に家事にと大忙し。そんな俺にある日、妹が万引きしたとスーパーから電話が…。慌てて駆けつけるとそこには知らない女の子が。一体どういうこと? 深刻な話だけれど暗くならず、テンポよいストーリー展開に引き込まれます。
絵本/2〜3歳から
ねずみさんのパンツ
tupera tupera 作、絵
ブロンズ新社 ¥1300
しろくまがパンツをなくしたと困っていたとき、一緒にさがしてくれたねずみくん、今度は自分がパンツをなくして困っています。今度はしろくまくんがお手伝い。りすのパンツにふくろうのパンツ、ぞうのパンツ、いろんなパンツが出てくるけど、ねずみくんのパンツは見つかるかな? 型抜きしかけが楽しい絵本です。
絵本/4〜5歳から
パンどろぼう
おにぎりぼうやのたびだち
柴田ケイコ 作、絵
KADOKAWA ¥1300
大人気のパンどろぼうシリーズに新作の登場です。でも、おにぎり屋さんが舞台のようでパンがなかなか登場しません。表紙にはなんとなく見覚えのある顔が出てくるのだけど…。これはいったい? そう、これはエピソード0とも言えるお話なのです。パンどろぼうがなぜパンどろぼうになったのか、のお話。どうぞお楽しみください!
写真絵本/4〜5歳から
だいどころのたね
大久保茂徳 監修、久保秀一 写真
ひさかたチャイルド ¥1300
あなたの家の台所にはどんな野菜や果物がありますか? 野菜や果物はたねから育ちますよね。ということは今台所の野菜や果物のたねも芽を出すのかな? この本では、豆、ごま、いちごなど様々なたねの発芽の様子が紹介されています。眺めていると自分でもやってみたくなること請け合いです。さあ、種まきにトライしてみませんか?
読み物/小学低学年から
お月さまになりたい
三木 卓 作、及川賢治 絵
偕成社 ¥1300
ぼくは学校帰りに胴の長い白と茶のブチの犬に出会ったんだ。かわいい犬だけど、ぼくは白い犬が好きなんだよな、と心の中で思ったら、なんと犬は白い犬に変わったんだ! おまけにその犬、人間の言葉が話せるし、いろんなものに変身できるんだ…。不思議な犬と男の子のほんわかストーリー。50年前に出版された本がリニューアルされて登場です。
読み物/小学低学年から
ブロッケンの森のちっちゃな魔女
A. リースケ 作、西村佑子 翻訳・編集、ももろ 絵
静山社 ¥1100
ドイツには、ブロッケン山という魔女が集まるという山があります。このお話はその山の麓の森に住む小さな女の子が主人公。この女の子はふとしたきっかけで魔女修行を始めます。さあ、立派な魔女になれるかな? 森の動物やゴブリンなども登場する楽しい物語です。
写真絵本/小学低学年から
なぞとき絶景図鑑
増田明代 文・構成、山口耕生 監修
講談社 ¥2100
世界には不思議な光景がたくさんあります。地形が作り出すもの、生物が作り出すもの、じつに様々。この本ではそんな絶景の数々を紹介し、その絶景ができた仕組みもわかりやすく解説してくれています。全世界85ヶ所の絶景に圧倒されます。いつか行ってみたい、そんな場所がきっと見つかりますよ!
絵本/3〜4歳から
タコとだいこん
伊佐久美 作、絵
講談社 ¥1400
ある日、タコは「だいこん食べたい」と思い、大根畑へ出かけることに。夜を待っていざ出発。誰もいない夜を狙ったのに、陸にあがったとたんネコにばったり。ネコはフーッと威嚇。どうするタコ! 淡々と描かれていますが、とてもシュールな絵本。講談社の新人賞受賞作です。
絵本/4〜5歳から
なぞなぞで おばけやしきたんけん
石津ちひろ 文、大島妙子 絵
アリス館 ¥1400
おばあちゃんの家に一人で遊びに来たふうた君。玄関で出迎えてくれたのはなんと、しゃべるネコ! そのネコが、ふうた君になぞなぞを出してきました。答えられないと先に進めないというのです。さあ、ふうた君は無事に答えて、おばあちゃんに会うことできるのかしら? こんな不思議なおばあちゃんのお家、あなたは行ってみたいですか?
絵本/4〜5歳から
ぴ〜ったり! ソファのまき
F. クオ 作・絵、おおともたけし 訳
ほるぷ出版 ¥1500
仲良く暮らすパンダとペンギン。ある日、新しいソファを買いに出かけました。いろんなソファを見て回ったのですが、どれも小さすぎたり、大きすぎたり…。すっかり疲れて帰宅した二人、古いソファに座ると、あれ、やっぱりこれが一番?
読み物/5〜6歳から
いもうとなんかいらない
L. ダンカン 作、小宮 由 訳、平澤朋子 絵
岩波書店 ¥1300
メアリーケイはいつも自分の邪魔ばかりする妹が大嫌いでした。ある日、彼女は妹を誰かにあげてしまおうと思いつきます。牛乳屋さん、電気屋さんに頼んでみましたが、交渉成立にはなりません。そこで、家に遊びに来ていたトゥルディおばさんに話を持ちかけると、なんと交渉成立。無事に妹のいない生活を手に入れたのですが…。姉の複雑な気持ちを暖かく描いたお話です。
絵本/小学低学年から
キーウの月
J. ロダーリ 作、B. アレマーニャ 絵、内田洋子 訳
講談社 ¥1200
夜空に浮かんだ月。月はもちろんこの宇宙に一つだけ。私たちの見ている月と他の国に誰かが見ている月は同じなのです。そう思うと広い世界がなんだか狭く思えて、他の国の人のことが身近に感じられるから不思議。今戦時下にあるキーウでも、きっと誰かが月を見ている、そんな風に想像することは平和につながる気がします。
絵本/3〜4歳から
ペンギンたんけんたい みなみのしま
斉藤 洋 作、高畠 純 絵
講談社 ¥1500
30年ほど前に出版された、童話『ペンギンたんけんたい』が装いも新たに絵本版として登場しました。探検隊の人数(?)はかなり減って10人。隊長、副隊長、副副隊長は健在です。カヌーをこいでやってきたのは南の島。一列になって丘を登っていきます。さて、ペンギンたちは何をしにきたのかな? 行く手に待っているのは…? ドキドキですね!
絵本/4〜5歳から
なんでもかいけつ テレビマンボルフ
高畠じゅん子 作、 高畠 純 絵
教育画劇 ¥1300
おおかみのボルフは「おもろテレビ」というテレビ局で動物村の情報番組を作っています。村に住む動物からお便りが届くと、それが番組になるかどうか取材に出かける毎日です。ある日、アルパカから毛が盗まれたとの情報が…。その後他の動物たちからも毛を盗まれたとの声が続々。一体犯人は誰か? ボルフの活躍が始まります!
絵本/小学低学年から
バスが来ましたよ
由美村嬉々 文、松本春野 絵
アリス館 ¥1400
全盲の男性が一人でバス通勤をしていました。ある朝、小さな手が彼に触れて、「バスが来ましたよ」と可愛い声が聞こえました。小学生の女の子が誰に言われた訳でもなく、自発的に声をかけたのです。やがてその小さな思いやりの輪が広がり…。和歌山であった実話を基にした絵本。こんな風に自然に人に親切にできることはすてきなことですよね。
写真絵本/小学低学年から
かみなり
妹尾堅一郎 監修、音羽電機工業「雷写真コンテスト」協力
ポプラ社 ¥1600
夏に雷は風物詩とも言えるかもしれませんね。ゴロゴロという音はちょっと怖いけれど、稲光はきれいだと思っている人いると思います。この本は、そんな稲光を集めた写真絵本です。飛行機やビルに落ちる瞬間の写真は迫力満点。雷についての解説もあります。怖いけど美しい雷の世界をのぞいてみましょう!
読み物/小学低学年から
ワニのガルド
おーなり由子 作、絵
偕成社 ¥1300
ヒナちゃんは転校したばかりの小学3年生。「まだお友だちできてないので、なんとなく学校行きたくないな」なんて思っていました。そんなヒナちゃんの目の前におっさんのようなワニが現れました。ワニはガルドと名乗り、さびしい人にだけ自分が見えるのだ、というのでした…。おかしくて、暖かくて、少し悲しいヒナちゃんとガルドの物語をお楽しみください。
読み物/中学生から
笹森くんのスカート
神戸遥真 作
講談社 ¥1400
ぼくの高校の制服がジェンダーフリーになり、スカートかスラックスどちらを選んでもいいことになった。新学期が始まった教室がざわついていた。なんと、同じクラスの笹森君がスカートを履いて登校したのだ…。笹森君のスカートから派生して、悩める高校生の姿を生き生きと描き出したさわやかな読み物です。男の子がスカート、あなたならどう反応しますか?
絵本/3〜4歳から
ぼくはひこうき
はっとりひろき 作・絵
講談社 ¥1300
お父さんの足の上で両手を広げて、飛行機になりきって遊んだことありませんか? この絵本の主人公のたろうくん、すっかり飛行機になりきって、空港から飛び立ち、広い空、雲の中、海の上、といろんなところを飛び回ります。読んでいると自分も一緒に飛び回っている気分になります。爽快感のある絵本です。
絵本/4〜5歳から
まっくらあそびをしようよ!
はたこうしろう 作・絵
ほるぷ出版 ¥1400
今日はおばあちゃん家の屋根裏部屋でお泊まり。電気を消すと、「まっくらでねむれない」と言う弟に、「まっくら遊びをしよう」とお兄ちゃん。取り出したのは懐中電灯。ぬいぐるみ、おもちゃ、文房具などに光を当てて、影絵を楽しんだり、懐中電灯にセロハンを貼って不思議な光の写真を撮ったり…。写真の撮り方は巻末に。夏休みにトライしてみては?
絵本/小学低学年から
なみのむこうに
B. テッケントラップ 作・絵、三原 泉 訳
BL出版 ¥1600
人はときどき、一人ぼっちで暗い海に浮かんでいるような気持ちになることありますよね。行き先も見えず、孤独に陥る、どうしていいかわからない…。この絵本の主人公の女の子もそんな気分。でも、よく周りを見て! あなたに手を差し伸べてくれる人はきっといます。大丈夫一人じゃない。心細い気持ちになっている人の背中をそっと優しく押してくれる、そんな絵本です。
読み物/小学低学年から
イカにんじゅつ道場
ただいま弟子ぼしゅうちゅう
香桃もこ 作 岡田よしたか絵
福音館書店 ¥1100
せっしゃはイカ忍者でござる。厳しい修行に耐えたのでござる。弟子を募集しているのでござる。さっそくほっそりした貴公子のような魚キスがやってきた。忍術を教えるのだが、キスはなかなか覚えられないのでござる。あ〜お腹が空いてきた。かくなるうえは、パクッ! え〜っ、弟子を食べちゃうの? ユーモアたっぷりの絵童話です。
読み物/小学低学年から
ヌラリヒョン・パパにまかせなさい!
富安陽子 作、山村浩二 絵
理論社 ¥1300
ドロロン村は妖怪と人間が仲良く暮らす不思議な村です。困ったことがあると、パパッと解決してくれるヌラリヒョンパパは、人間からも妖怪からも頼りにされています。ある夜、村にそびえるオソロシ山に隕石が落ち、二人の人間の子どもがそれを拾いに出かけます。しかし、そこは人間立ち入り禁止の山なのでした。さあ、こんなときはパパの出番です!
読み物/小学中学年から
生まれかわりのポオ
森 絵都 作、カシワイ 絵
金の星社 ¥1400
ポオは背中にハートのマークがついた猫だった。僕が赤ちゃんのときからずっと一緒にいた。でも僕が9歳の時にポオは死んじゃった。僕は悲しくて悲しくて泣いてばかりいた。そんなとき、ママが「生まれかわりのポオ」というお話を作って聞かせてくれた…。愛するものを失った心に暖かさをそそぎこんでくれる物語です。
絵本/4〜5歳から
あげる
はらぺこめがね 作・絵
佼成出版社 ¥1300
食べ物をおいしそうに描く、はらぺこめがねによる魅惑の揚げ物の世界。エビフライ、鶏の唐揚げ、かき揚げ、もちろんトンカツも! 次から次へと現われる揚げ物にうっとり、おなかがグー。カラッ、サクッ、ジュワッなどの音の描写にも惹かれます。あなたはどれが好き?
絵本/3〜4歳から
ピヤキのママ
ペク・ヒナ 作、長谷川義史 訳
ブロンズ新社 ¥1500
ふとっちょで食いしん坊、弱いものいじめ大好きの悪猫ニャンイの大好物は生みたての卵。ある日、鶏小屋から卵を一つ盗み、パクッと丸呑み! すると、しばらくしてニャンイのお腹が膨らんで、そのうち痛くなり、なんとニャンイのお腹からひよこが誕生! そんなばかな。それからニャンイは、人、いえ、猫が変わったようになるのでした。
絵本/小学低学年から
ライラックどおりのおひるごはん
F. サラ 作、石津ちひろ 訳
BL出版 ¥1600
ライラック通り10番地にあるアパートはいろいろな国の人たちが住んでいます。中国、メキシコ、中南米、日本などなど。たまに、それぞれの国の料理を作って、それを持ち寄って、アパートの庭で一緒に食べるのです。こんな風にいろんな国の人が一緒にご飯食べられるのは幸せですね。登場する各国の郷土料理のレシピもついてます。
図鑑絵本/小学低学年から
はるなつあきふゆのたからさがし
矢原由布子 作・絵、鈴木 純 監修
アノニマスタジオ ¥1900
自然観察ってどこかに行かなきゃできない、なんてそんなこと全くないのですよ。道端にも自然はいっぱい。四季折々いろんな花が咲いたり、鳥が鳴いたり。この絵本はそんな身近な自然がいっぱい描かれています。きっと町を見る目が変わってきます。
絵本/5〜6歳から
のせのせ せーの!
斉藤 倫、うきまる 文、くのまり 絵
ブロンズ新社 ¥1500
「のせのせせーの」でページをめくると、あれ不思議。髪の毛にちょうちょが止まり、リボンに。花畑は白いワンピースの模様に。次々いろんなものが大変身。調子の良いことばと、きれいなイラスト、意外な展開がとっても楽しい絵本です。
読み物/小学中学年から
おかげさまで名探偵
杉山 亮 作、中川大輔 絵
偕成社 ¥1000
大人気の名探偵シリーズが登場して30年。24冊目の新刊が出ました。探偵の仕事が少ないので、アルバイトをすることになったミルキー杉山。夜の商店街の見回りのバイトの面接に来たのですが、そこで爆弾騒ぎが起き、巻き込まれることに。その他2編のお話が入っています。各ページの絵の中に犯人のヒントが隠れているのでよく見てくださいね!
絵本/3〜4歳から
ブロロン どろろん
高畠那生 作・絵
小学館 ¥1300
ブロローンと車が走ってきました。道路脇にはペンキがたっぷりこぼれています。あっ! 車がそれを跳ね飛ばし、どろろーんと飛び散り、歩道に立っている人にバシャっとかかり…。さあて、どうなるどうなる? ページをめくると次々ペンキを浴びる人続出。みんなでどろろ〜ん!と声を合わせてナンセンスなこの絵本楽しんじゃいましょ!
絵本/4〜5歳から
花をさかせたがらない 小さなキャベツ
中脇初枝 再話、うえのあお 絵
偕成社 ¥1700
お母さんが女の子に「キャベツに水をやって」と頼みます。でも、女の子は「お散歩したいから」と断ります。お母さんは子犬に「女の子のお尻にかみついておくれ」と頼みます。子犬が断ると次は…とお母さんは次々いろんなものに頼みにいき、最後は死神にまで。一体どうなるのでしょう。だんだん話と言われるヨーロッパ特有の昔話の形のお話です。
読み物/小学低学年から
えんどうまめばあさんと そらまめじいさんの いそがしい毎日
松岡享子 原案・文、降矢なな 文・絵
福音館書店 ¥1200
小さな家に仲良く暮らすえんどうまめばあさんとそらまめじいさんはそろって働き者。ただし、ひとつ欠点が。何かをやっている途中でも他のことを思い出すとそちらに夢中になって、最初の仕事を忘れてしまうのでした。あれ、私のこと?って思った人いるんじゃないですか? 今年1月に亡くなられた松岡さんの最後の作品です。
読み物/小学高学年から
草原の姫、海原を行く コカチン
佐和みずえ 作、トミイマサコ 絵
静山社 ¥1400
モンゴルの皇帝フビライの娘コカチンは遠い異国イル・ハン国へ嫁ぐため長い旅へと出ました。大海原を渡り、広大な砂漠を越える旅の途中には数々の試練が待ち受けていました。コカチンは持ち前の勇気で、それに立ち向かっていきます。史実とファンタジーが入り混じった物語。スピード感ある展開が魅力です。
読み物/小学高学年から
落語少年 サダキチ 4
田中啓文 作、 朝倉世界一 画
福音館書店 ¥1400
落語好きの小学生忠志の大騒動物語第4巻。夏休みに親戚の家へ遊びに行く予定をしていた忠志。忠志の自称マネージャーで友だちの真一が勝手に親戚の住む村で落語会をやることを決めてしまったから大変。そこから始まる大騒動。タイムスリップあり、お化け騒動ありのドタバタ劇。抱腹絶倒の物語をお楽しみあれ!
絵本/小学高学年から
ぼんさいじいさま
木葉井悦子 作・絵
瑞雲舎 ¥1700
盆栽が大好きな「ぼんさいじいさま」の家には、猫、鳩、馬などの生き物が一緒に暮らしておりました。ある朝、じいさまが大切にしている盆栽のひとつに小さな少年が現れ、「お迎えにきました」と一言。じいさまは庭の生き物に別れを告げ、少年と共に静かに消えて行きました。死を扱った絵本なのに、なぜか穏やかな気持ちになります。こんな最期を迎えられたら…。
絵本/4〜5歳から
ぼくのねこ
鈴木のりたけ 作、絵
PHP研究所 ¥1300
鈴木のりたけさんの大人気シリーズ第5弾。今度はねこ。いつもの道で出会うねこが、「いつも同じ模様じゃつまらない」。じゃあ、いろんな模様を考えてあげよう。スイカ、国旗、うし、チェック、ついでに鳴き声もいろいろあったら楽しいかも? いつものようにさがし絵もたくさん。みんなでわいわい読んだら楽しそう!
絵本/2〜3歳から
ねこいる!
たなかひかる 作、絵
ポプラ社 ¥1450
ねこって思いがけないところにいたりしますよね。しかし、いくらなんでもこの絵本に出てくるねこたちは想像をはるかに越えるところにいるのです。パンの中とかリコーダーの中から、ばばーん!と飛び出すねこたちに爆笑間違いなしです。『ぱんつさん』で鮮烈デビューした作者の第2弾の絵本です。
絵本/2〜3歳から
大ピンチずかん
鈴木のりたけ 作、絵
小学館 ¥1500
人間、生きているとピンチに陥ること必ずありますよね。牛乳がこぼれた、トイレの紙がない、お風呂に入ろうとしたらお湯が入ってなかった、などなど。この絵本はそのピンチのレベルと対処の仕方がユーモアたっぷりに描かれています。この絵本さえあれば、どんなピンチが来てもぜったい大丈夫! かな?
読み物/小学低学年から
げたばこかいぎ
村上しいこ 作、高畠那生 絵
PHP研究所 ¥1200
ある夜、ぐっすり眠っていたはるとは、誰かに起こされました。起こしたのはなんと、はるとのスニーカー! 靴たちが開く下駄箱会議に参加するようにと言われ、虹色のスリッパを履くと、なんとはるとの体はみるみる小さくなり、下駄箱の中に入れるくらいになっていました。その会議ではるとに課された使命とは? ユーモアたっぷりの幼年童話です。
読み物/小学高学年から
18枚のポートレイト
柏葉幸子小品集
柏葉幸子 作、植田たてり 絵
理論社 ¥1300
ちょっぴり不思議な物語を紡ぎ出すお話の名手、柏葉さんが40年にわたり書き留めた小品を集めたものです。どのお話も日常の中にふと訪れるふしぎな出会いや別れ、小さな喜びなどを丁寧に描いたお話です。思わずその世界に引き込まれ、読み終わった後に少しボーッとなってしまうかも? それくらいリアリティのあるふしぎな世界をご堪能あれ!
絵本/小学高学年から
ニッキーとヴィエラ
P. シス 作、絵、福本友美子 訳
BL出版 ¥2200
第二次世界大戦前夜のプラハでは、ナチスドイツによるユダヤ人への迫害の危機が迫っていました。そんな中、子どもだけでもなんとかイギリスへ逃がそうと奔走したイギリス人のニッキーと、救われた子どもの一人ヴィエラの物語。戦争という極限状態でも自分の良心に従って勇気のある行動を起こした彼は、歴史の表舞台には登場しないけれど、真のヒーローです。
絵本/4〜5歳から
ぱなしくん
柴田ケイコ 作、絵
PHP研究所 ¥1400
お片づけが大嫌いな「ぱなしくん」。髪の毛はもじゃもじゃ、おもちゃは出しっ放し、洋服は毎日同じもの、口の周りは汚れたまんま。お母さんに、「こんなに散らかしているとごっちゃおばけがやってくるよ」と言われても知らん顔。すると、その夜どこからか「べたべたべたべた」と奇妙な音が…。あなたの部屋は大丈夫かな?
絵本/3〜4歳から
ねこのラーメンやさん
KORIRI 作、絵
金の星社 ¥1300
ここは町で人気のラーメン屋さん。大将は蝶ネクタイが似合う、ねこのマオさん。煮干し、カツオブシでしっかり出汁をとって、スープを作ります。お店の外までいい香りが広がり、ねこのお客さんたちであっという間に満席。「カツオラーメン一丁上がり!」。熱々のラーメンを出しますが、お客さんは、なかなか食べようとしません。どうしてかな?
絵本/4〜5歳から
わたしがテピンギー
中脇初枝 再話、あずみ虫 絵
偕成社 ¥1700
昔あるところに、テピンギーという名前の女の子がいました。彼女は意地悪な継母と暮らしていました。ある日、その継母の悪知恵で、知らないおじいさんの召使いにされそうになってしまいます。けれど、テピンギーは素晴らしいひらめきと、友だちの協力でその危機を乗り越えます。その方法は…。ハイチに伝わる元気で賢い女の子の昔話です。
絵本/小学低学年から
こきゅうの本
C. ウィラード+O. ワイザー 作、A. オリバー 絵、茂木健一郎 訳
大泉書店 ¥1400
マスク生活が続き、呼吸が浅かったり、口呼吸になってしまうという話をよく聞きます。深呼吸は大事とわかっていてもなかなかできない。そんな風に思っている方はぜひこの絵本を開いてみてください。絵の解説付きで、とてもわかりやすく呼吸のやり方を教えてくれます。心が疲れた時この本を見ながら深呼吸してみませんか?
読み物/小学低学年から
さかさまがっこう
苅田澄子 作、つちだのぶこ 絵
文溪堂 ¥1300
だいちゃんは算数で使うおはじきを持ってくるのを忘れてしまいました。担任の山田先生に怒られちゃう。なんとかならないかなと考えながら教室の後ろで逆立ちして、「さかさまになあれ、さかさまになあれ」と呪文を唱えました。すると、教室に入って来た山田先生は、おはじきを忘れただいちゃんを「えらい!」と褒めてくれたのです。えっ、どうして?
読み物/小学高学年から
ラビットホッピング!
M. エリクソン 作、きただいえりこ 訳、森山標子 絵
理論社 ¥1500
アルヴィン少年には心臓に病気をもった幼い妹がいました。両親は妹にかかりきりでさびしい思いをすることが多かった彼はラビットホッピングという競技に出会い、それにのめりこんでいくうちに自分の新しい世界が開いていくのを感じるのでした。アルヴィンの心の成長を感じながら読める心温まる物語。ラビットホッピングはスウェーデン発祥の競技だそうです。
絵本/4〜5歳から
なぞなぞはじまるよ 3
おおなり修司 なぞなぞ、文、高畠 純 絵
絵本館 ¥1400
シリーズの3作目登場です。シリーズ合計でなんと96問にもなりました。「えらそうに人を呼びつける魚はなに?」「イカが通行の邪魔になっている国はどこ?」「よく風邪をひく有名な画家ってだれ?」と今回もユニークななぞなぞがいっぱいです。絵にもヒントが隠されているので、絵をよく見てみんなで考えてみましょう!
絵本/4〜5歳から
せかいでいちばんのばしょ
P. ホラチェック 作、絵、いわじょうよしひと 訳
BL出版 ¥1600
野原に住むうさぎはふと考えました。この場所はとても居心地がいいけど、ほんとうに世界で一番の場所なのかなと。野原に住む他の動物に聞くと、誰もがここは世界一だと言います。ある日うさぎはみみずくに「世界中を旅してほかの場所を見てくれば」と言われます。世界中を旅したうさぎが出した結論はいかに…。
絵本/小学低学年から
旅の絵本 X
安野光雅 作、絵
福音館書店 ¥1600
安野光雅さんの代表作とも言える「旅の絵本」の完結編が出ました。今作の舞台はオランダです。運河、風車、チューリップ畑と、オランダならではの風景がページをめくる度広がっていきます。アンネ・フランクの家やゴッホの絵をモチーフにしたページもあります。海外旅行に行けない昨今、この絵本で旅気分を味わうのもすてきです。
読み物/小学低学年から
たんじょうびはジェットコースター
こすぎさなえ 作、長谷川義史 絵
PHP研究所 ¥1200
もうすぐぼくの誕生日。誕生日にはぼくの行きたい所へ連れて行ってもらうんだ。今年はもちろんドリームランド! 大好きなアニメ、キャプテンズのアトラクションがあるんだ。指折り数えて楽しみにしていたのに、なんとぼくは誕生日の前日に熱を出してしまい…。運に見放されたと思った男の子だったけど、悪いことの後にはいいことも。それはね…
読み物/小学高学年から
ガラスの魚
山下明生 作、宇野亞喜良 画
理論社 ¥1500
瀬戸内海の小さな島に住むアキラが主人公の物語。戦後にできた新生中学に通うアキラは、怪我をして松葉杖をつくことになったので新学期が始まる前に試しに学校まで行ってみることに。その途中で川のほとりで謎の死体を見つけてしまいます。事故なのか事件なのか島は大騒動に! 戦後の混乱のなか、時代に翻弄されながらもたくましく生きる人々の姿を描いた読み応えたっぷりの一冊です。
読み物/小学高学年から
おとなってこまっちゃう
H. マルピカ 作、宇野和美 訳、山本美希 絵
偕成社 ¥1600
人権派弁護士のママと暮らす少女サラの家に大問題が発生! なんとサラのおじいちゃん、つまりママのパパが、ママと同じくらいの年の人と再婚するって言い出したのです。もちろんママは大反対。そしてその後の次つぎ起こる様々な問題を、サラの目線でコメデイタッチで描いています。離婚、LGBT問題などを明るく描き出し、楽しい物語に仕立て上げています。
絵本/1〜2歳から
たいそうするよ、1、2、3、はい!
高畠 純 作、絵
光村教育図書 ¥1100
寒いと体が縮こまってくる感じがしませんか? そんなときはこの絵本を開いて、動物たちと一緒に体操をしましょう。「1、2、3、はい、手を上げて、1、2、3、はい、手を下ろす」。1、2、3、はい!の掛け声に合わせて体を動かして遊んでみましょう。なんだか心も体もほかほかしてきませんか? さあ、みんなで体操するよ!
絵本/2〜3歳から
おもち
彦坂有紀、もりといずみ 作、絵
福音館書店 ¥900
表紙にはこんがり焼けてぷっくりふくれた、なんとも美味しそうなおもち。なんだかいいにおいがしてきそうです。ページをめくっていくと、おもちが焼けていく様子がとても丁寧に描かれています。この本は木版画で何回も色を重ねて刷っていくという時間のかかる手法で作られています。焼けたおもちに何つけて食べましょうか?
絵本/4〜5歳から
オカピぼうやのちいさなぼうけん
岸本真理子 作、長谷川義史 絵
ひさかたチャイルド ¥1500
オカピをご存知ですか? お尻と足にあるシマ模様はシマウマそっくりで、長い舌で葉っぱを食べるところはキリンそっくりというちょっと不思議な動物。そのオカピの子がこの絵本の主人公。朝目が覚めて、母親がいないことに気づき、探しに行ったのですが…。さあ、みんなもオカピぼうやと一緒に冒険に出かけましょう!
絵本/3〜4歳から
かめれおんせん
岸本真理子 作、長谷川義史 絵
ひさかたチャイルド ¥1500
オカピをご存知ですか? お尻と足にあるシマ模様はシマウマそっくりで、長い舌で葉っぱを食べるところはキリンそっくりというちょっと不思議な動物。そのオカピの子がこの絵本の主人公。朝目が覚めて、母親がいないことに気づき、探しに行ったのですが…。さあ、みんなもオカピぼうやと一緒に冒険に出かけましょう!
読み物/小学低学年から
せっしゃ、なべぶぎょうでござる!
しめのゆき 作、大串ゆうじ 絵
ポプラ社 ¥1000
冬は鍋料理が一番! 体は温まるし、いろいろな具があるので栄養満点。この本の主人公、なべ田さん一家も鍋料理好き。でも困ったことに全員の好みがばらばらで、いつももめるのでした。そんななベ田さんちの食卓の鍋の中から、突然「鍋奉行参上!」と謎のおさむらいさんが現れたのでした。いったいこの人は? レシピもついた楽しいお話です!
読み物/小学高学年から
博物館の少女
富安陽子 著
偕成社 ¥1400
大阪の古道具屋の娘イカルは両親の死後、親戚が住む東京へと移り住みます。その後、イカルはふとした縁から日本に誕生して間もない博物館で働くことになります。そこで、様々な人と出会い、不可思議な事件へと巻き込まれていくのでした。スピード感のあるストーリー展開にぐいぐい引き込まれていきます。
絵本/4〜5歳から
くまがうえにのぼったら
アヤ井アキコ 作、絵
ブロンズ新社 ¥1400
くまが松の木に登っています。松の木は枝が折れてしまうのではと心配になって「下りてください」と頼みましたが、くまには聞こえません。限界を感じた松の木はぐーんとしなり、バネのようにくまを弾き飛ばしてしまい…。空の彼方に飛ばされたくまはどうなったでしょう?
絵本/4〜5歳から
きょうものはらで
E. J. キーツ 絵 石津ちひろ 訳
好学社 ¥1600
この絵本の文章は、アメリカの伝統的な数え歌を元にして、1800年代後半にワーズワースによって書かれたものです。それに絵本作家のキーツがとても生き生きとしたイラストをつけたのがこの絵本。1でカメが砂を掘り、2で魚が泳ぎ、と様々なフィールドで生きる生き物の姿が紹介されています。森の中や海、川などに出かけ、いろんな動物に会ってみたくなります。
絵本/小学低学年から
まっくろ
高崎卓馬 作、黒井 健 絵
講談社 ¥1600
「みんなの心に浮かんだことを描いてみましょう」、学校で先生が言いました。みんなが様々な色を使って花や恐竜を描く中、黙々と紙を黒く塗りつぶす一人の男の子。周りの心配もよそに何枚も黒く塗っていきました。ある日男の子がその紙を並べ始めると、そこには…。子どもの想像力は大人をはるかに超えるものがあります。一面だけを見て判断してはいけないとこの絵本は教えてくれます。
かがく絵本/4〜5歳から
ドングリのあな どうしてあいたの?
箕輪義隆 絵、かんちくたかこ 文
文一総合出版 ¥1600
ドングリをよく見ると、時々穴の開いたものが見つかりますね。これは虫のしわざなのです。穴を開けて卵を産み付けているのです。その他にも、虫こぶ、葉についた白い線、茎についた泡など、様々な虫のしわざが紹介されています。森の中でこういったものを探すのも面白いですね。
読み物/小学低学年から
あっしはもしもし湾にすむ
カメ次郎ともうします
岩佐めぐみ 作、高畠 純 絵
偕成社 ¥1200
海を舞台に手紙を通して結ばれるすてきな友情を描いた物語の6巻目です。主人公はウミガメのカメ次郎。手先が器用で物作りの好きな彼は、自分の作ったものを売る店を始めることに。そこで、宣伝のチラシを大量に郵便屋さんに配ってもらったのですが、なぜかお客さんがさっぱり来ません。これはいったいどういうことなんでしょう? その訳とは…。
読み物/小学高学年から
ジャノメ
戸森しるこ 作、牧野千穂 絵
静山社 ¥1200
動物園で暮らすクジャクのピーコは、ひきこもりのピーコと呼ばれ、決して小屋から出ようとしません。それには深い訳があるのですが、誰も知る由がありませんでした。現在の話と過去の話が交互に語られ、ピーコがひきこもりになった理由が次第に明らかにされていきます。少し辛口な、でも最後には心が温かくなる感動のファンタジーです。
絵本/3〜4歳から
ポッポポーン
たまむら さちこ 作、絵
白泉社 ¥1200
あおぞら組の今日のおやつは、先生が子どもたちの目の前で作ってくれるポップコーン。ポンポンと勢いよくはぜてポップコーンの出来上がり。でも、お皿にちゃんとはぜなかったものがポツンと残っていました。「これポッポポーンのたねじゃない?」。みんなはそれを庭に蒔きました。すると次の日…。想像力がどんどんふくらむ楽しい絵本です。
絵本/4〜5歳から
チリとチリリ よるのおはなし
どい かや 作、絵
アリス館 ¥1200
夕方、森の方からおはやしが聞こえてきたので、チリとチリリの二人は自転車に乗って出かけて行きました。森の入り口にはドリンクスタンドがあって、黒猫がおつきみドリンクを振舞っていました。それを飲んだ二人に、しっぽやひげが生えてきて…。なんとも不思議な森の一夜のお話、柔らかい色調で描かれた絵本。シリーズ第8作です。
絵本/4〜5歳から
オニのサラリーマン じごく・ごくらく運動会
富安陽子 文、大島妙子 絵
福音館書店 ¥1400
天高くオニ肥ゆる秋? 今年もやってきました、恒例の地獄vs極楽の運動会。地獄のオニたちと極楽の仏様たちの真剣勝負に火ぶたが切って落とされました。玉入れ、綱引き、騎馬戦と競技はオーソドックス。でも、出ている方々は超個性的。はてさて、どんな戦いになることやら。人気シリーズ第4弾です!
読み物/小学低学年から
キダマッチ先生! 6 先生 ヘソを曲げる
今井恭子 作、岡本 順 絵
BL出版 ¥1300
のんびりと朝ごはんを楽しんでいたカエルのキダマッチ先生。そこにやってきた今日最初の患者さんは一日中花の蜜を集めて羽を痛めたミツバチでした。その次にやってきたのはヘビ。脱皮した皮がきれいに取れないとのこと。早速診察した先生ですが、ヘビのいやーな視線を感じて…。さて、キダマッチ先生はどうなっちゃう?
絵本/小学低学年から
パイロット マイルズ
J. バーニンガム & H. オクセンバリー 絵、B. サラマン 文
BL出版 ¥1500
2019年に亡くなったバーニンガムさんの最後の絵本です。病床にあった彼は最後まで仕上げることは出来ず、妻のオクセンバリーさんに託しました。彼のスケッチとイラストも使われ、バーニンガムらしさを残しつつ、でもいつもの彼の洒脱なユーモアというより感動的な美しいストーリーになっていて、様々な思いが胸に湧いて来ます。
読み物/小学高学年から
黄色の夏の日
高楼方子 作、木村彩子 画
福音館書店 ¥1800
中学の美術部に所属する景介はスケッチする場所を探すうちに不思議な雰囲気を持つ洋館を見つけました。ふとしたきっかけで、そこに住む老女と言葉を交わし、家の中へと招き入れられた景介。その庭で彼が見かけたのは美しい一人の少女でした。そして、彼にとって不思議なひと夏が始まるのでした。一体少女は誰なのか? 実在するのか? 謎に包まれた物語から目が離せなくなります。
絵本/5〜6歳から
いちにちだじゃれ
ふくべあきひろ 作、かわしまななえ 絵
PHP研究所 ¥1400
だじゃれって面白いよな〜、なんか言いたくなっちゃうんだよな〜。そうだ、僕もだじゃれになってみよう! ネコがねころぶ、ハエがはえ〜、トイレにいっといれ、うふふ、だじゃれは言うのも面白いけど、なってみるのも面白いな。大人気のいちにちシリーズに新刊登場しました。あなたはどんなだじゃれになってみたい?
絵本/4〜5歳から
れいちゃんの きせつのせいかつえほん
すとうあさえ 文、高橋和枝 絵
のら書店 ¥1500
れいちゃんは、お父さんお母さん、妹の四人家族です。れいちゃん家族の一年を通しての生活を描きながら、季節の行事を分かりやすく紹介していきます。自分のごくごく身近にある小さな自然の中にも四季はあり、それに触れることで感性は育っていく、そんなことを気づかせてくれる絵本です。
絵本/4〜5歳から
ふしぎな月
富安陽子 文、吉田尚令 絵
理論社 ¥1500
夜空に不思議な月がのぼりました。月の光をあびて、虫たちは妖精になり、魚たちは夜空へのぼり、月の下を泳ぎ回ります。そして、眠っていた赤ちゃんも目を覚まし、夜空を飛び回ります。この不思議な月の光は地球の隅々を照らします。この世が、人々が闇に沈まぬように。不安な世の中に差し込む一筋の光のような暖かさを持つ絵本です。
絵本/小学高学年から
街どろぼう
junaida 作、絵
福音館書店 ¥1500
ある大きな山のてっぺんに巨人が一人で暮らしていました。巨人は長い間一人きりでさびしく暮らしていました。ある日、ふもとの街に降りて行き、家を一軒盗んで、自分の住む山のてっぺんに運びました。その後、巨人は次々とふもとの家を山に運ぶのですが、さびしさは募るばかりで…。『の』『Michi』で独特の世界を描き出した作者の新刊です。
絵本/小学低学年から
ぼくは川のように話す
J. スコット 文、S. スミス 絵、原田 勝 訳
偕成社 ¥1600
この絵本の作者は、子どもの頃吃音があり、うまく話せず、辛い思いをしていたそうです。そんな時、お父さんが川へ連れて行き、「ほら、川の水を見てみろ、あれがお前の話し方だ」と言ったことばがとても彼を勇気づけたようです。流れのままに、自分のままに。そうあることが大切だと優しく教えてくれる絵本です。
写真絵本/4〜5歳から
きのこ のこのこ ふしぎのこ
白水 貴 監修
ひさかたチャイルド ¥1300
きのこは好きですか? しいたけ、しめじ、えのきだけ、まいたけ、いろんな種類のきのこがありますよね。この絵本では、そういった身近なきのこから、野生のきのこまで、どんな風に育って、どんな風に殖えていくかなど、きのこのあれこれを詳しく紹介しています。これを読んできのこ博士になろう!
絵本/4〜5歳から
はげたかのオーランドー
T. ウンゲラー 作、こみやゆう 訳
好学社 ¥1600
メキシコに住むはげたかオーランドーは、ある日、倒れている男性を見つけました。持ち物を見てみると家族の写真が。これはなんとかしなければ。いろいろな人に聞いてみると、男性はアメリカに家族がいることがわかり、オーランドーはアメリカまで飛んでいくことに! 無事家族の元へ行くことができるのでしょうか? 50年近く前に出た絵本の初邦訳です。
絵本/4〜5歳から
ほらふきカールおじさん トルコへいく
斉藤 洋 作、高畠 純 絵
講談社 ¥1500
カールおじさんは、いろんな国に行って信じられないような冒険をたくさんしています。でも、おじさんの話はあまりにも凄すぎて、聞いた人は、ほら話なんじゃないの?なんて思ってしまいます。でもおじさんは今まで一度もほらをふいたことがないのが自慢だとか。前回はロシアでしたが今回はトルコ。またまたまさかの連続。でも本当なんだって…??
写真絵本/4〜5歳から
学校が大好き アクバルくん
長倉洋海 写真、文
アリス館 ¥1400
アクバルくんはアフガニスタンの山の中にある小学校に通う男の子です。険しい道を1時間以上かけて歩いて来る子もいます。アクバルくんの学校に通う生徒はみんな学校が大好き。とびきりの笑顔で集まります。勉強だって一生懸命。先生の言うことを真剣に聞いている様子が写真から伝わってきます。こんな風にみんなが笑顔で通えるのは平和な証拠。こんな日が続いてほしいです。
読み物/小学低学年から
トムと3時の小人
たかどのほうこ 作、平澤朋子 絵
ポプラ社 ¥1380
僕はある日、お母さんと一緒に小さなアンティークショップに行ったんだ。そこで一冊の本がぼくの目にとまった。赤い表紙で、金色のくるくるした文字で「トムと3時の小人 下」って書いてあった。なんとなく読みたいって思ったけど、お母さんが急に帰るって言い出して…。一冊の本と少年をめぐるちょっと不思議な物語です。
読み物/小学中学年から
妖怪一家の時間旅行
富安陽子 作、山村浩二 絵
理論社 ¥1300
ある夏の新月の夜、妖怪一家はお弁当を持って岩戸平にピクニックに行くことにしました。目的地に到着した一行はさっそくお弁当を広げ、さあ食べようとしたところ、おにぎりが転がって地面に開いた小さな穴に落っこちて、それを追いかけたやまんばおばあちゃんも穴の中に。さあ大変、どうなるおばあちゃん! 人気シリーズの10巻目の登場です。
読み物/小学中学年から
ここではない、どこか遠くへ
本田有明 作、みなはむ 絵
小峰書店 ¥1400
小学6年の夏、同じような家庭環境、同じような悩みを持つ同級生4人は、自分たちだけでそれぞれが思う「夢の場所」へ出かけようと計画を立てました。北陸のとある街を出発し、東京、千葉、松島、そして富士山に名古屋。子どもだけのどきどきわくわくの3泊4日。果たしてどんな旅になるのか…。夏休みにぜひ読んで欲しい一冊です。
絵本/2〜3歳から
だれのじてんしゃ
高畠 純 作、絵
フレーベル館 ¥1200
高畠純さんの初期の代表作で、三四郎店長のCDでも人気の絵本。ヘンテコな自転車が次々と出てきて、どんな動物の自転車かな?と推理する楽しい絵本です。
絵本/4〜5歳から
わたしのかみがた
樋勝朋巳 作、絵
ブロンズ新社 ¥1300
私はちょっと変わった髪型をしています。でも、こうなるまでにはいろいろあったのです。髪を長く伸ばしていろんな色に染めてみたり、短くしたり…。パーマをかけたらもじゃもじゃになっちゃって、ショックだったけど、小鳥が私の髪の毛に止まってくれたの。自分らしく、自分の好きなようにどんな髪型だっていいんです。そんなメッセージがこめられた絵本です。
絵本/4〜5歳から
ドン・ウッサ グッスリだいぼうけん!
キューライス 作、絵
白泉社 ¥1200
人気シリーズ第3弾。うさぎの親分ドン・ウッサは寝る前にコーヒーをたっぷり飲んでしまったのでなかなか眠れません。子分のうさぎたちはなんとかして親分に眠ってもらおうとあの手この手を考えます。ゆりかごを作ったり、綿あめでベッドを作ったり、野原で寝たり…。果たして親分は無事眠りにつけるでしょうか?
写真絵本/4〜5歳から
みてみて! クオッカ
福田豊文 写真、なかのひろみ 文、埼玉県こども動物自然公園 監修
ほるぷ出版 ¥1400
クオッカは口角が上がっていて、にっこり笑ったみたいに見えるので、世界一幸せな動物と言われています。元々はオーストラリアに住む動物で、日本では埼玉県の動物園にいます。そのクオッカの生態を詳しく紹介してくれるのがこの本です。幸せそうなクオッカたちに癒されてください。
絵本/4〜5歳から
お月さんのシャーベット
ペク・ヒナ 作、長谷川義史 訳
ブロンズ新社 ¥1400
ものすごく暑い夜のこと。何やらぽたぽたと音がします。その音に気づいたおばあちゃんが外を見てみると、なんとあまりの暑さにお月さんが溶け出していた。おばあちゃんはたらいを手に外に出てお月さんのしずくを受け止めて部屋に戻ると、それでシャーベットを作ったのです。『天女銭湯』などの作者の新刊です。
読み物/小学中学年から
正吉とヤギ
塩野米松 文、矢吹申彦 絵
福音館書店 ¥1400
南の島に暮らす6歳の正吉の元に子ヤギがやってきました。父も兄も戦場へ行き、母は出稼ぎに行っていて寂しい思いをしていた正吉は大喜び。祖父と共にヤギの小屋を作ったり、散歩に連れて行ったりと懸命に世話をしました。しかし、平穏な日々に戦争の影は忍び寄り、正吉は集団疎開へ行くことに…。作者の静かな怒りが込められた渾身の物語です。
レシピ本/大人向け
スパイスカレー新手法
水野仁輔 著
パイインターナショナル ¥2000
夏です。カレーです。カレーと言えば市販の固形ルーを買ってきてという方が多いと思いますが、たまにはふんだんにスパイス使って本格的に作ってみたいと思いませんか? そこでお役に立つのがこの本。なんだか難しそう? いえいえ大丈夫。案ずるより生むが易し。あなたもスパイスカレーに挑戦してみませんか?
絵本/3〜4歳から
もりの100かいだてのいえ
いわいとしお 作、絵
偕成社 ¥1200
森の近くに住んでいるオトちゃんは見たことのない花を見つけました。その花からきれいな音が聞こえたので、オトちゃんはどんどん森の奥へ。すると、一本の大きな木にたどりつきました。その木には扉があってオトちゃんは中へと。そこはいろんな動物が暮らす不思議な木なのでした。人気シリーズの第5弾です。
絵本/4〜5歳から
どんめくり
やぎたみこ 作、絵
ブロンズ新社 ¥1400
カツ丼、もりそば、カレーライス、ページをめくるとどんどん出てくる美味しそうな食べ物。この絵本、ページが上下に分かれていて、それをめくると、たぬきライス、かっぱ丼、おにそばなど、不思議な食べ物になります。組み合わせはなんと241種類。食べ物以外もいろいろ登場します。
絵本/5〜6歳から
ぼくのがっこう
鈴木のりたけ 作、絵
PHP研究所 ¥1300
朝起きて、用意をして、さあ学校へ出かけましょう。でもいつも同じ学校じゃつまらない。たまには違う学校へ行ってみたいな。たとえば入口に滝のある学校や、廊下が全部ぐにゃぐにゃになってる学校。机も椅子もいろいろあるほうがいいな。たまには生徒が先生やるのも悪くない。あなたはどんな学校がいいかな? 探し絵も楽しい人気シリーズの最新刊です。
読みもの/小学低学年から
すてきなひとりぼっち
なかがわちひろ作、絵
のら書店 ¥1500
少しだけクラスで孤独な思いを抱えていた男の子。誰かに言いたいけど言えない。そんな気持ちを引きずりながら家に帰ると、家には誰もいない。さらに落ちこむ男の子。でも、意を決して商店街へお母さんを探しに行くと、次々いろんな人が男の子の周りに集まってきて、声をかけてくれました。人と人とのつながりは孤独な時ほど身にしみてくるものです。
読みもの/小学高学年から
チョコレートのおみやげ
岡田 淳 文、植田 真 絵
BL出版 ¥1500
私は休みの日にお母さんの妹のみこおばさんと神戸に遊びに行き、お母さんにチョコレートを買った。同じものをもう一つ買って公園のベンチでおばさんと食べたその時、「時間がとけていくみたい」と言ってからおばさん不思議な話を始めたのだった…。一人の男とにわとりのちょっと切ない物語をどうぞお楽しみください。
絵本/小学高学年から
アインシュタイン
時をかけるネズミの大冒険
T. クールマン 作、金原瑞人 訳
ブロンズ新社 ¥2500
楽しみにしていたチーズフェアに行くためスイスのベルンまで出かけた一匹のネズミ。着いてみるとなんと会場は空っぽ。1日日にちを間違えてしまったのです。「昨日にもどることはできないか」必死に考えるネズミは、時計屋や著名な科学者が働いていたと聞いた特許局などを回り、なんとものすごいものを発明してしまうのでした。それはいったい? 時空を超えた壮大な物語です。
絵本/3〜4歳から
なあなあ、あそぼ〜!
さいとうしのぶ 作、絵
岩崎書店 ¥1300
ひろわれてきた子ネコ。そこの家の女の子ととても仲良し。でも、女の子が大きくなるにつれ、だんだん遊んでもらえなくなり、ある日、遊んで〜とまとわりついた時に、間違えて女の子をひっかいてしまいました。ネコは自分がやったことに驚いて家出をすることに。知り合いになったネコにネコの国へつれて行ってもらうのですが…。ちょっぴり切ないお話です。
絵本/3〜4歳から
あきらがあけてあげるから
ヨシタケシンスケ 作、絵
PHP研究所 ¥1000
ぼくはくやしい。チョコが食べたいのに、ぼくは袋を開けられない。どうひっぱっても開かない。だから、くやしいけどお母さんに頼むしかないんだ。よし、ぼくは大きくなったら、いろんなモノを開けられる人を目指すんだ! 小さな男の子の、自分でやりたい、でもできない、というジレンマをユーモラスに描いています。大人気ヨシタケさんの新刊です。
絵本/5〜6歳から
ふまんばかりのメシュカおばさん
C. チャップマン 作、A. ローベル 絵、こみやゆう訳
好学社 ¥1600
昔、ヘーマーという村に毎日毎日不満ばかり言っているメシュカというおばさんが住んでいました。誰と会っても、家のこと、息子のこと、口をついて出るのは不満不満! そんなある日、朝起きたメシュカの舌がちくっと痛みました。それから、メシュカの身に次々と恐ろしいことが起こり…。さて、メシュカの運命やいかに!
絵本/3〜4歳から
よるがやってくる
下田昌克 作、絵
こぐま社 ¥1200
今日からぼくは一人で寝るんだ。だ、だ、だいじょうぶ…。こ、こ、こわくなんかない…。さあ、寝るぞ! 部屋の中になんかいそうな気がするけど、ぎゅっと目をつぶれば、だいじょうぶ、こわくない、こわくな…。やっぱりこわい! 初めて一人で寝る夜の子どもの心理を描いた絵本です。大人でもたまに怖い時ありますよね(笑)
絵本/小学低学年から
動物なぜなに質問箱
答える人 小菅正夫、絵を描く人 あべ弘士
講談社 ¥1600
元旭山動物園園長と元旭山動物園飼育係のお二人が、動物に関する子どもたちのユニークな質問に言葉と絵で答えていきます。例えば、パンダはどうして白黒なの? 動物にも性格の違いはあるの? 動物はどうやって寝るの? などなど。とても詳しく、そしてわかりやすく説明してくれています。あべさんの絵も理解の手助けになっています。親子で読むのも良いですね。
絵本/小学中学年から
火の鳥ときつねのリシカ
木村有子 編、訳 出久根育 絵
岩波書店 ¥800
ヨーロッパのほぼ中央に位置するチェコは今でも昔話が人々の生活の中に息づいているそうです。クリスマスプレゼントに昔話の本をあげたり、イブの夜は家族で昔話の映画を観るのが習慣だそうです。そんなチェコの昔話24話が収められたこの本。チェコに暮らしたことのある木村さんが選び、チェコの首都プラハ在住の出久根さんが絵を描きました。不思議なお話がいっぱいです。海外に行けない今、お話から少しでも異国情緒味わってみませんか。
絵本/3〜4歳から
ありえない!
E. カール 作、A. ビナード 訳
偕成社 ¥1600
表紙をご覧ください。バナナからひよこ?ありえない! ではページをめくって。うさぎの手品師がシルクハットから取り出したのは、人間の男の子?ありえない! ページをめくると次々現れるありえない出来事に頭が混乱してしまいそうです。何が起こるか分からない世の中、ありえないことがありえるかも?
絵本/3〜4歳から
パンどろぼう vs にせパンどろぼう
柴田ケイコ 作、絵
角川書店 ¥1300
人気の「パンどろぼう」に続編登場です。世界中のおいしいパンを探し求め、盗んできたパンどろぼう。今ではすっかり改心して立派なパン職人になり、毎日おいしいパン作りに励んでおりました。ところが、そのパン泥棒が働くパン屋にも泥棒が現れるようになり…。さて、無事泥棒はつかまるのでしょうか?
絵本/5〜6歳から
なんでもない
鈴木のりたけ 作、絵
アリス館 ¥1500
女の子がカラスを見て言いました。カラスって黒くてみんな同じ色でつまらなそう。人間はいろんな色の服を選べるから幸せよねって。ほんとにカラスはみんな黒でつまらないのかな? 他人からどう見られても、自分がいいと思えば、それでいいのだよということをわかりやすく面白く教えてくれる絵本です。
写真絵本/4〜5歳から
たけのこ なんのこ?
野中重之 監修
ひさかたチャイルド ¥1300
春のお楽しみ竹の子。ゆで竹の子は年中あるけれど、生の竹の子はこの時期しかお目にかかれません。皮むいて、灰汁抜きして、手間はかかるけど、美味しさは格別。でも、この本は食べるお話ではなく、植物としての竹の子のお話。どんな風に育つのか、皮は何枚あるのか、など様々な角度から竹の子に迫ります。
絵本/5〜6歳から
かえるのごほうび
木島 始 作、梶山俊夫 レイアウト
福音館書店 ¥1400
この絵本の元は、鳥羽僧正が描いたとされ、京都の高山寺に伝わるいる国宝「鳥獣戯画」です。実際の絵には言葉は一切書かれていません。お話は全て木島始さんの創作です。実に生き生きと、そして大らかに動物たちが描かれています。今から800年も前に描かれたものとはとても思えません。人と動物たちは今よりもっと境界なく接していたのかも知れませんね。
エッセイ/大人向け
草木鳥鳥文様
梨木香歩 文、ユカワアツコ 絵、長島有里枝 写真
福音館書店 ¥2900
「母の友」に紡がれたエッセイを一冊にまとめたこの本。布張りの装幀で箱入りです。それだけで本と対面する時に背筋がスッと伸びる気がします。引き出しの底に鳥の絵を描くという創作活動をされているユカワさんのまるで写真のような絵と描かれた鳥や植物にまつわる梨木さんの文章。ため息が出るほど美しくゆっくりページを繰りたくなります。大人の贅沢な癒しにぴったり。